Wantedlyというシゴト交流サイトがあります。2012年2月から開始されているこのサービスは「ちょっと話を聞いてみよう」と興味のある会社を訪れることのできる機能があったりと従来の求人サイトとはちょっと違う感じのサイトです。ブランディングやマッチングをソーシャルをベースとした、ゆるいつながりの中でマッチングをするプラットフォームという解釈でいいでしょうか。そのウォンテッドリーから新しくWantedly Peopleという名刺管理アプリが出ました。(現在iPhoneのみ対応)→Androidも出ました!
15秒でまとめると
- Wantedlyから新しい名刺管理アプリが出ました
 - 10枚までの名刺を一括取り込み、その場でデータ化
 - 名刺データにWantedlyデータが追加されデータが拡充される
 
Sansanエイト危うし名刺10枚を一括撮影即データ化が便利すぎ
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これすごいです。いままで、名刺管理というと名刺をカメラで撮影してOCR(文字認識機能)でテキスト化したり、松重豊の「はやくいってよ〜」のCMのSansanの名刺管理「エイト」のように人が裏にいて名刺を人が見て入力するという労働集約タイプの名刺管理サービスがありましたが、一枚一枚カメラで撮ること自体がとても面倒な作業でした。
このアプリは違うんですよね。一気に10枚までの名刺を認識し、その場でデータ化します。このアプリのポイントは以下です。
- 10枚までの名刺が一回の撮影で取り込める
 - その取り込みデータは一枚ずつにわけてその場でデータ化される
 - Wantedly利用者のデータは社歴や学歴が追加補完される
 
AI搭載したカメラ機能でどれが名刺なのかを認識し、一気に取り込みデータ化するのに3秒程度。驚きの速度、かなり速いです。今まで私はSansaの名刺管理アプリ「エイト」を利用していましたが、これなら名刺の取り込み自体がまとめてできるので、乗り換える手間もそれほどかからないですし、人工知能ってすごいねーなんていいながら写真を撮って取り込みをすれば、あっというまに乗り換えられてしまうという、おそろしいレベルでよくできています。
現在、iOS版がリリースされています。ちょっとびっくりな名刺認識の速さなのでためしてみてください。くせになって、どんどん取り込んでしまいます。
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Wantedly Peopleの主な機能

人の個人情報を集めるって企業にとってはすごく重要な事ですので、名刺管理アプリ進出ってすごい戦略だなぁと思いつつも、人は便利機能に巻き込まれていくんですね。
- スマホで複数枚の名刺を読み込み
 - 人工知能がその場で文字を認識してデータ化
 - Wantedlyのプロフィールと連動
 - 連絡先一覧ですぐに人を検索可能
 - テキストメッセージを送受信
 - アプリの連絡先からすぐに、電話やメールを起動
 - オンラインでの名刺の貸し借り
 
人工知能を搭載したOCRにより即データ化
OCR技術で名刺に記載されている情報を読み取り、名刺交換したその場で名刺がデータ化されます。またAI機能があるらしく、精度がどんどん上がるらしいです。1枚、4枚、6枚、10枚でテストしてみましたが、6枚くらいから読み込んだ名刺の画像が荒くなっていたようなので、少し認識精度が落ちたものがありました。
これは人が手で入力するSansanとは違うので仕方ないことですが、10枚でやるよりは6枚までくらいの単位でカメラで読み込んでいくと相当早く取り込めるなと感じました。100枚読み込みでも5分ちょっとくらいしかかかっていないですね。
Wantedly Peopleのちょっと気になる機能と注意点
Wantedlyのプロフィールと連動

 Wantedlyのプロフィールを持っていると自動で連携して、名刺だけの情報ではなく、更に追加で職歴や会社のURL、学歴などが追加されます。ちょっとこれには注意が必要かなという感じです。当然、Wantedlyのサービスなのでそういう連携はあるのですが、不用意に職歴、学歴がさらされる場合がありますので注意が必要です。Wantedly上のデータで載せたくないデータは削除しておきましょう。
オンラインでの名刺の貸し借り
読み取った名刺をメールやチャットで簡単に他の人に共有できる機能です。
共有したリンクは時間が経つと使えなくなるので、情報漏えいのリスクもありません。
とアプリの説明には書いてありますが、名刺を全く関係ない第三者に貸したりするのって、紙であってもデータであっても個人情報管理観点であまり望ましいことではないように思います。本人の知らないところで「勝手に」データが共有されるのはよくないので、ここらへんの使用については、使っている人のリテラシー、モラルが問われるところとなるのではないでしょうか。
爆速名刺取り込みのWantedly People
Sansanの牙城を崩せるかは、爆速取り込みで一気にユーザーを取り込み、さらに法人側への導入促進が鍵となりそうですね。ぜひ使ってみてください。名刺管理アプリの名刺取り込み機能が圧倒的に速く、精度が高くなっていますよ。



