iPhone7のデリバリーが開始されましたね。さっそくわが家にもiPhone7 SIMフリーの「ブラック」128GBが到着しました。今回のモデルチェンジではカメラ性能がよくなった、耐水性(完全防水じゃないです)が上がったとかはあるんですが、普段から使うものの大きな変更点としてイヤホンジャックの廃止があります。旧来からあるものの廃止ですからインパクトが大きいのですが、昔からアナログ接続だったものがデジタル接続になるので、今後さまざまなメリットが出てくるでしょう。ハイレゾ対応なんかがもてはやされていますが、今後、たとえばノイズキャンセリングがアプリで調整できてさらに進化とか、デジタルなメリットが活かされる時代に突入するんでしょうね。
Airpods、BeatXもついに発売され、ワイヤレスイヤフォンはアツいです!
イヤホンジャック廃止iPhoneのイヤホン探し
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とはいえ、「今」イヤホンどうするんだよという話はありますので、実際に利用しているもの、これからのオススメ、気になっているものを紹介したいと思います。
 
iPhone7/iPhone 7Plusでは、ライトニング/Lightning直刺し接続の「EarPods with Lightning Connector」(今回からプラスチックケースは廃止)が付属していますから、とりあえずは音楽は聴けるし「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」単体購入可能という既存のイヤホン、ヘッドフォンをアナログ接続できるアダプタも付属していますのでこれを使えば、今持っているお気に入りのイヤホンもそのまま使えます。写真はオーディオテクニカ ATH-CKR5、ミドルクラスとしてはかなりいい音でコスパのいいイヤホンです。
アダプターを試してみましたが、iOS10以上でないと認識されないこと、音はイヤホンジャックを通した時よりも大きくなるが、特に音質向上はないと感じました。972円でDAC(デジタルからアナログ変換機)内蔵ということもないのでただのアダプターなのでしょう。
高音質で聴くにはどうしたらいいのか
iPhone7/7Plusではイヤフォンジャックが廃止されていて、イヤホン接続はの2つの方法しか使えなくなりました。
Lightning接続のイヤホン、ヘッドフォン
有線接続のイヤホンはこの方法しかありません。端子をLightningからアナログに変換するのですが、デジタル接続とは程遠いアナログ接続ですね。
Bluetooth接続のイヤフォン、ヘッドフォン
いかに音質劣化なくデジタル接続ができるかが重要です。現在いい音で聴けるイヤフォンジャックではなく、Lightning接続、Bluetooth接続可能なイヤホン、ヘッドフォンを考えてみたいと思います。ちなみにビックカメラ池袋本店の販売員オススメのハイレゾ対応イヤフォンは1位 Radius HP-BKS21、2位 SONY MDR-EX750 h.ear in、3位 Audio-technica ATH-CKR70でした(2016年9月17日現在)。
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高音質Lightning接続イヤホン、ヘッドフォン選び おすすめ
現時点でLightning接続のイヤフォンはあるけど、ヘッドフォンというのはあまりないんですね。よくよく考えてみるとiPhoneのみに接続ができるヘッドフォンというと用途と利用シーンが限定されるのでそれほど増えないかもしれませんが、iPhoneの台数を考えると一気に対応品が増えるところかもしれません。
1位 Radius HP-NHL11R Lightning Inner ear headphones
Radius HP-NHL11R Lightning Inner ear headphones、19,000円程度とお高いですが、ビックカメラさんも1位でイヤフォンジャックのものをオススメするレベルですし、売り場でつけてみたところイヤフォンの遮音性も高くもともと良い製品ですので、Lightning版でも期待できます。実際に視聴したところ、かなりクリアに聴こえますし、音圧が増しておりこれは満足できる製品でした。
2位 サンワダイレクト 400-HPL001SV
iPhone iPad iPhone7/7Plus対応のライトニングコネクタ MFi認証のサンワライレクトのイヤホン。手元リモコン付 9mmドライバー、色もシルバーでキレイです。サンワダイレクト 400-HPL001SV 6,980円。比較的お手頃価格です。
DAC内蔵(当然ですがデジタルデータをアナログに変換する機能がついています「Digital to Analog Converter」の略で、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路のことです。
 DACの精度が高いほど繊細な音を表現できます)、アンプ内蔵でポータブルアンプ不要のオールインワン。iPhone純正同様リモコン機能付きですがマイク機能はないようです。
3位 DIGNITYライトニングイヤホン
DIGNITY ライトニング イヤホン iPhone iPod iPad ハイレゾ対応、Apple MFI認証でマイク付きリモコンが付いているタイプ 12,800円
 こちらもD/Aコンバーターつきでリモコンはマイク機能もついていますので通話も可能となっています。
4位 リンクスインターナショナル IC-Earphone ICEP-LT-04
リンクスインターナショナル IC-Earphone ホワイト ICEP-LT-04 WH 6,500円位
 Amazonでは評価がわかれています。実際にビックカメラの展示品を聴きましたが、事前情報ではケーブルにテンションがかかると音が途切れるという話でしたが、そういったことは起こりませんでした。クリアで低価格のイヤフォンを今使っている方にはおすすめできる製品だと感じました。DAC、ポータブルアンプ内蔵です。
フィリップス Fidelio M2L
フィリップス Fidelio M2L Lightningコネクタ専用 密閉型ヘッドフォン ブラック DAC内蔵 M2 Lightning 18,000円 ヘッドフォンでLightning接続にしてしまうと、接続できる機器自体がかなり絞られてしまいますので、ヘッドフォンでライトニング接続はあまり普及しないかもしれませんね。
Lightning接続のデメリット
一方で、誰も言ってくれない(売りたいから?)けど、問題もあります。わざと言ってないのかな。「Lightning接続」=「充電しながら使えない」ということです。あたりまえですが、みんなさん、ここ重要です。ワイヤードなだけあり、音はいいのですが、この観点は避けて通れません。
なのでiPhone7時代にはBluetooth接続のイヤホン、ヘッドフォンもおさえておかないとですよ。
高音質Bluetooth接続イヤホン、ヘッドフォン選び
Bluetooth/Wirelessというとアナログ接続/Wire接続に比べて音が悪いですが、デジタル接続なわけで、そこら辺は接続技術で高音質を担保するわけです。現状のBluetoothのコーデック(音声圧縮変換の方式)については、接続品質順におおよそ SONY LDAC > Apple AAC = aptX > SBCということになり、aptXは主にAndroid端末での対応が多く、iPhone/iPadでは対応していない接続です。
 LDACは転送速度が速く多くのデータを送ることができハイレゾ相当になる技術ですが、残念ながらiPhoneには対応していません。よって現在、iPhoneではBluetoothでもAACコーデック対応のイヤホンを選ぶのがベストということになります。
Bluetooth接続のヘッドフォンの検討
Beats by Dr.Dre Solo2 Wirelessは7色展開、Apple子会社となったBeatsのヘッドフォン。現在使用していますがコンパクトで軽く重宝しています。軽く軽くつけ心地もやわらかく長時間のリスニングにも向いています。当然AAC対応ですが、aptX非対応ですのでAndroidユーザーはこれを選ばないほうがいいです。バッテリーが40時間持つようになったSolo3 Wirelessも登場、Apple Storeで購入可能です。
上位機種のStudio Wirelessはノイズキャンセリング対応で、下に紹介しているh.ear onに機能も大きさも近しいです。大きさもインパクトがあるのでファッションとして使うのにいいかもしれませんが、サラリーマンはずっと首にかけているわけにはいきませんので、Solo2 Wireless、Solo3 Wirelessがオススメです。
LDAC対応の「h.ear on (MDR-100ABN)」はAAC、aptXにもちろん対応しており、かつノイズキャンセリング対応とハイレゾ+ノイズキャンセリングという全部いりヘッドフォンになります。有線モデルもあります。カラフルで自分好みの色を選べますね。「h.ear on」がヘッドフォンで「h.ear in」がイヤホンです。いいネーミングですね。
もちろん有線接続ではいろいろいいヘッドフォンがあるのですが、お手頃かつBluetooth無線接続ができるというのが、今回のiPhone7登場で検討しないとならないことですので有線接続ヘッドフォンは除外しています。
Bluetooth接続のイヤフォンの検討

左右独立Bluetooth接続のApple Airpods 16,800円が出ますが、Appleが初なのではなく、左右独立Bluetooth接続というのは去年くらいからスタートアップ界隈で賑わっていた話題でした。
それにしても、Appleは新しい時代を変えるイヤホンの登場に、なぜ既存のイヤホンの形のままにしたのか疑問です。新しいものなのに既存のコードがあるようなデザインはいただけないし、コードがないのに下に伸びたようなイヤホン形状は耳から「うどん」が出ているような見た目になってしまっています。カナル型(耳栓タイプ)のものでないので、音漏れも気になります。
Beats BeatsXが2月10日ついに発売!
Beats Xはいいのですが、激似のワイヤレスイヤホンがJBLからもエントリー機種として激安で発売中 3,000円程度というとんでもない価格です。Soundpeatsなどもいいのですが、JBLという名前がいいという方にオススメします。
かなりのびっくり価格となっています。EARIN 超軽量・超小型タイプのワイヤレスイヤフォン EARIN 60001はKickstarterで話題になっていた左右独立のBluetoothイヤホンの先がけです。洗練されたデザインで耳栓感覚。ケースに入れて充電するタイプで、充電ケース自体もおしゃれ。
オンキョー/ONKYOから10月に発売になる左右独立のBluetoothイヤフォン W800BTにも期待できそうですね。この手の製品は今後どんどん増えていくと思います。

バングアンドオルフセンのB&O BeoPlay H5のレビューはこちらです。


ソニー製ドライバーを搭載した耳たぶを挟む新しいイヤホン、amibe(アンビー)


Zolo Liberty Ankerから左右独立 完全ワイヤレスイヤホンが発売!ゾロリバティー、これはかなりおすすめできます。


隠れた名機 激安ワイヤレスイヤホン Soundpeats Q12


SoundPEATS Q30 名作再び!Q12の後継として3,000円のBluetoothワイヤレスイヤホン!
ノイズキャンセリングは必要なのか
ノイズキャンセリングですが、イヤホンだと欲しいなという機能です。私の感覚ではそもそもヘッドフォンは耳を覆うものなので、周囲のノイズをキャンセルしなくても、音楽をかければかき消されて通常のリスニングではあまり気にならないのではないかというのが持論ですが、徐々にヘッドフォンにまでノイズキャンセリング機能は付いてきていますね。
ノイズキャンセリング機能付きは昔からイヤホンではソニーが頑張ってきた分野ですが、ワイヤレス、ノイズキャンセリング対応というとソニー製品がやはり多くオススメになります。
SONY ワイヤレスノイズキャンセリングレシーバー ブラックMDR-NWBT20N/B 7,980円とSONY カナル型ワイヤレスイヤホン ノイズキャンセリング Bluetooth対応 リモコン・マイク付 ブラック MDR-EX31BN/B 9,200円がお値段手頃です。
NWBT20NよりはEX31BNのほうが新しいのかな。
私自身は、先ほどのSolo2 WirelessとMDR-EX31BN/Bを現在併用しています。普段の電車通勤とオフィスでのノイズキャンセリングに役に立ってます。AIノイズキャンセリング機能により周りの音を気にならなくなる程度に消してくれます。特にオフィスでのエアコンの音や地下鉄電車の音などを低レベルにキャンセルし、音楽をかけると周りの音が気にならなくなるというものです。
マイクによる通話が必要な場合はEX31BNが良いと思います。付属のイヤホン(ノイズ測定用のマイクが付いている)以外を使うとノイズキャンセリングできませんが、ワイヤレスレシーバーとして機能します。充電しながらの利用ができない欠点がソニー・エリクソンのBluetoothレシーバー、MW600以来変わらずあるのですが、電池の持ちもよく快適です。
おまけ:今までのイヤフォンをDACを通して聞きたい
Lightning接続のDACで持ち歩けるサイズのものは、なかなかないですね、あっても電車で使うには大きいとか。最近買ったお気に入りのイヤホンがあるのであれば検討がいいと思いますが、iPhone7/iPhone7 Plusの購入を機に、Bluetooth、Lightning接続のイヤホン、ヘッドフォンの検討をしてみてはいかがでしょう。


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