Wi-Fiも普及しタブレットの活躍できる環境が整ってきています。iPadもいいけれど、ちょっと高い。そんなふうに思う方は多いと思います。Amazonの激安タブレット 第一弾Kindle Fire8GBモデル(Amazonプライム会員価格)に続き、第二弾となるKindle Fire HD8が発売されました。こちらに発売の記事は書いていますが、早速到着しましたので実機レビューしたいと思います。プライム会員価格 16GBモデルは価格は8,980円で、旧モデルが19,980円でしたから半額以下になっています。結論から言えば、一万円以下で買えるタブレットとしては最高品質であろうということです。
Amazon Fire HDタブレットは、初代FIRE HD 8が2015年9月の発売で、今回のモデルチェンジで2世代Fire HD8となります。
新型2020年 Fire HD 8が登場! iPad mini的な大きさになった!
Kindle Fire HD 8 2016開封 ベゼルが狭くなってよりタブレットらしく
Amazon Fire HDタブレット8インチの16GBモデルが価格8,980円(非会員価格12,980円)というと、かなり安い印象を受けますが、実際どうかということで、価格.comのタブレットPCのカテゴリを見てみました。タブレットPC全体で2,380機種、33,999円円までで194機種、16,999円までで53機種、8,999円までで14機種のタブレットがあります。16,999円までのカテゴリでは7インチがほとんどで高価格帯まで行かないとAndroid4.xが多いようです。
この手の8インチタブレットは「輸入ガジェットカテゴリ」でも紹介していますが、Android5.1.1 64bitベースのこの端末は国内で手に入るお買い得端末になるでしょう。
パッケージはFireタブレット7インチ同様に棚で吊るせるパッケージになっています。実際にアメリカではBestbuyの自動販売機でホノルル空港で吊るされて売っていました。開封、同梱物は写真のものがすべてで特段新しいものはありません。本体、簡単な説明書2部、MicroUSBケーブル、充電器5W(5Vx1A)です。必要なものはすべて入っています。
電源を入れると言語選択、WiFi設定、以前使っていたFireタブレットがあればそのバックアップからアプリ、ゲーム、設定、メール設定、ブックマーク、検索履歴などが復元されます。
操作系はFireタブレット同様です。向かって上部右から電源ボタン、MicroUSB端子、マイク、音量+ー、イヤホンジャックになります。右側にMicroSDスロットです。このスロットは200GBまでのMicroSDに対応します。
Kindle Fire KFFOWI からプラスチックの質感は大きく変わりませんが、左右のベゼルが7インチFireタブレットに比べてかなり薄くなったこともあり、より縦長感、タブレット感が増しています。心なしかディスプレイパネルへの指紋がつきづらくなったようです。持ち物としての満足感は高くなっていると感じます。
Kindle Fire HD 8のスペック それほど高くないが不便なし
今回のバージョンアップのポイントは以下3点ですが、ダウングレードになった部分もあります。価格は半額になっていますから、大事なところに投資したという理解でいいでしょう。
- 旧型のFire HD8は19,980円でしたが、半額以下8,980円に!
- ストレージは8GB/16GBから16GB/32GBに容量倍増
- メモリは1.5GBに容量増量
- 駆動時間12時間と50%アップ
PPIは据え置き189ppi
PPIというのは、ピクセルパーインチのことで1インチあたりどのくらいのピクセルが詰まっているかになります。1280*600の8インチなのでこの数字になるのですが、iPhone7/6の高精細ディスプレイが326ppiであることを考えると、見劣りする部分です。
フロントカメラは2MPへダウン、重さは30g増加。
カメラはAndoridタブレットの必要条件ですので、ついているだけです。もちろん撮影はできますが、iPhoneなどと比べるとかなり狭い範囲しか画角に入らないこと、画像に荒れが目立つことなど、実際に利用する人は少ない機能だと思われます。使わないので気にしないのですが、カメラを活用しようと思っている方は、ほぼ使えませんので、期待しないほうがいいです。
Dolby Atmos対応対応ステレオスピーカーは、動画再生時に会話も聴きやすく低音も多少出るため、タブレットによくありがちなシャリシャリした音にはなっていません。プライムビデオオフライン再生用に使ったりステレオはいいですね。
重量は、カタログ341g、実測の339gでしたが重いというようなことは全くなく、このサイズの端末として平均的か軽めに入ると思います。筐体に対してバランスの良い重さと感じます。
Kindle Fire HD 8のベンチマーク
ベンチマークソフトAnTuTuは私の環境では5%で停止してしまい、測定が不能となっていますが、搭載するMTK MT8163では30,000前後のスコア、Fireタブレット7インチが搭載するMT8127は25,000程度のストアといわれていますから、20%程度の性能向上となります。
ガジェット比較でよく使っているAnTuTuスコアは、30,000程度が予想されますので下の方から数えたほうが早いですが、動画再生、音楽再生、電子書籍、ゲームにすぐに影響が出るような遅さではありません。
ハイスペック好きな人には数値としては物足りないのですが、価格と用途を考えると十分なのではないかと思います。
Kindle Fire HD8のストレージ容量
私が購入したのはFire HD8インチタブレット KFGIWI 16GBです。画像ではバックアップからの復元分が入っていますが、システムで0.91GBを使っている以外が空容量と考えてよく、16GBに対して、11GB分は空いています。
Fireタブレット7インチでは本体8GBに対して、空き容量が5GB程度でしたから、Fire HD 8では、いきなり容量が足りないということもないと思いますが、Amazonプライムビデオのダウンロードなどダウンロードメインの利用を考えると64GBくらい(なんと今は1,800円程度で買えます!)を刺していれば不自由にはならないと感じます。現在はFire OSのバージョンが上がり、SDカードに保存できるデータは、アプリ、ゲーム、映画とTV番組、写真、さらにKindle本も保存可能となっています。
Kindle Fire HD 8ラインナップ
Fire HD 8 16GB12,980円→ プライム8,980円
Fire HD 8 32GB 15,980円→ プライム11,980円

4,980円という低価格なKindle Fireタブレットは5,000円未満の端末として価値があると思います。子ども用としても最適です。ただあと4,000円出せるのであれば、大人の動画端末として、Kindle Fire HD 8をオススメします。
Kindle Fire HD 8でAmazonサービスを使い倒す
この端末は購入時点で12,980円で買うのか、8,980円で買うのかという悩みがあると思いますが、Amazonプライムの会費を3,900円払って4,000円引きにしたほうが(実質100円値引)端末の楽しさを引き出せると思っています。
Amazonプライム会員連携こそが、この端末をもっとも輝かせる方法です。サービス連携が、ハードとソフトをつなげ特別なタブレットにしてくれます。
プライムビデオ、プライムミュージックなど無料で利用できるほか、通常の配送も無料になるわけなので、プライム会員に入って購入して損はないでしょう。あまり使わなければ会員をやめればいいだけなので、1年の総額で見ると会員になる方が安いですし、何よりFireタブレットが会員サービスを使うことを前提に設計されています。
OSの作りもホーム画面が、左から「最近のコンテンツ」「ホーム」「本」「ビデオ」「ゲーム」「お買い物」「アプリ」「ミュージック」となっており、Amazonのサービスに最適化されています。
最近はかなりFire対応のアプリが充実(Fire対応アプリ一覧をご覧ください)してきていてFireタブレットデビュー時よりも環境が変わったなぁという印象です。パズドラをはじめゲームアプリの充実は1年前からだいぶ進んでいます。
プライムビデオ自動ダウンロードにも対応
プライムビデオ限定の映像コンテンツが充実してきています。「モーツアルトモーツアルトインザジャングル」「ナイトマネジャー」などAmazonプライムビデオ独占コンテンツはもちろんですが、プライム会員であることでビデオサービスが無料となる特典は見逃せません。動画端末としてビデオ三昧な日々を送れますね。
オンライン動画サービス料金まとめ
Amazon:月301円 / 年3,611円
dTV:月500円 / 年6,000円
Hulu:月933円 /年11,196円
Netflix:月950円 / 年11,400円
オンライン動画サービスの各社の価格は上記のとおりで、それなりに見ようと思わないと一般的には払わない価格感です。プライム会員では、無料で動画サービスも観られ、Fire HD 8にダウンロードして持ち歩けるとなると、おまけで付いているサービスも、実はかなり活用できるものだと思えませんか。コンテンツが充実しているからこそオススメできるプライムビデオ+Fireタブレットの活用法です。
※Fireタブレット7など他の端末でMicro SDカードにダウンロードした動画は、端末が違うので再生できません。SDには入っていても認識しないので、改めてダウンロードしなおす必要がります。
さらに最近強化された、自動ダウンロード機能、On Deckにも注目です。On Deck(オンデッキ)という機能は、過去の視聴履歴や嗜好性によりオススメのビデオが選択され、自動でダウンロードされる機能。他のコンテンツをダウンロードした場合には、On Deckのビデオは自動で削除されるため、容量調整は必要ないというすぐれものです。自分の好みでレコメンドしてくれるので、あ、こんなのもあったんだと気づけるのは便利ですね。

Fire HD 8からはFire TV StickなどAmazonのSTBへ映像を送れます。セカンドスクリーンとしてテレビが利用可能となるので、Fire TV Stickとの組み合わせて使うのも便利です。
プライムミュージック
最新アルバムは無料ではありませんが、プレイリストをかけたりちょっと気になっていた曲を聴く、仕事やドライブ、勉強のBGM利用など、無料でできることは多く役立ちます。他の音楽サービス、Apple Music、Spotify、AWA、LINE MUSICなどに入っていないのであれば年会費に含まれているのでお得感があります。
この機能はPC、Macでもブラウザで利用が可能なので、家庭や仕事のBGMとして利用価値が高いです、。
Kindle本のSDカードへのダウンロードが可能
Fire OS 5.1.4より、Kindle本をSDカードにダウンロードできるようになりました。
Fireタブレット7インチのデビュー時には本体にのみしかダウンロードできなかったKindle本がSDカードに保存可能。容量を気にすることなくKindle本を保存できます。
これにより圧倒的に読書量が増えました。
Kindle マンガ本
マンガの閲覧にも威力を発揮! メイドインアビスなど最近は面白い漫画が多くなってきていますね!

カラーページが多いものは、kindleではなく、fireタブレットで見るのがオススメです。
Kindle Unlimitedが開始
別料金サービスになりますが、月額980円の定額制 Kindle本読み放題サービス「Kindle Unlimited」もはじまり、雑誌・書籍の読み放題が身近なものになってきています。両面見開きレイアウトで見るには、Fire HD 8インチタブレットは便利です。7インチだと小さい、10インチだと持ち運びが面倒という絶妙なサイズ。有料ですが本を通勤・通学で読む人にはオススメです。

Amazon Kindle Fire HD周辺機器も増えてきてます
PORTER タブレットケース 6〜7インチ、8-8.9インチタブレット用と、ポーターの吉田カバンまでが現在はタブレット用のバッグもつくる時代です。お風呂に便利な防水袋とかも、のんびりお風呂には必要ですね。
Amazon Kindle Fire HD タブレットの総比較
もう一度おさらいしておきましょう。現行機種は3機種となり格安なKindle Fire、コスパのよいFire HD 8。10インチが欲しい場合を除き、現在は下位2機種がお得感がある状態です。
![]() Kindle Fire | ![]() 新型 FireHD8 | 旧型 FireHD8 比較用 | ![]() FireHD10 | |
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価格 | 8,980円〜 Prime 4,980円 | 12,980円〜 Prime 8,980円 | 19,980円 | ¥29,980円 |
サイズ | 191x115x10.6mm | 214x128x9.2mm | 214x128x7.7mm | 262x159x7.7mm |
重量 | 313g | 341g | 311g | 432g |
ストレージ | 8GB/16GB | 16/32GB | 8/16GB | 16/32GB |
ディスプレイサイズ | 7インチ | 8インチ HD | 8インチ HD | 10.1インチ HD |
解像度 | 1024×600 171ppi | 1280×800 189ppi | 1280×800 189ppi | 1280×800 149ppi |
カラー | ブラック | ブラック | ブラック ブルー オレンジ ピンクパープル | ブラック ホワイト |
OS | Fire OS 5 | Fire OS | Fire OS 5 | Fire OS 5 |
オーディオ | モノラルスピーカー マイク | Dolby Atmos、 デュアルステレオスピーカー マイク | Dolby Atmos、 デュアルステレオスピーカー マイク | Dolby Atmos、 デュアルステレオスピーカー マイク |
microSD | 200GBまで対応 | 200GBまで対応 | 200GBまで対応 | 200GBまで対応 |
カメラ | フロントカメラ+2MPリアカメラ | フロントカメラ+2MPリアカメラ | フロントHDカメラ+5MPリアカメラ | フロントHDカメラ+5MPリアカメラ |
Wi-Fi | シングルバンド | デュアルバンド a/b/g/n/ac | デュアルバンド a/b/g/n/ac | デュアルバンド a/b/g/n/ac |
バッテリー | 7時間 | 12時間 | 8時間 | 8時間 |
micro SDが200GBまで対応(SandiskのUltraシリーズが200GB)です。全機種、200GBまで対応になっており、Kindle Fireタブレットも200GBまでと対応表が書き換えとなっています。現実的には価格の安い64GB、128GBくらいのマイクロSDを使うのが、お手頃かつコスパがいいところになるでしょう。
2年間の事故保証プランは2年2,160円になります。1年は1,680円、3年は2,780円なので丁度いい値付けですね。心配症な方、落として壊しやすい方は、あわせて入っておくといいかもしれません。落下・水濡れ等の保証でカバー範囲は、バッテリーの劣化を含む自然故障に加え、落下・水濡れ等の事故も対象の安心なプラン。保証対象内の故障はすぐに代替品を発送、修理とはなりません。(保証開始日から60日以内のキャンセルは全額返金)
その他、Fire HD8用のアクセサリーも販売が開始されています。純正カバーなども出はじめていますよ。
Amazon Fire HD 8を安く買う方法
すでにプライム会員の場合は話が早いです。「FIREHD8PRIME」とAmazonギフト券・Amazonショッピングカードまたはクーポンのテキストボックスに記入して、適用を押します。
8インチHD用クーポンコード:FIREHD8PRIME
7インチ用クーポンコード:FIREPRIME
従来通り7インチのクーポンも継続です。
Amazonプライム会員無料体験の場合は対象外となりますので、本会員へ移行する必要があります。「アカウントサービス」 「Amazonプライム会員情報の管理」で本会員へ移行し上記クーポンを適用します。
8,980円というのは安すぎず高すぎず、1万円以下といういい値付け。大ヒットの予感です。
もう少し安いFireタブレットはプライム会員3,980円
Amazon FireTVの記事はこちらにまとまっています。
その他、Kindleなどはこちらでまとめています。



Google Playのインストール方法 おまけ
ちなみにFire OSは、Androidベースであることから、Google Playのインストールも可能です。ググると出てくるわけですが、完全自己責任となります。基本的にはどこのだれが作ったかわからないものをインストールすることになるので、こういうことも可能ですよ程度に思っておいてください。初心者の方はそのままお使いくださいね。簡単に手順を書いておきます。2017年の1月に出ていたようです。※まだ試していませんので自己責任でお願い致します。
- 事前準備
Fireタブレット、Windowsマシン、USBケーブル+インターネット接続、Google - Google Play Storeのインストーラーをダウンロード
rootjunkysdl.comにアクセス。「Amazon Kindle Fire HD」へ移動、ダウンロードします。 - Fireタブレットを開発者用のUSBデバッグモードに変更
「設定」→「端末オプション」→「シリアル番号」を表示 シリアル番号部分を7回タップ(開発者用の設定になります)→シリアル番号下に「開発者オプション」が表示されるので、この中のデバッグ項目の「ADBを有効にする」をオン。 - WindowsパソコンとFireタブレットをつなぐ
さきほどダウンロードしたファイルを解凍(中身を覗くのではなくちゃんと解凍しないとダメですよ)し、そのなかのバッチファイルを実行します。