Selpic/セルピックというメーカーのハンディープリンターがクラウドファンディングサイトのIndigogoにて販売開始です。世界最小のハンドヘルドプリンタとなるSelpic P1はワイヤレスインクジェットプリンターで、テキスト、ロゴ、QRコード、バーコードなどを紙や記事、革、木材などさまざまな素材の表面にプリントが可能です。曲面、凹凸のある表面にもプリントできるのが魅力の小型プリンターです。

定価は199ドルを予定しているようで、Indigogoでは50%オフの99ドルで販売が開始されています。
Selpic P1超小さい手で持てるプリンター
これはきてますねー。サンプル機が手元に届いたので後ほどレビューをしますが、かなり小さいです。ボールペンを持つようにプリンターが持てるという感覚はすごい感覚です。Selpic P1は、重量が92gでペンのように握れるデザイン。さインクジェットプリンターとして圧倒的な小ささを実現してしまったモデルです。小さいのでポケット、バッグに入れていつでもどこでも、プリントが可能ですから、外出先でも手軽にプリントが可能です。

印刷方向は縦横、左から右、右から左と設定が可能です。テストで左から右に印刷したものを右から左に動かしたら鏡像になったので、設定がありそうです。

セット内容は本体、カートリッジ、充電ケーブルに説明書などですが、テスト機には入っていなかったプリント用の定規が付属しているので、製品版では曲がってプリントすることもなさそうです。ちなみにフリーハンドで曲げながらプリントすることも可能です。

プリント可能面積はインクが吹き出る高さ15mm程度で、文字は4行ほどがおさめられますが、説明では複数行での印刷が可能となっており、行数はほぼ無制限とのことですので、次々になぞるたびに行が出てくる感じでしょうか。
インクの噴霧は300ノズルが0.002インチの間隔で配置されているようで、600DPI(ドットパーインチ)で、毎秒1800万滴が噴射されるというすごい細かさ。
Selpicカートリッジの変更でさまざまな色に対応
単色プリンターでも今の時代にはかえって新鮮。フルカラーで印刷できる必要はないんだと改めて思わせてくれる製品になっています。プリントする場所や柄。そして自身で書いたイラストを好きな色でプリントする。それはフルカラーのきれいなイラストではなくても、楽しい体験です。

オプションでブラックのインクの他、インクジェットカートリッジは、シアン、イエロー、マゼンタといった印刷の色の4原色のほか、レッド、グリーンに、薄シアン、薄マゼンタがあり合計8色の単色インクが選べます。

レビュー記事を別途詳細に出す予定ですが、ためしにテストしてみたところ、プリントは非常に簡単で、プリント面についているローラーでコロコロと転がすことで簡単にプリントができ、スキルは不要でした!

これ文字だけでなく、イラストもプリントできるし標準でもLINEスタンプ的なかわいげなスタンプのようなイラストが内蔵されているのでかなりたしめると思います。書体もある程度選択ができるのでさまざまなプリント用途に対応できそうです。図工好きな方はぜひ持っておいて損はないですね。なんだかかなりクリエイティブな使い方ができそうです。
プリンターの概念がだいぶ変わるんじゃないですかね、新しいです。
革新的なこのハンディプリンターは現在、Indiegogoで入手可能で早期の割引特典もあるので気になった方はぜひ御覧ください。
