海外通販サイトEverbuyingさま(Everbuying.net)より、台电科技(Taclast)のWindows10とAndroid5.1のデュアルブート端末、Teclast Tpad X80 Proを提供いただきましたので、いじってみたいと思います。既に発売になっているTeclast Tpad X80 Plusから主に解像度がアップグレードされていて1920×1200の解像度を8インチで実現しています。先日のCube iwork8 Ultimate 8.0 inch Tablet PCとスペック的にはかなり似ていますが、果たしてTeclast端末はどうなのでしょうか。背面が金属製のX80 Powerも出ましたよ!
iWork8よりも高めなスペックかつ軽い!
まずはスペックの比較から行ってみます。重量・サイズともに近いCube iwork8と比較してみますが、フルHD端末なのにもかかわらず、重さがiWork8よりも軽くしかも、バッテリー多め、お値段は+1,000円ですね。
| Cube 酷比魔方 iWork8 | Teclast Tpad X80 Pro | |
| 価格 | 9,000円程度 | 10,000円 | 
| サイズ | 213x127x9.8mm | 208x122x10mm | 
| 重量 | 346g | 327g | 
| 駆動時間 | ?時間/3時間 動画再生時 | ? | 
| バッテリー | 3300mAh | 3800mAh | 
| OS | Win10 Home Android5.1 | Win10 Home Android5.1 | 
| CPU | Intel CherryTrail AtomZ8300 1.44GHz MAX1.84GHz | Intel CherryTrail AtomZ8300 1.44GHz MAX1.84GHz | 
| メモリ | 2GB | 2GB | 
| 主記憶 | 32GB | 32GB | 
| ディスプレイ | 8インチ | 8インチ | 
| 解像度 | 1280×800 | 1920×1200 | 
| カメラ | Main2.0MP Sub2.0MP | Main2.0MP Sub2.0MP | 
| Wireless | 802.11 b/g/n Bluetooth | 802.11 b/g/n Bluetooth 4 | 
これはお買い得端末な予感がしてきました。Amazonでは14,000円でした。
左から、iPad mini、Tpad X80、Fireタブレット7インチ。Fireタブレットは7インチでコンパクトさは映えますが、さわってみると8インチくらいないとPCとして使うのは難しいと感じます。かといって、10インチまで行くとAndroidにしてはでかすぎるとなりますから、デュアルブート端末では8インチがどちらも使えるベストな大きさなんじゃないかな。
ちなみに重さは、iPad mini 4は299gと軽量化されましたが、iPad mini 2が331gでしたからおおよそiPad miniと同じくらいの重さと考えてよいと思います。
X80 Pro実機開封の儀
 
さっそく実際のものを見てみます。付属品などは簡素、中国ブランド特有のテロんとした半透明ビニールに本体が入っており、USBケーブルが長いのUSBメスタイプの短めケーブル、保証書、簡易説明書です。毎度のことなので、説明写真は割愛です。
電源を入れるとWindows10から起動です。おっと、日本語から起動しました。ここら辺は通常の設定通りです。特に変わったところはありません。
 
表面は無難な仕上がりとなっていますが、裏面の質感はボツボツとしたエンボス加工。プラスチッキーな感じは否めません。価格相応かとも思われますが、デュアルブートで1万円で何を文句があろうかという感じです。右脇に電源、音量ボタン、左脇にSDスロット、上部にHDMI端子、micro USB端子、イヤフォンジャックを備えます。
裏面が金属製のTeclast Tpad X80 Power 8.0 inch Tablet PCも出ています!
イヤフォンジャックは中国メーカーではよくイヤフォンを挿しただけでノイズが薄く流れる状態になるものがありますが、そんなこともなく普通によくできています。
背面スピーカーは、鳴る程度です。もちろん聴けますが、音楽を聴くためのものではありません。カメラは正面背面ともに200万画素ですが「ついている」程度に考えるべき画質です。よくはありません。それでもこの端末の構成内容を考えるとお釣りがくるような安さである事は間違いありませんね。ただの格安Androidタブレットじゃなくて、Windowsまで動くわけですから。

 8 inch Teclast X80 Pro Tablet PC
Tpad X80 Pro ストレージ容量はどうか
まず全体容量は32GBと成っています。前回のiWork8はWindows側の容量が不足していて、Windows10側がメインで使われることは想定していないようなストレージの配分となっていました。Tpad X80 Proはどうでしょうか。
まずAndroidですが、全体を8GBとして認識しています。そこにOSやら乗りまして、3GBちょいの空きがあります。これいいかもしれない。SDカードを利用することを考えると、かえってこのくらいの方がいさぎよいです。
Windows側は、全体を認識しているようで、29.1GBとなっています。空容量は8.5GB。iWorkが3GBだったのを考えるとナイスパーティションと声をかけたいですね。全体が32GBなので動画など大きなデータを保存するとアウトですが、クラウドを中心に利用して、データを引き出してちょっとした作業をするには十分でしょう。
Tpad X80 Proの日本語化
当然言語変更が可能です。Windowsでは、初回起動から私の場合は日本語でしたが、もしもそうではなくても中国語と英語はプリインストールでしょうから、言語についてはダウンロードで「Setting」から「Region & Language」から言語を追加、Optionから日本語のパッケージをダウンロードすれば設定OKです。
Androidについては、設定から言語を設定してください。これはAndroidですから簡単ですね。WindowsもAndroidもマルチランゲージ対応ですから、どちらも日本語化は簡単ですね。
Tpad X80 Proのベンチマークテスト
ストレージ容量はよかったんですが、じゃ処理速度はということになりますね。AndroidのベンチマークテストはAnTuTuでとりました。
結果は63,009となっており、比較的良好。OSは違いますがiPhone5Sに近い数値です。値段を考えるとこれ以上望めないととも言えそうです。前回のiWork8の47,300から、20%アップです。Zenfone2GBでも、50,000弱ですから、このスコア侮れません。手元の端末と比べてみてください。
ウインドウズはドラゴンクエストベンチマークをテスト。この端末でゴリゴリの3Dゲームをやることはないと思いますので、まあこんなもんかという感じです。メール、ネットブラウジング、ときたまAndroidでゲームをするなど問題ないですね。
プラスティックな外観は仕方なし。10インチだと重さは600gと2倍になりますし、人から覗き込まれることもありますから、軽い8インチ端末は活用度大です。欲を言えば64GB欲しかったですが、micro SDで拡張しましょうか。
今回紹介したTeclast Tpad X80 Proは、Everbuying.net から購入可能です。かなり有効に使えそうですね。
Tpad X80 Pro購入にあたって
毎度のことですが、「海外ガジェット」で紹介する端末は、海外での利用が前提で国内通信利用を推奨しません。海外旅行好きの方、海外出張の多い方には、渡航先でのWiFi通信端末として、SIMフリースマホは現地格安SIMの購入や、中国であればChina Unicomや北米であればZIP SIMで、現地の通話・通信、カーナビ代わりに活用でき非常に役に立ちます。海外では渡航先の認証(例えば技適、CE、FCCなど)を取得している端末をご利用ください。SIMフリー端末においては、使用国のバンド/周波数を確認する必要があります。
今回紹介したのはTeclast Tpad X80 Pro
 8 inch Teclast X80 Pro Tablet PC –  WINDOWS 10 + ANDROID 5.1  WHITE 1537984028 inch WUXGA IPS Screen Intel Atom X5-Z8300 64bit Quad Core 1.44GHz 2GB RAM 32GB ROM Bluetooth 4.0 Cameras

Gearbest.com、Everbuyig.com、aliexpress、Banggoodなど、海外輸入ガジェットを実際に使ってみてレビューしています。
購入方法、セール割引、クーポン情報などもありますが、実際にさわっていない端末をオススメするのはどうも気が引けますので、ちゃんと使ったうえで、どう使うのがいいのかなどお伝えできればと思っています。
今まで紹介してきた海外・輸入ガジェットは「輸入ガジェット」カテゴリでまとまっていますので、ぜひご覧ください。

