先日お伝えしていた新型Kindle2016/キンドル 8世代目の日本の発売が7月20日、無事行われました。事前にスペックは公開されており、30gの軽量化、デザインが丸みを帯びたものに変更され、メモリ容量2倍、Bluetoothオーディオ対応になるとのことでした。重さ、サイズでKindle paperwhiteをうわまわったNewただのKindle。果たして実際のところ、どう変わったのでしょうか。旧型Kindleとの比較、Paperwhiteとの比較してみたいと思います。
このモデルも引き続きAmazonプライムに入っていれば、クーポンが提供されるのでいつでも安く買うことができるようになっています。Amazon Kindle情報はこちらにまとめています。

Paperwhiteに容量8倍の32GB マンガモデルが追加されています!
新型第8世代Kindle 開封の儀
あれ、箱は第7世代と本体画像以外同じ気がしますね。特に毎回同じような作業なのでここの感動はないです。強いて言えば箱裏側まで色が付いているのはポイントが高いです。
2016年モデルの内容物は、新型Kindle本体、充電用MicroUSBケーブル(充電器はつきません)、クイックスタートガイド、ガイドです。ガイドは付いているけど見る必要はありません。それと最近のAmazon発送物は領収書/納品書、保証書が付いていないことが多くなっていますね。WEBから領収書を印刷したり、履歴から購入がわかるので不要ということでしょう。到着時に本体箱以外の書類が入っていなくても心配は不要です。
非常に完成度が高く質感が上がった外観
旧型Kindle(7th)と比べてみると一回り小さくなりましたね。以前は本体株が間延びしていたので、非常にコンパクトになりました。全体に角ばった印象はなく、丸みを帯びたこと、表面のエンボスも細くなり安っぽさはなくなり新型Kindke(8th)はかなり質感がアップしています。Amazonのロゴの彫りは若干浅めになっています。
ぐっと質感がアップしています。本体表面処理、本体継ぎ目、充電用USBポートに至るまで質感が上がっています。
重量は161g 軽さは正義
重さは手持ちの実機の実測値で旧型Kindke(7th)が193.7gで、新型Kindle(8th)が159.7gになっており、カタログ値より若干ズレがありました。今回30g軽くなっていますが、二つを持ち比べると若干新型が軽いかな程度で、明らかに重いなど、違いがわかるレベルではありません。現実的には、旧型と新型の2つを持ち比べることはないので、軽い新型を使っていれば不満はないでしょう。
一方でKindle Paperwhite2015と持ち比べた場合は軽さを感じます。これも片方だけを使っていればそれほど感じることのない重量差ですが、サイズがほぼ一緒であることもあり44gの違いは大きいです。新型Kindleの軽さはいいですね!
次回のPaparwhiteは当然もっと軽くなってくるし薄くなると期待できます。が、発売は1年後とかでしょうね。
電子書籍リーダーKindle 2016年7月のモデル比較
左から、旧型Kindle、Kindle paperwhite2015、新型Kindle2016です。
6インチモニタは同様ですのでサイズ感が一段小さくなった新型Kindle2016は目立ちます。旧型KindleとPaperwhiteがほぼ同じ大きさで、モニタ位置が多少下寄りだったPaperwhite。この下寄りのモニタ位置をそのままに、上端をカットしてきたのが新型Kindle2016と言えるでしょう。いいバランスになっていますね。
Paperwhiteに32GBマンガモデルが追加となっています。
旧型7th Kindle | 新型8th Kindle | Kindle Paperwhite 追加 マンガモデル | |
---|---|---|---|
モデル | ![]() | ![]() | ![]() |
価格 | 8,980円 Prime 4,980円 | 8,980円 Prime 4,980円 | 14,280円/漫画 16,280円 Prime 10,280円 マンガモデルは12,280円 |
内蔵ライト | なし | なし | あり-LED 4個使用 |
ページ送り | タッチスクリーン | タッチスクリーン | タッチスクリーン |
解像度 | 167ppi | 167ppi | 300ppi |
バッテリー | 数週間、ワイヤレス接続オフ、一日30分使用 | 数週間、ワイヤレス接続オフ、一日30分使用 | 数週間、明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ、一日30分使用 |
接続 | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fiまたは、Wi-Fi + 無料3G |
重量 | 191g | 161g | Wi-Fi : 205g Wi-Fi + 無料3G : 217g(マンガモデルはWi-Fiのみ) |
サイズ | 169 x 119 x 10.2mm | 160 x 115 x 9.1mm | 169 x 117 x 9.1mm |
ディスプレイサイズ | 6インチ | 6インチ | 6インチ |
反射抑制スクリーン | あり | あり | あり |
ストレージ | 最大数千冊(書籍の場合)、 Amazonコンテンツは クラウドに無料・容量 無制限に保存可能 | 最大数千冊(書籍の場合)、 Amazonコンテンツは クラウドに無料・容量 無制限に保存可能 | 最大数千冊(書籍の場合)、 Amazonコンテンツは クラウドに無料・容量 無制限に保存可能 マンガモデルは32GBの容量 で700冊のマンガを格納可能 |
今回の新型Kindle(8th)のポイントをおさらいすると、
- 30g軽量化。1mm薄くなりPaperwhiteと同様の薄さに!
Paperwhiteが重いと感じるレベル - 角ばったデザインから、丸みを帯びたデザインに!
サイズ、見た目ともにKindle Paperwhiteの照明機能なしの廉価版だが質感が大幅向上 - メモリは2倍に! ストレージ容量据え置き
メモリ容量アップによるページめくりの速さなどは体感できません。VoiceView Screen Reader用のメモリアップだと考えられます。ストレージについてはクラウドから毎回読むものだけをダウンロードする使い方では問題ないと思います。 - Bluetoothオーディオ対応による音声フィードバック、英文読み上げ機能搭載
「ただの」Kindle (第8世代)8,980円(プライム会員4,980円)、高解像度かつバックライト付きのKindle Paperwhite 型番DP75SDI 第7世代14,280円(プライム会員10,280円)、マンガを読むならKindle Paperwhite 32GBマンガモデル、高解像度かつページ送り用のハードウェアボタンが付いているKindle Voyage 型番NM460GZ 23,980円(プライム会員も安くなりません)、薄型最軽量のKindle Oasis 35,980円のラインナップとなっています。

月額980円の定額制 Kindle本読み放題サービス、Kindle unlimitedもはじまり、もはや敵なしのキンドル。
ベストバイは引き続き圧倒的に「ただの」Kindle
ですが、バックライトを気にする方には、ペーパーホワイトをオススメします。が、今回の廉価版のスペックによりKindle paperwhiteのバージョンアップはそろそろなのではないかとも思われます。
新型Kindleをアマゾンでみてみる初めて買うには圧倒的にふつうの、ノーマルKindleがオススメです。安さ、軽さは正義でしょう。今回161gとなってますます軽くなり、プライム会員価格、4,980円ですから非常に満足できると思います。Kindle fireタブレットもそうですが、この価格でこの機能、質感は非常に安いです。
プライム会員がどのくらいいいのか? すごいのかはこちらにまとめています。地味にKindleオーナーライブラリーなんかは毎月、電子書籍が一冊無料(7つの習慣など1,700円の本もあります)になりますから非常にお得なサービスと言えると思います。
あとはKindle paperwhiteと迷うだけ Kindleの解像度

こちらにpaperwhiteとの違いがまとまっているのですが
ただのKindleと上位機種の違いは照明の有無と画面解像度の違いなのです。
照明は、ただのKindleは付いていないので、暗いところでは読めません。解像度の違いは、167ppiと300ppiの違いです。本みたい、印刷物みたいなのがいいのであれば廉価版のただのKindleではなく、ペーパーホワイトやKindle Paperwhite 32GBマンガモデルレベルの上位2機種を買ったほうがよくなります。
気になるかどうかは、主観ですから下の画像を見比べてみてください。
タップで拡大 左:300ppi 右167ppi左下のほうの「レンタカーというビジネスも」あたりを見るとわかりますが「ス」などの「はらい」の部分が明らかにギザギザして見えるわけです。ここら辺はまぁ許容値といえば許容値ですが、気になり出したら気になります。まずはKindleを使うかどうかをお試しいただき、その上で気になれば上位機種にすればいいのではないかと思います。
できればキャンペーン情報なしがいいですよ
こちらも毎回書いているのすが、購入の際に「キャンペーン情報つき」「キャンペーン情報なし」というのが選べます。重要なのは「キャンペーン情報」です。これはホーム画面の下に表示される、広告バナーだったり、スリープ時に表示されるマンガのおすすめやアクセサリーのプロモーション情報。スリープ時にこれが表示されていると毎回スワイプして消してからの読書開始になるので、ワンアクション多くなったり、表示したくないようなちょっとエロなマンガなどの表紙が勝手に表示される場合があり、2,000円の広告費分を先に払ってでもオフにすべきかと思います。頻繁に使うなら「なし」モデル、初めて買うなら「つき」でもいいかなぁという感じでしょうか。
Bluetooth対応による英文読み上げ機能 音声フィードバック
今回、Kindle初のBluetoothオーディオ対応による音声フィードバックがつきました。障害サポート的な機能ではありますが、英語の本を読んでくれます! 勝手についているし、値段も上がっていないのでついている分には、使うかわからないけど嬉しいような機能です。
設定は「言語と辞書」から言語を日本語に変更しないとなりません。日本語のままで「Kindleのカスタマイズ」からVoiceViewをたどっていくと言語をアメリカ英語かイギリス英語にしないとだめだよと言われますので、事前に英語にしておきます。
英語にして設定の「歯車ボタン」から「VoiceView Setting」→「VoiceView Screen Reader」をオンにしBluetooth機器とつなぎます。
「…(スリードット)」アイコンから「Settings」→「Device Options」→「Personalize your Kindle」→「VoiceView Screen Reader」でも行けますが、メニュー階層が奥底なので歯車アイコンから行った方がいいでしょう。
通常のイヤフォンはジャックがないので使えないのが残念です。私はSONYのMDR-EX31BNで利用しています。これ、ノイズキャンセリング機能が付いていて電車での低音軽減が非常に秀逸なイヤフォンなんです。この機能を利用するにはBluetooth対応イヤフォン・オーディオデバイスが必要です。
ペアリングの準備がされると、二本指で画面をタップして決定です。
この指2本操作、ダブルタップがVoiceView時の基本操作方法になります。
操作はまだ改善の余地があり未完成でしょう。通常ワンタップで操作できていたものが、選択するメニューや本を1回タップし、反転表示にさせた(選択状態にした)上で、ダブルタップし決定します。いきなり二回叩くと、ホーム画面に移動するようで、かなり操作に手間がかかります。
英語の本では読み上げが可能です。速度も調整できますし、英語の本でよければオーディブルのような朗読サービスも必要なく読まれたものを聞くというスタイルになるのではないしょうか。抑揚もあるので比較的聴きやすい読み上げです。ながら読書とかの時代到来を感じます。本来はアクセシビリティをあげるためのもののようですが、読み上げ可能ということで記載しておきます。
書籍の操作はVoiceView中は基本的に2本の指で画面をスワイプする操作になり、英語の本では右に進みますから、2本指スワイプを右にするとページ送り、左にスワイプするとページをもどります。
読み上げは2本指スワイプを「下へ素早くする」ことで読み上げがはじまります。
ちなみに画面をロックすると読み上げが止まってしまいます。バックの中に入れたりすると、少しの画面への接触で、文字がハイライトされ読み上げが止まってしまうので、画面を開いたまま持っていないとならなりません。初号機ということで、現在は不便ですが今後のバージョンアップで改善が可能というかとでおおめにみましょう。
Amazon Kindleの値引きを適用方法
プライム会員の場合:クーポンコード利用
「Kindle」「Kindle Paperwhite」がクーポンコード利用で4,000円OFF
クーポンコード:PRIMEPRICE を入力します。ページに行った上でコードは都度確認してください。すごく安いクーポンが出ている場合もあります。
Amazonポイントの下あたりにAmazonギフト券、Amazonショッピングカードまたはクーポンというコード入力欄がありますから、ここへ入力してください。
プライム無料体験中の場合
プライム会員体験期間中では、「Kindle 」「Kindle Paperwhite 」を購入すると、Amazonギフト券4,000円分プレゼント 後でメールが来るパターンです。
プライム会員以外の場合
プライム無料体験にお申し込み後、「Kindle 」「Kindle Paperwhite 」購入でAmazonギフト券4,000円分プレゼント 後でメールが来るパターンです。※無料体験に申し込まないとダメなので注意してくださいね。
プライム無料体験中(申し込み)になっていれば、同額4,000円分のAmazonギフト券が商品発送後5~6週間でメールにて送られてきます。値引きを受けたい場合にはかならず入ってくださいね。ちなみに学生は年間1,900円で半額!AmazonStudentですが、これだと、値引き適用にはならないので注意が注意が必要です。
新型はBluetoothオーディオ対応、VoiceView機能による操作の必要性を感じないならKindle PaperwhiteでOKです。



せっかくの購入検討、Kindle関連の記事はたくさんありますのでぜひご覧ください。
そもそもAmazonのKindleってなに?
KindleとはAmazonの電子書籍リーダーの名称です。Kindle fireとは別物で、fireタブレットはカラーですが、Kindleは電子書籍リーダーでモノクロ(白黒)ですから、それぞれの用途は、まったく異なります。Kindleは電子書籍読書用、fireタブレットはカラーの雑誌や、プライムビデオやプライムミュージックなどのエンタテイメント端末として棲み分けられています。
Amazonデバイスは現在日本で購入できるものとしては、以下の端末があります。
Kindle 電子書籍リーダー
格安のKindle、高解像度のKindle paperwhite、同32GBマンガモデル、ページ送りボタン付きのKindle Voyage、薄型カバー付き最上級モデルKindle Oasis
Kindle fire タブレット端末
Fireタブレット8GB、16GB(2015年旧型7インチ)、新型2017年モデル Kindle fire7、Fire HD 8 16GB、32GB(2016年旧型8インチ)、新型2017年モデル Kindle fire HD8、Fire HD 10 タブレット 16GB、32GB(10インチ)

Amazon fire TV テレビ接続のSTBデバイス
TVに直接挿して手軽に利用できるパワーアップした格安のfire TV Stickと4K対応のFire TVがあります。プライムビデオの家庭での視聴にもっとも便利です。

Amazon Eho/アマゾンエコーは国内未発売
Amazonはこのほかにも海外でEcho(エコー)というAlexa/アレクサというデジタルアシスタント(AI)を搭載したホームハブ/AIスピーカーを発売しています。音楽をかけたり、エアコンを操作したりという感じですね。Amazon Echo/アマゾンエコー、Echo dot/エコードット、Amazon Show/アマゾンショー、Echo Look/エコールックというデバイスがあり、6,000円程度で購入できますが、今のところ国内では手に入りません。
GoogleのAI スピーカー、Google Homeは日本国内、年内発売とされていますが、AppleのSiriベースのApple Home?のようなものの動向も気になりますね。

Kindle端末でのスクリーンショットの撮り方は、対角線上のディスプレイの2つの角を同時にタップします。スクリーンショットはパソコンとUSB接続をすることで端末から取り出せます。