まさかモニターアーム/ディスプレイアームがこんなに便利なものだとは思ってなかったのでご紹介。モニターアームとは、パソコンディスプレイを通常のモニタスタンド(脚)ではなく、昔よくあった電気スタンドのアームのようにくねくね動かしてモニター位置を調節するアレです。こんなのデイトレーダーとかしか使わないのかと思ってたんですが、仕事だけでなく家庭でも使うとメッチャ便利かも!
今回はLoctekさまより製品を提供いただき、実機レビューしています。
頑丈なLoctekモニターアームは30インチ 9kgまで対応
 
届いてびっくりしましたが、結構箱が重い。4kg近い箱に本体は3kgを超えるようなアームが入っております。本体すっごく太い。重い。これは頑丈です。
今までは3,000円程度のGreen Houseのモニターアームを利用していましたが、激安品なので左右の調節はできても、上下の高さ調節はできませんでした。上下の調節は機能がなかったので、そのこと自体何も考えなかったのですが、縦横自由自在となると、全く別の世界になりますね。次元が変わったのと同じです。

今回のレビュー対象はこちら。ロックテック/Loctek D8です。支えられるモニタの大きさによりLoctek D9、デュアルモニタ対応のD5Dがあります。
寸法図を見ると結構可動域があるのがわかります。MAX535mmはアームが伸び切った状態のため、折りたためばかなり軸よりに引きつけられます。これは期待できます。
 
本体のほか付属品はテーブル天板への固定用の器具がふたつ付いてきます。クランプ式とグロメット式。好みの方法が選べるのはいいですね。
クランプ式はテーブル脇に「コの字」の固定金具を取り付け、下から締め付けて固定するタイプ。テーブルの端に付ける必要があります。グロメット式は天板にドリルで穴を開け下から締め付けることで上下で挟んで固定するタイプです。テーブルの恥がなくても穴さえ開けられればテーブル中央にも設置可能です。
部品はABCと袋に書いてあるので組み立て間違えは少ないと思います。
VESA対応 少し重いから設置はふたりでしたい
 
図でわかりやすい日本語の説明書がついており、取り付けに必要な六角レンチなどは付いています。天板保護パッドなども入っており万全です。気になる方は、六角ランチでネジを止めた後、やすりをかけておいた方が、さらなる天板保護にはなります。
 
今回はクランプ式で取り付けることにしました。
モニターアームの取り付けはVESA規格100×100、75×75の二つのタイプの穴に対応しているので、モニター側に応じて穴を選ぶことになります。
モニターを傷つけないように柔らかな布や毛布などの上にひっくり返して固定です。
注意したいのはモニターをつけた状態でテーブルに固定する時です。アームはかなり小さめにたたんでおかないと、棒の先に超重い重りが下がっているような状態となり取り付け時にモニターを壁にぶつけたりしかねません。もちろん1人でせつまちはできますが、モニターが重い場合には2人がかりで対応した方が安全です。
わが家のモニタはLGの変形サイズの変態解像度のモニタなんですが、これはロックテックさんからLoctek D8にした方が良いということでしたので、D9ではなく、D8を選びました。
ケーブル収納付きで配線がきれいにまとまる
 
何気に便利なのはUSB 3.0対応のUSBソケットです。これはハブ機能はなく二本ともパソコン本体やハブなどから引っ張ってくる必要がありますが、電源がここから取れるだけでもデスクでは便利ですね。
 
ケーブルはアーム内のポケットとアーム下のケーブルホルダーに挟むことで、びろーんとケーブルがブラブラしたりすることはなく、すっきりスマートにしまっておけます。
下側アームの収納はパネルをはずして入れ込むタイプで、これは秀逸ですね。仕上げもいいです。
デスク上が広く使える!調整がらくちんだ!

アームの動きはガス圧により、非常にスムーズでびっくりします。
イスとかに使われているガス圧式みたいなものなんだと思いますが、抜いたり入れた入りという操作はなく、アームを上下に動かすことで勝手に圧が抜けたり入ったりするようで、非常にスムーズ。
可動域の硬さについては六角レンチで各部を緩めたり締めたりすることで、微調節が可能で、好みの硬さ、軽さを調節できます。
 
下段のアームは左右270度の回転でき、右左に135度ずつ振れるため、机のヘリ側へかなり引きつけて利用することが可能です。テーブルスペースの有効活用ができますね。
最大限に伸ばすとこんな感じ。これで使うことはないと思いますが、かなり安定しており、安心して利用できます。
机が広くなる!さらに2系統入力モニタなら幅が広がる!
 
ぼく自身はモニタディスプレイの位置は低めが好きなので、低めかつ角度調節で、ディスプレイの下側を手前に引いた感じにしていますが、場合によってはモニターを上げて上下で作業します。そういう場合にも軽く指で上に上げてあげるだけでスムーズに動くのがいいです。
 
デュアルモニターとしてつかうだけではもったいないですから、例えばfire TVなんかを挿しておけば、専用画面で映画を観ながら、音楽を聴きながら作業することもできますよ。

アームが折りたたんで使われている感が、すごくかっこいいと思うのは男子だからなのか。ロボットっぽくてちょっとカッコいい。無駄にケーブル、たくさん入れるとさらにかっこいい気さえしてきます。
こんなに便利となると、お医者さんやデイトレーダーさんとかだけ、仕事だけに使うんではなく、一般家庭でもどんどんディスプレイアームにした方がいい気さえしてきました。
机の上がかなり開けるのでおすすめです。

そしてわが家のようにカウンターに付ける場合には反対側へも向けることができるのでモニターの有効活用にもなりますよ。作業せずに音楽だけを聴く時にはリビング側へ向けてfire TVのSpotify専用画面として利用しています。
LOCTEKのモニターアーム商品一覧
ロックテックはモニタの大きさや枚数によりさまざまな製品を提供しています。
今回レビューした製品は、30インチに対応する強力なアームが特徴。取り付けるモニタ重量と、アーム側の対応重量を基準にアームを選びましょう。
デュアルモニター対応アーム。27インチまでモニターがつけられます。27インチツインって相当すごいですね。Amazonでは27インチ4Kモニタから格安1万円台まで結構ありますよ。
重量9kgまで対応、27インチまで対応のLOCTEK D9です。D8までいらない場合にはこちらが安くておすすめです。
思っていた以上に、ディスプレイアームは重宝しますね。使ったことがない方でも、この記事で興味を持たれた方には、ぜひお勧めしたいと思います。





