iPhone7とiPhone7 Plusが 9月16日に発売されて1か月、わが家には2台のiPhone7が到着しました。ブラックとジェットブラック、従来路線ですが、スペースグレーよりもより黒く、つや消しでマットな感じ質感も高く満足できる仕上がりでした。
ジェットブラックを1か月使用してみて、傷の付き具合を確認してみました。
iPhone7ジェットブラックは「箱」が違っていた
「ジェットブラック」の箱は黒でした。「ブラック」の箱はシルバーやローズゴールド、ゴールドと同じで白のボックスです。「ブラック」の箱はAppleロゴが黒で印刷されていました。
ジェットブラックはApple Storeで下記のように書かれていることで、ネット上では傷つきやすいのではないかと相当言われ、カバーをつけた方がいいのではないかという見解が多数出たという記憶です。ただ、iPhone7の売りの一つが「ジェットブラック」のクラフトマンシップであり、ストレージ容量が128GB以上の設定で、32GBモデルがないプレミアムモデルなのです。
ジェットブラックのiPhone 7の高光沢仕上げは、精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工によるものです。表面には酸化皮膜処理された他のApple製品と同等の硬度がありますが、使用とともに光沢に微細な摩耗が生じる場合があります。磨耗が気になる方は、iPhone用のケースを使って表面を保護することをおすすめします。
iPhone7ジェットブラックは傷つきやすいのか
私自身は、裸で使う派で、それゆえに落として画面を割る経験もあります。ですが、そもそもiPhoneを機能というよりは、製品としてのデザインで買っているので、Appleのいう「高光沢のジェットブラックは、驚くほど精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工という、デザインエンジニアリングの新たな偉業」を、「横から見ても、どこまでがアルミニウムで、どこからがガラスなのかわからない」デザインを感じたいのです。
ですので、iPhone7関連の保護グッズは不要だと考えています。もちろん毎日使うものだから、多少の傷は付くでしょうが、陳腐化の激しい製品だからこそ、製品のもともとあった形を感じ大胆に使うべきなのだとノーガードで使っています。
1ヶ月、カバーなしで使った結果
それほど傷は目立たない。
という結論で良いのではないでしょうか。スポット光の下で車の磨きキズのような細かい線は見えます。またレンズフレーム外枠と本体背面パネル下側で支えるので、下側が多少擦れます。これを許すのか許さないの判断。使用感は愛着、でも2年で陳腐化してしまう製品です。
どうしても傷つけたくないのであれば、ミヤビックスの背面保護フィルムや、衝撃に強いG-SHOCKみたいなケースでおなじみのUAG(URBAN AMOR GERA)の強化ガラスフィルムなどをつける他ありません。
OverLay Brilliant OBIPHONE7/B/12、URBAN ARMOR GEAR iPhone 7/6s用ガラススクリーンプロテクター UAG-IPH6SSPレンズ面はiPhone6同様に出っ張っていますが、画面を上にしておいた場合、レンズ外枠と背面下端が接地しますから、直接レンズ面が机に接することはありません。iPhone5、5s、SEの背面がフラットな場合の方がレンズ面(レンズ保護ガラス)に傷が付く可能性が高いでしょう。
動画レビューサイトのように、ヤスリで削ったり、必要以上に机で擦るということは、いくらレビューとは言え、製品を大切にしていないものです。日常ついてしまう傷と意図的についた傷では、傷に対する感じ方も違うと思います。
Appleは黒の復権をねらっていると思う
ここからは勝手に予想です。傷つきやすいと注意書きを加えながらも、ジェットブラックにこれほどまでにAppleが推してくるのはなぜでしょう。ずばり、次回以降どこかのタイミングで「Mac」製品にジェットブラックが加わるからではないでしょうか。
2016年10月27日朝10時、日本時間は28日の深夜2時。大手メディアが新型MacBookの登場など色々書いていますがどうでしょうか。いままでの経緯では「Hello」は1984年の初代Macintosh登場、「Hello(again)」は1998年の初代iMac登場なのです。
じゃあ今回2016年の「Hello again」はそりゃあ新型の登場でしょうよ。
一般消費者 | プロフェッショナル | |
---|---|---|
ノート | MacBook MacBook Air | MacBook Pro |
デスクトップ | iMac ? | Mac Pro |
iMacじゃない「Mac」かもしれない。プロ向けデスクトップは「Mac Pro」だけど、プロ向けモバイルノートは「MacBook Pro」。その一般消費者向けは今や「iBook」ではなく「MacBook」など「i」はつかなくなっています。となると一般消費者向けのデスクトップは「Mac」「i~」っていうのはもはや時代遅れな名前だと思います。
リンゴマークがカラフルになっていますから、カラーモデルの復活、そしてジェットブラック、マットブラック展開の開始でしょう。と勝手に予想しています。
黒のiPhoneはiPhone3G、3GS、4、4sまででした。4sは2011年の発売、いまから5年前です。
Appleが黒のノートパソコンを最後に出していたのは、MacBook Airが出る前、iBook後継機としてMacBookがデビューした2006年です。さらに前ではPowerBook G3、持ち運びにパワーが必要なほんとに重いけど、クールな製品でしたね。
最後の黒のApple製ノートパソコンから10年。巷にはシルバーのノートパソコンが目立ち、模倣デザインも増えてきた。ここで改めてアップルにしか出せない黒に戻すことで、他社との差別化をし、質の高い所有欲をくすぐるのではないかと思います。
Appleのブラックへの回帰は、すでにはじまっています
Apple子会社のbeatsは黒のイヤフォン、ヘッドフォンをしっかりとラインナップ。黒もモデルによりますが、マットとグロスの二本立てとなり、黒へのこだわりを感じます。
Beats by Dr.Dre Beats EP 密閉型オンイヤーヘッドホン ブラック ML992PA/A
最近は夏は暑そうですが、黒のテントも出ているくらいですから、iMac発売以降カラフルになりすぎた世界にブラック復権が待ち望まれているのではないかと思っています。
ブランディングとして、統一した世界観が必要ですから、既存の色のファン層もおさえながら、Apple全体としてはジェットブラック、マットブラック推しで、特にプレミアムラインとして展開していくのではないでしょうか。
iPhoneの機能は同じですから、Apple Watchで学んだ製品が同じでも仕上げが違えば違う客層を狙えるんじゃないか理論(勝手に想像)をもとに展開するのではないでしょうか。以前から言っているのですが、高校生とハイソなオバさまで持っているデバイスがまったく同じと言うのが少し変なワケで、同一機能でも仕上げやパーツの違いによる価格差別がiPhoneやスマートフォンの世界にも持ち込まれるのではないかと考えます。
どうでしょう、予想は当たるかな?
BeatsXは10月発売予定が年内発売にずれていますね。ジェットブラックとのコンビに、そして来るべき黒の復権に備え、買おうと思っています!
買い替えの場合、不要なタブレット、スマホの買い取りは「高額買取のPC買取大臣」へどうぞ