Xiaomiは中国メーカーの中でもiPhoneをまねて、Appleに追いつけ追い越せですごい勢いで成長している企業です。前回Xiaomi端末を紹介したのは、スマートフォンではなくXiaomi初のノートパソコン、Xiaomi Mi Notebook Airでした。今回はGearbestさまよりXiaomi Redmi Note 4を提供いただきましたのでレビューいたします。中国でiPhoneが売れないといいますけれど、Xiaomi、Huaweiのような中国国産会社が質の高い格安機を市場投入してきますとAppleもなかなか厳しいなと感じます。
15秒でまとめると
- Xiaomi Redmi Note 4はiPhone 7 Plusと同じ5.5インチ
- 3GB/64GBストレージで20,000円程度という低価格
- 中国版の場合は、谷歌安装器でGooglePlayをインストール
Xiaomi Redmi Note 4はたったの20,000円
いつものように開封の儀というなのただの開封です。iPhoneに似た感じのXiaomiですが、箱も当然似ています。箱の中には本体、説明書、iPhone的なクイックガイド、Micro USBケーブル、USB電源アダプタになります。
Xiaomi Redmi Noteは3、4と質感が上がってきていていますね。後ほどお見せしますが、本体裏面の金属カバーなどは年々美しく質感の高いものになってきています。
Redmiは紅米といいます。通常のMiシリーズが5インチに対して、Noteは5.5インチとなっており、ちょうどiPhone6,7のPlusのサイズとなります。スペックを見てみましょう。
Xiaomi Redmi Note 4 | Xiaomi Redmi Note 3 | |
本体 | ![]() | Note 3![]() |
価格 | 20,000円程度 | 18,000円程度 170ドル |
サイズ | 151x76x8.4mm | 150x76x8.7mm |
重量 | 175g | 164g |
バッテリー | 4100mAh | 4000mAh |
OS | Android MIUI 8 | Android5 MIUI 8 |
CPU GPU | MTK Helio X20 2.1GHz Deca Core Mali T880 | MTK Helio X10 2.0GHz Octa Core PowerVR G6200 |
メモリ | 3GB | 3GB |
主記憶 | 64GB | 32GB |
ディスプレイ | 5.5インチ | 5.5インチ |
解像度 | 1920×10800 | 1920×1080 |
カメラ | Main13.0MP Sub5.0MP | Main13.0MP Sub5.0MP |
Wireless | 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth | 802.11 b/g/n Bluetooth 3.0 |
Band | 2G: GSM B2/B3/B8 CDMA: CDMA 2000/1X BC0 3G: WCDMA B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA: TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B3/B5/B7/B8 TDD/TD-LTE: TD-LTE B38/B39/B40/B41(2555-2655MHz) | 2G: GSM B2/B3/B5/B8 CDMA 1X BC0 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 CDMA 2000 BC0 TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B3/B4/B5/B7/B8 TDD-LTE B38/B39/B40/B41(255-2655MHz) |
Everbuying.netのXiaomi Redmi Note 4の価格は185ドルです。2GB RAMバージョンもありますので、値段との見合いを取って買うのがいいと思います。おなじくEverbuyingのXiaomi Redmi Note 3は170ドルとなっています。
Amazonさんで買うと16GBの19,800円からとなります。ストレージ容量により25,900円程度までありますが、ここらへんは国内で買うかGearbestで買うかという迷うところです。少し待てるのであれば、本国で買ってみるのがいいと思います。クレジットカードさえあれば誰でも購入が可能です。
iPhone 6レベルの質感の高い美しい仕上がり
正直なところ非常に完成度が高く、質感に関しては非の打ち所がありません。背面カメラ、指紋認証、フラッシュもある背面。ちょうどApple iPhone 6のような少しザラッとした仕上がり。金属でできており、ひんやり冷たくきれいな仕上がりです。
全面のガラスはすこしヌメッとした触り心地がきもちよく、ガラスのヘリもラウンドしているようでこちらもさわり心地は良好。ディスプレイの発色もいいです。
側面の電源ボタン、ボリュームボタンの金属パーツも質感高く持っていていいものを使っていると思えるレベルに到達しています。本体は8.4mmで特段薄くはありませんが、側面はラウンドしており手に馴染むようになっているので5.5インチのデカさをあまり感じずに済んでいるという印象。
SIMカードスロットは2機搭載しており、1スロットは当然SIMスロットになりますが、2スロット目はSIMとmicroSDスロットの二役どちらかで使えます。auのSIMも使えるようですが、不安定そう。デュアルで電波ピクトは立ちますが、仕組みとしては電話はSIM1、データはSIM2でという形で都度切り替える仕組みです。
この手のデュアルSIM端末は端末はスロット1は当然ながらLTE対応、スロット2が実質3Gまでという感じでしょうか。2の方もLTEとなったようでしたが、不安定で常にLTEになるわけでもなさそうでした。ここら辺はちょっと仕様がわかりません。
カメラ性能はいいです。ただXiaomi/シャオミー製品全般に言えると思いますが、若干、絵がシャープな印象。フォトショップでいうアンシャープマスクをかけている印象です。色味はiPhoneと比べると青みがかがっています。ツイッターのアプリの画像加工フィルターでいうとすこし「冬」寄りです。ここら辺は、後で加工する写真であれば、特に気にならないとは思いますが、iPhoneを基準にしてしまうと私はすこし気になりました。
Xiaomi Redmi note 4のベンチマークテスト
この端末は20,000円です。それを考えると、AnTuTu Benchの83,240、Geekbench 1539というスコアはかなり高く、満足のいくものです。iPhone 6レベルという感じで、1万円の格安スマホを買うなら、この2万円の方は計り知れないものとなるでしょう。
中国版だった場合の対処
通常はインターナショナル版をオーダーすれば間違えはありませんし、インターナショナル版をご紹介しています。もしも中国国内版/大陸版をたのんでしまった場合には、Google Playのインストールや日本語化が必要ですので触れておきます。
谷歌安装器をいれれば、アプリインストールは可能です。谷歌というのはグゥゴと発音するようでGoogleという意味ですね。Googleアプリインストールのアプリということです。
手順は、MiStoreから谷歌安装器を探しインストール、Google Playをダウンロードします。以降は普通のAndroid端末と同様です。買うならインターナショナル版をお勧めいたします。GearbestさんのショップROMだと思われます。中国国内版はOTAでアップデートがちょくちょくやってくるので、そのようなアップデートをしたくてたまらない人は中国国内版を選んでください。メニューは英語なので使えないことはないと思います。
Xiaomi Redmi Note 4の日本語化
通常のAndroidではマルチランゲージ対応ですから、設定から言語を設定すれば、日本語対応が可能です。その一方で中国国内版の場合は、日本語の言語設定がなく、日本語設定ができません。その場合、Morelocal2というアプリにより言語を話すことが可能です。
端末を開発者モードにして、ADBコマンドを打ち込むことで、Morelocalの適用許可をもらい、適用するという流れなのです。
私の環境では、適用してもこの端末はアイコンの名前が「ブラウザ」という日本語が増えたくらいで、設定メニューも英語のままですし、労力の割に変化が少なく無駄骨でした。
Gearbest.comからの購入
送料は商品の価格に含まれており送料無料です。
料金表は以下になります。
Flat Rate Shipping 7~25営業日 無料
Standard Shipping 6~8営業日 $16.4
スタンダードは、EMSですね。ちょっと早く着く追跡付き国際郵便という感じのやつです。
Expedited Shipping 4~7営業日 $5.4
速達です。DHL、フェデックスなどで届きます。
ここで問題なのが無料の届くまでの日数、船便になったりもするのでしょうけれど25日ではもう忘れたころに着く、森山ナポリの感覚です(汗)。ここは確実にDHLを選択して即届けてもらいましょう。EMSのほうが高いのが気になりますね。
サイト全体の日本語表記ついて
PCサイトでは、ページ下部にある「Google Translator」にて日本語を選ぶことで、変換が可能ですが、スマホサイトではこの機能は提供されていません。
商品の値段と送料について
購入方法はドル建てでの金額に違和感がない場合にはそのまま進めて問題ないのですが、金額がドルだとよくわからないという場合には、上部の「Ship to 国名」となっているところから「Currency」通貨を「円/JPY」に変更します。「Ship to」についても「Japan」に変更してください。正しい送料になります。
※この記事、端末については、海外での利用が前提で国内通信利用を推奨しません。海外旅行好きの方、海外出張の多い方には、渡航先でのWiFi通信端末として、SIMフリースマホは現地格安SIMの購入や、中国であればChina Unicomや北米であればZIP SIMで、現地の通話・通信、カーナビ代わりに活用でき非常に役に立ちます。EU内での利用はCEマーク、アメリカ国内での利用はFCCマーク、日本では技適マークなど、各国の定める基準に適合する必要があります。技適が取得されている海外製品であれば問題ありません。
今回紹介したのはXiaomi Redmi Note 4 4G Phablet – 64GB ROM GOLDEN
International Edition MIUI 8 3GB RAM 64GB ROM 5.5 inch Helio X20 2.1GHz Deca Core 2.5D Arc Screen Fingerprint Scanner 13.0MP Rear Camera

Gearbest.com、Everbuyig.com、aliexpress、Banggoodなど、海外輸入ガジェットを実際に使ってみてレビューしています。
購入方法、セール割引、クーポン情報などもありますが、実際にさわっていない端末をオススメするのはどうも気が引けますので、ちゃんと使ったうえで、どう使うのがいいのかなどお伝えできればと思っています。
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