プラスチックの固さを感じずフィットする心地よさ
louis ghost chair/ルイ・ゴーストは座り心地はプラスチック製の家具では世界屈指のブランド力を誇るカルテル/kartell社で作られる、Philippe Starck/フィリップ・スタルクによる作品です。このポリカボーネートの質感にして、体にフィットするラインが美しくデザインされ、見事に体になじむので固い質感は感じません。
プラスチックの独特の冷たさがありますが、心地よい冷たさと言えるでしょう。そのまま座っていても金属製の椅子(Navy chair)とは異なるので温まりも早いです。なので、野暮な座布団も不要です。
ルイゴースト Louis Ghost kartell
デザインの源となるのは「ルイ」とつくから分かるかと思いますが、ルイ15世時代のデザインの再現で丸みを帯びた背もたれはデコラティブ、バロック様式の優雅な感じを再現しています。比較的新しい製品ですが、歴史に残っていく品だと感じています。なんでもミッドセンチュリーならオシャレだというのは賛成できません。自らの価値観でいいものを選んでほしいです。
ちなみにルイゴーストは姉妹品に肘掛のないVictoria Ghost/ヴィクトリア・ゴーストがあります。ルイゴーストとセットになりますが、肘掛がない分価格は1万円ほど安いです。これらの製品を可能にした世界で初めてのポリカーボネート一体成型製法でプラスチックの透明な椅子はLa Marie/ラ・マリー、これも名作と言えるので是非チェックしてみてください。
※ミッドセンチュリーなどは版権が切れていますが、年代が浅い商品でスタルクがまだいますからリプロダクト品(廉価製品)はまだありません。
わが家の購入記と肘掛の高さに注意
(このレビューは実際に購入した上で書いていますのでご安心を。)
わが家の国会では追加マイル対策として新調家具の前倒し購入決議案が議決されました。わが家は陸マイラーとして、飛行機に乗らずにマイルをためて、沖縄やハワイへ行っていますが、今年の目標マイルにすこしたりないのです。。
「出かけたいのにたりない!」 そんなときは前倒し購入。
「どーせ、買うんだから、買っちゃいなさい」と悪魔は僕らをそそのかしました。前倒しにてシャンデリアにはピッタリの、Kartellのあのイスを二脚購入しましたよ。(正確には奥さんに買ってもらったんです 嬉)
でも予想しなかった問題が発生…冷や汗ものの問題とは、ダイニングテーブルに肘掛が収まるのか!? ということ。ぬぅぉ~、まったく気づかなかった、この問題。買ってからボケーっと座っていて気づきました。あれ、肘掛、あんがい高さある?実測670mm。(カタログには載っていない数値ですのでご参考までに)
慌てて、夜中にトーヨーキッチンの担当さんに連絡です。
ルイゴーストにTAVOのアルミテーブルは収まるのかどうか。昼間、返事が来ていました。
「足下の有効高さは H=685位となります。ギリギリ肘掛をかわせるかと思います。。
ステンレスのシャープな質感に、ルイゴースト、キラーラと非常に趣のある空間に仕上がりそうですね!」
クリアランス、15mmって。案外、案外ね。。。残りの二脚は肘掛けのないヴィクトリア ゴーストになるところでした(汗でもよかった。白のフロアにステンレスキッチン、黒のルイゴースト。シャンデリア。まさに! 狙い通りという感じです。