YETIのハードクーラー。キャンパーのあこがれ、イエティのプレミアムクーラーボックスです。このクーラーボックスはバカ高いんですが、熊にも負けない耐久性と抜群の保冷性で人気なんです。問題は値段だったんですが、どうやら2017年は話が一転しそうです。今までは代理店もしくは並行輸入業者が仕入れて売っていたものが、本国でYETIがネット通販を開始しました! 本国アメリカから輸入したので個人輸入方法を書いておきますね。
※バンド名でもスキー場の名前でもないクーラーボックスのYETIさんですよ。
YETIとは YETI COOLERS/イエティー
2006年にスタートしたクラーボックスメーカー、YETI COOLERS/イエティクーラーズは長く使い続けられるクーラーボックスを創るのが使命です。留め金が割れたり、取っ手が取れたり、すぐに壊れる安物のクーラーボックスではなく、頑丈で長持ちするホンモノのクーラーボックスを作りたかったのがはじまりです。
YETI COOLERSの主な特徴

グリズリープルーフ/GRIZZLY PROOF
IGBC(アメリカ省庁グリズリーベア協会)のベアレジスタンス容器に認定されており、南京錠をかけることで熊がクーラーボックスを開けることを阻止できます。日本ではそのような状況に陥ることもないとは思いますが、川釣りやジビエを猟に行くハンターなどにはこのような機能は重要なのだと思います。一般利用にはオーバースペックでしょう。
T-REX リッドラッチ搭載
ラバー?のラッチはプラスチックや金属のものとは違い引っ掛けて留める、密閉性を高めるものであるため、壊れにくくしかも締め付け製のが高いです。スペアも1本2,000円程度となっており、経年劣化したとしても交換が可能です。
ベアフットノンスリップフィート

すべり止めのラバーの脚はあとがつきにくい加工がされたものになっています。荷台や甲板の上で動きづらい加工です。あわせて、YETIは強度に優れますから、釣りの際のキャスト台としての利用も考えられていますから、YETIの上に立ったり、座ったりすることも当然問題なし。頑丈です。頑丈な上に滑らない、これは重要なことですね。
FAT WALL DESIGN/ファットウォールデザイン

極厚のインスレーション(隔壁)は5cmとなっており通常のよくあるクーラボックスとは厚みが違います。一方壁が厚い分、中の容量は小さくなるため、大きさが一回りから二回り同容量のハードクーラーより大きくなります。ここらへんはトレードオフですね。
YETI COOLERSの種類
イエティーの種類ですが、大きくわけてハードクーラーボックスの「TUNDRA/ツンドラまたはタンドラ」、ソフトクーラー(バッグ形状のクーラー)「HOPPER/ホッパー」、バケツ型のアメリカンなヤツ!「TANK/タンク」、水筒、タンブラーの「RAMBLER/ランブラー」の4シリーズです。このほかアクセサリー類があります。
クーラーボックスが欲しいなら、TUNDRAです。

唯一無二のハードクーラー。おじさんたちの憧れです。大きさは20Lから350Lまで幅広く、13種類もあるんですが、どれを買ってよいのかは使い方次第ですが、キャンプに家族4人で行くくらいであれば45か50リットルのTUNDRA45、TUNDRA50でしょうか。

他にはソフトクーラーのホッパーもありますが、特に目を引くのがTANK/タンクです。これはもうアメリカンすぎるやつですね。氷をたくさん入れてビールをキンキンにするためのもの! ビール便を氷に刺す、缶を氷の中かから取り出す! 絵に描いたようなキャンプ感、BBQ感を出したい場合には最適なんですが、プロモーションの写真が生ビールの樽じゃん!というすごいやつです。こんな使い方もあったとは、、、おどろき。おじさんの憧れです。
YETIのサイズ感 どれを選べばいいのか?

写真出典:YETI
なんでポンドと読むのにLIBSなんだよ、意味わからないですし、長さもインチだと日本人には全くわかりませんから、キロとCMに直しました。換算にあたっては、1LBS(1ポンド)453.5g、1インチ 2.54cmとして、YETI公式ページのポンド、インチ表示を計算し直しました。1ドル120円で計算しています。
※A&Fさんのスペック表とYETI公式のスペック数値が異なっていますが、ここではYETI公式の数値を換算しています。
※表はスライドしますので値段なども確認してみてください。
アイテム | 重さ | A | B | C/D | E/F | G | H/I | J/K | 価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HEIGHT | HEIGHT | TOP | BOTTOM | HEIGHT | TOP | BOTTOM | ドル建 | 円建 | ||
| ROADIE 20 | 6.80kg | 36.2 | 26.7 | 48.6*34.6 | 43.8*30.2 | 25.1 | 34.6*23.2 | 33.0*21.3 | $199.99 | ¥23,999 |
| TUNDRA 35 | 9.0kg | 40.0 | 28.6 | 54.3*41.0 | 51.1*34.0 | 27.0 | 38.1*26.4 | 35.2*23.8 | $299.99 | ¥35,999 |
| TUNDRA 45 | 10.43kg | 39.1 | 28.3 | 65.4*41.0 | 62.2*34.0 | 27.0 | 49.2*26.4 | 46.7*23.8 | $349.99 | ¥41,999 |
| TUNDRA 50 | 11.79kg | 45.1 | 34.3 | 61.6*44.8 | 57.8*37.1 | 31.8 | 45.7*29.8 | 42.2*26.4 | $379.99 | ¥45,599 |
| TUNDRA 65 | 13.15kg | 40.6 | 29.8 | 78.4*43.8 | 74.6*37.5 | 28.3 | 61.9*29.8 | 58.7*27.0 | $399.99 | ¥47,999 |
| TUNDRA 75 | 15.42kg | 44.5 | 34.0 | 85.1*45.4 | 81.0*38.4 | 32.7 | 68.6*30.8 | 65.1*27.3 | $449.99 | ¥53,999 |
| TUNDRA 105 | 16.33kg | 50.5 | 40.0 | 78.4*50.2 | 74.3*42.2 | 37.1 | 62.5*34.9 | 58.4*31.4 | $479.99 | ¥57,599 |
| TUNDRA 110 | 17.69kg | 50.8 | 39.1 | 95.3*46.0 | 90.8*38.4 | 37.5 | 78.7*31.1 | 74.6*27.6 | 欠品 | 欠品 |
| TUNDRA 125 | 21.77kg | 50.8 | 39.7 | 102.2*50.5 | 98.1*41.9 | 36.8 | 86.0*35.2 | 81.9*31.1 | $549.99 | ¥65,999 |
| TUNDRA 160 | 24.49kg | 54.3 | 42.5 | 115.9*50.2 | 110.8*41.9 | 41.0 | 97.8*34.9 | 94.0*31.1 | $679.99 | ¥81,599 |
| TUNDRA 210 | 28.12kg | 61.3 | 49.8 | 101.0*65.4 | 95.6*56.5 | 47.0 | 84.1*49.5 | 79.1*44.8 | $799.99 | ¥95,999 |
| TUNDRA 250 | 31.75kg | 54.3 | 42.9 | 141.3*58.1 | 136.5*49.8 | 41.0 | 124.8*42.9 | 120.7*39.1 | $899.99 | ¥107,999 |
| TUNDRA 350 | 40.36kg | 59.1 | 47.6 | 161.3*62.9 | 156.2*54.0 | 45.1 | 144.5*46.7 | 128.7*42.5 | $1,299.99 | ¥155,999 |
| TANK 45 | 5.90kg | 42.2 | 0.0 | 53.7*53.7 | 39.4*39.4 | 32.4 | 41.0*41.0 | 33.0*33.0 | $199.99 | ¥23,999 |
| TANK 85 | 9.07kg | 49.5 | 0.0 | 64.5*64.5 | 48.6*48.6 | 40.3 | 52.1*52.1 | 41.9*41.9 | 欠品 | 欠品 |
| HOPPER FLIP 12 | 1.40kg | 29.2 | 0.0 | 32.1*25.4 | – | 22.9 | 27.9*20.3 | – | $279.99 | ¥33,599 |
| HOPPER TWO 20 | 1.99kg | 41.9 | 0.0 | 55.9 | 25.4 | 31.8 | – | 38.*17.8 | $299.99 | ¥35,999 |
| HOPPER TWO 30 | 2.49kg | 45.7 | 0.0 | 63.5 | 30.5 | 35.6 | – | 43.2*22.9 | $349.99 | ¥41,999 |
| HOPPER TWO 40 | 2.77kg | 49.5 | 0.0 | 66.0 | 33.0 | 40.0 | – | 45.7*25.4 | $399.99 | ¥47,999 |
TUNDRAの軽量版、ROADIE20からTUNDRA35〜75あたりが、日本人が通常使う大きさのハードクーラーなのではないでしょうか。わが家の場合は45か50で迷ったのですが、タンドラ45を選びました。タンドラ50であれば2Lのペットボトルがおおよそ31cmのため、縦に入るということになりそうですが、ペットボトルだけを入れるわけでもないので、倒して入れればいいかということと、YETIのイメージが横長だったので横に長いYETIを買いたかったんですよね。
YETIの日本からの買い方ガイド 個人輸入をおすすめ
パソコンがなくてもiPhone、Androidなどのスマホで購入が完了できますから、とっても簡単ですよ。クレジットカードまたはPaypal決済が可能です。

まず、YETIの公式サイトにアクセスします。
「My Country」は自分の国、「My currency」は自国通貨です。「Japan」「Japanese Yen」を順に選択しましょう。
余計なお世話かもしれませんが、ドル建てにするとクレジットカード会社の(勝手な)決済レートで請求されますから、決済タイミングのレートよりも不利なレートで決済されてしまうことがありますので「Japanese Yen」にして日本円で確定させておくのがよいでしょう。

次に、YETIと書いてある左右に「SHOP」「DISCOVER」とありますが「SHOP」を選びます。製品の種類が出るので、ハードクーラーであれば「TUNDRA」ソフトクーラーなら「HOPPER」など希望の商品の種類を選びます。
そして、その製品種類のサイズを選び、色と個数を選びます。カートボタンを押して「VIEW CART」でカートを表示します。

「TUNDRA 45」の「TAN」を選びました。白もよかったんですが、ミリタリーっぽいタンが欲しかったんでこれにしました。
「CHECK OUT」で会計に行くと配送方法選択になります。これが4通りあるのですが、配送会社と関税の支払いの2つの項目の2パターンの組み合わせで4つ表示されています。

「Yamato TA Q BIN+関税を先払い」と「DHL +関税を受領時支払い」を選んだ場合このようになりました。
配送会社はDHL?ヤマト運輸? ヤマト運輸がおすすめ
まず、配送会社ですが「Yamato TA Q BIN」はクロネコヤマトの宅急便です!なんとTUNDRA 45のアメリカからの送料が1,185円で国内配送より安そうな値段です。8-13営業日です。この営業日だと船便ではなさそうですね。
DHL ExpressはDHLの航空便で5-9営業日で速達になります。ただし、TUNDRA 45は送料が13,403円となりました。TUNDRAレベルならいいのですが、小さな荷物でも10,000円レベルの送料が取られるので、それほど急がないのであれば圧倒的にヤマト運輸がいいのではないでしょうか。
関税&税金は先払いがよさそう
関税は今回はTUNDRA 45では5,457円でした。この金額は前払いの場合はこの金額で確定しますが、後払い(受け取り時)にすると、受取タイミングで請求されます。
TANK 45は関税は1,200円程度でしたし、RAMBLERは18ozは関税なしでした。
クレジットカード、PayPalが利用可能
支払いにはクレジットカードは、VISA、Master Card、アメリカンエクスプレス、JCBが利用可能です。この他、PayPalも利用可能ですし、銀聯カードも使えます。
ヤマト運輸を選択したときの到着までの時間
Borderfreeという会社が発送業務を行っているようです。アカウントを作ってしまえば次回以降は簡単に決済から発送が可能になりますよ。

5/3日の夕方に注文したTUNDRAは5/9に発送完了の連絡が入りました。ここで6日間。日本の税関通過が12日ですので出荷から3日後に日本に到着。翌日には配送完了で、15日到着予想でしたがスムーズに行きました。
アメリカから9日で到着ということで1,000円の送料でこんな便利とはびっくりしました。
競合他社のハードクーラー
YETIが超絶人気になったため、国内国外を問わずキャンプ用品メーカーがこぞって高級ハードクーラーを販売しだしたので、ご紹介しておきます。ちょっと各社、形状からラッチまでマネすぎているんじゃないかと。
スノーピークのハードクーラーはProシリーズの色になっていて落ち着いた雰囲気。赤いラッチがスノピらしい製品です。製品名ハードロッククーラー。YETIレベルの価格です。
イグルーはアメリカのクーラーボックスの会社ですが、ハイスペックバージョンも出してきましたね。そもそもこの品質が悪いからYETIが生まれたんじゃないかという話です。
言わずと知れたアウトドアの雄、コールマン。エスキーはエスキモーな感じをイメージしております。【コールマン スチールベルト クーラー Coleman 54-Quart Steelという20,000円程度のステンレスが巻いてあるクーラーボックスのほうがおしゃれな外観です。
日本の釣具メーカーダイワ。釣りようですが、アウトドアで利用される方も増えてきています。基本的には釣りをして、キャンプをするならこれでしょう。比較的軽めです。
あのペリカンもハードクーラーを出しています。屋外、海上、陸上、過酷な環境でも雨や水から機材を守る防水ケースのメーカー。カメラ機材なんかを入れるカメラマンによく出会いますが、こちらは温度もキープってことですね。
YETI高すぎる!って方には発泡スチロールもあります

それでも発泡スチロール製の格安の発泡クーラーはAmazonでも売っている。耐久性はあまりないし、そんなに密閉性もないけれど、激安な発泡クーラー。魚屋さんだってずーっと仕入れに使っている発泡スチロールでも、キャンプにバーベキューに使えるには使えます。
これは、用途に合わせて選べばいいと思います。発泡スチロールクーラーでもいいときもあるし、そうでない場合もある。ケースバイケース。どのくらい使い続ける気があるのか、緊急で買う場合、予算がない場合など、人それぞれです。
その上に座ったりするのか(耐久性)、保冷能力をどのくらい求めているのか(保冷性)を加味した上で、そのグッズを使うことが自身の満足度、シアワセ度を上げてくれるのかでアイテム選びをできればいいですね。






