任天堂Switchの機能の一つとして子どもの見守り機能があります。スマホアプリと連携した「Nintendo みまもり Switch」アプリは保護者による子どものSwitch使用制限を行えるものですが、大人でも設定しておくと、自分がどのくらいプレイしているのかなど、アプリ経由で把握することが可能ですから、子どもがいなくても是非活用したい機能です。
紹介映像を見ると一発でわかりますが、どのように活用すればよいのかを解説していきます。
Switchのみまもり機能のペアリング設定方法

この機能ですが、「設定」から設定するのではないかと思われるかもしれませんが、本体だけで行う設定とアプリを伴う設定の二通りが存在します。今回は、外部からSwitchをコントロールするため、アプリ経由での設定についてです。「設定」→「保護者による使用制限」からできそうですが、アプリでのコントロールはすべてアプリ経由で行うため、アプリダウンロードリンクを表示されます。
こちらからダウンロードして、設定を進めます。

アプリを起動して表示される登録コードを、登録したいNintendo Switchで入力することでペアリングが完了します。
Switchの1日にあそぶ時間を決める 即時停止も可能!

アプリでは1日にあそぶ時間、制限レベル、暗証番号を設定できます。1日にあそぶ時間は、一律設定することも、曜日ごとに設定することも可能です。制限レベルとは使用ソフトの制限やSNS投稿設定、ほかの人との自由なコミュニケーションについてどのレベルで制限するかを決定します。

一日に遊ぶ時間は15分刻みで「制限しない」から「0分」〜「6時間」が選べます。子どもをSwitchで6時間以上遊ばせるというのは「制限しない」と同義ということでしょう。あわせておやすみアラームは夜何時までさせるかという指定です。アラームが鳴ります。
「ソフトを中断する」はオンにすると指定時間で終了になります。この設定はスマホで外からも買えることができるので、今どのくらいの時間をSwitchであそんでいるかがわかってから、やり過ぎだと思った時点で「15分」や「0分」を指定し「ソフトを中断する」を音にすると5分前にスリープになると画面に表示されますし、「0分」であれば、設定が反映になった時点で即時スリープにすることが可能です。
制限レベルは好みで個別に調整できる

「幼児」「小学生」「中学、高校生」「設定なし」のプリセットがあるので、個別に面倒な設定をしなくても大丈夫です。ソフトの詳細設定では各国のレーティングCEROなどと3歳から18歳以上までの一歳刻みのカスタマイズが可能ですが、そこまで細かくなくても通常は問題なさそうです。
| 制限レベル | ソフト | SNS投稿 | コミュニケーション |
|---|---|---|---|
| 幼児 | 8歳以上向け | 制限する | 制限する |
| 小学生 | 13歳以上向け | 制限する | 制限する |
| 中学・高校生 | 17歳以上向け | 制限しない | 制限する |
| 設定なし | 制限しない | 制限しない | 制限しない |
ソーシャル投稿は画面写真の投稿制限となりますが、画面写真に文字を書き込んで投稿する機能とかがでてきた場合には、3DS同様問題となる可能性もありますので、今後の動向に注目ですね。
コミュニケーションについても制限が可能ですが、Switchのみが通信手段ではない時代ですから、本体では制限はするとしても、LINEなども合わせて親としては子どもを守ることを総合的に考える必要があります。
みまもり機能はSwitchごとに設定が反映される

設定はユーザーごとではなく、端末ごと、すなわちSwitchごとの設定になります。だからお兄ちゃんがやりすぎた場合には弟はできなくなってしまったりするのが、今のみまもり機能です。端末内のユーザーごとに時間を変えられるようになると更によさそうですね。

みまもり機能がオンになっているとホーム画面の中央上部にオレンジ色のみまもり機能の表示が出ます。時間制限をしている場合には利用可能時間がここに表示されます。電源オフやスリープ時には時間が進まないようになっています。アプリから変更した新しい設定は、ネットにつながるの自動で反映される仕組みで「0分」「ソフトを中断する」にセットすればすぐに止められます。
みまもり機能を応用して大人も使う
利用時間の管理は制限しないでも問題ありませんが、これを入れておくことで、利用時間を確認することが可能となります。今日はもう2時間もやっているから、やめないと!そう自制心が働くのが大人です。制限は必要なく、今まで可視化されていなかった時間を見えるようにすることで、ゲームのやりすぎや、たまにはゲームでもしてみたらと逆に促してみるのもありますね。
男性目線では、主婦のゲーム時間は旦那としては確認しておきたい問題です。逆に女性からすると、旦那のゲーム時間を奥さんは知りたいかもしれません。やっているゲームタイトル、利用時間、1ヶ月のゲーム時間のレポート。これらを知ることで、自制をするのが大人。なんとなくやってしまうより何時間使ったかを知って使うのでは、まったく違います。
ぜひ大人も、みまもりアプリを入れてのゲーム時間を確認してください。
SwitchがOSレベルでゲーム利用時間を管理しているからできる機能ですが、AndroidもiPhoneでもこういった機能は標準装備するべきでしょう。
ただ、あちらのOSは人々の時間を奪うことでマネタイズしているわけなので、1日8時間もスマホの操作をしていたユーザーには教えないのが得策ですよね。特に主婦のゲーム時間とかは、教えてしまってはいけないのです。ウェブサイトもアプリゲームもそうですが、いかに滞在時間を長くするかが、マネタイズのポイントなんです。
親がゲームする場合の利用時間減少を防ぐ方法
親がゲームをする場合など、子どもの利用時間を減らしてしまうことになるのですが、これをいちいちアプリで調整するのは面倒です。そこで、便利なのは、保護者による制限を一時的に解除する機能です。みまもり機能の表示部分をタップすると暗証番号(暗証番号はアプリのソフト、制限の下の暗証番号に記載されています)を求められ、これを入力することで、次回のスリープまで制限を全て解除できます。

これにより、こどもの利用時間を減らさずに、親がゲームをしたり、親の目の届くところでコミュニケーションを取る、SNSは投稿が可能となります。

子どもが故意にこのパスワードを解除しようとする場合、間違えたパスワードが入力された場合には、スマートフォン側のアプリに間違えたパスワードが入力されたと通知が来ます。しっかりしてる!
あとは、欲を言えばスマートフォンアプリ側からメッセージが送れるようになると便利ですね。「そろそろ宿題をやりなさい!そうしたら続きをやっていいよ」とか、Switch側から、みまもりアプリへのメッセージは送れるとか。
家に2台のNintendo Switch がある場合
ちなみに任天堂Switchは据え置きも可能とはいえ、持ち出すと家にいる人は利用できませんから、兄弟がいれば人数分必要になります。またフルスペックゲームが持ち出せるので、お父さん用もありといえばあり! お父さん用のSwitchに子どものアカウントでもログインしておけば、ユーザーとしては使わなくてもオンライン状況や友達の状況が確認できるので便利です。ここまでやるかはそれぞれの判断でどうぞ。
※セーブデータはユーザーとニンテンドーネットワークがまだつながっていませんので、端末内だけのセーブとなり、ネット経由のセーブデータの動機機能はまだありません。


