新しいiOS12の機能が発表されましたので紹介していきます。特に今回発表になったiOS12の新機能のうち、スマホ依存症対策の「スクリーンタイム/Screen Time」は注目の機能です。この機能、Nintendo Switchに搭載される「みまもり機能」にそっくりなんですが、子どもや10代の若者がスマートフォンを長時間使うと心の健康を害するという指摘などがあるようで、ゲーム機からスマホへ移植された機能と言えるでしょう。
社会問題化するスマホ中毒を防ぐため、保護者が子どものiPhone、iPadの利用時間を簡単に制限できるような機能が追加されるとは時代は変わりましたね。
iOS12のScreen Timeでは利用時間を把握できる
これは業界全体の問題ですよ。みんなに年月的に長く使ってもらうためには、スマホ中毒患者を大量に出してしまっては、iPhone、Androidなどスマホ自体が売れなくなってしまうわけです。

具体的には、本日、直近7日間のどのくらいスクリーンを使ったのか、その内訳はソーシャルメディア、エンターテイメントなど何分使っているか、時間帯別に表示されます。
アプリごとに利用時間制限を設定できるから、例えば上の画像だとInstagramの利用時間はあと5分とか、制限時間が近づくとプッシュ通知で知らせてくれたりするようです。
保護者が子どものスマホの利用状況を受け取れ、遠隔操作で簡単に使用を制限できるようになるといいます。これはすでにNintendo Switchで実装されている機能をiPhoneでも再現した形になるかと思いますが、これ、Nintendo Switchで使っていますが、すっごくおすすめの機能です。おとなもぜひ、自身の利用状況を把握しておくために入れておくべきものだと考えます。
あ、できればツムツムをやりすぎちゃったり、2人で話しているのに衝動的にツムツムしてしまうような奥さん、彼女を持っている方は、スマホ依存で病気ですし、四六時中Twitter、Instagramを見ているのも病気ですから、ほんとに入れておいたほうがいいです。
スクリーンタイムってなに? Switchの「みまもり機能」を拡張

真似てないとAppleはいうと思いますが、Nintendo Switchのみまもり機能は、簡易ではあるものの、子どものゲーム機の利用をネット経由で制限できる、優れた機能です。

ゲームやりすぎ注意!Nintendo Switch 大人にも入れるべき「みまもり機能」の設定と有効活用方法
ゲームのしすぎってのは、ぼくが子どもの頃、30年前にもあったわけですが、しっかり時間を把握するには、紙に何時から何時までゲームしたとか、今日は3時間までと決めてやっていたのです。
ここには「善意の子ども」の存在が必要で、信頼関係が必要ですが、今後は時間で明確に切ったり、ソーシャルやりすぎとか、細かく規制ができるようになります。
今回のiOS12のアップデートは、スマホ依存症が若い世代を中心に社会問題となっているため、米投資ファンドやカリフォルニア州教職員退職年金基金が1月、Appleに株主提案として対策を求めたことで実現した機能のようです。
Nintendo Switchでも、同じことを言いましたが、子どもの利用制限に設計されていますが、大人の親側も自身の使用状況を把握するのにも使ったほうがいいです。
スクリーンタイムの制限レベル
Nintendo Switchでは、一日に遊ぶ時間は15分刻みで「制限しない」から「0分」〜「6時間」が選べました。子どもをSwitchで6時間以上遊ばせるというのは「制限しない」と同義ということでしょう。あわせておやすみアラームは夜何時まで利用していいかという指定です。アラームが鳴ります。
利用可能時間を過ぎれば、そのまま使うか、強制的にスリープさせたりできます。ネット経由で即時強制スリープも可能です。
これに加えて、月にどのゲームをどのくらい遊んだかなどもレポートされます。
iOS12のスクリーンタイムでは、これに加えて、毎日のアプリごと、アプリの種類ごとの利用状況や、個別アプリの利用時間制限が可能。毎日の利用内訳が表示されるようです。

ちなみにNintendo Switch「みまもり機能」では、上記に加え、小学生中学生などのユーザー保護観点から「幼児」「小学生」「中学、高校生」「設定なし」とソーシャルやCEROなどのゲームの年齢制限にも対応しています。
| 制限レベル | ソフト | SNS投稿 | コミュニケーション |
|---|---|---|---|
| 幼児 | 8歳以上向け | 制限する | 制限する |
| 小学生 | 13歳以上向け | 制限する | 制限する |
| 中学・高校生 | 17歳以上向け | 制限しない | 制限する |
| 設定なし | 制限しない | 制限しない | 制限しない |
スクリーンタイムにはこう言った制限機能はないので、別機能で開発されるかもしれません。
あなたのながらスマホは、全人類の損失だと思うんです。ゲーム会社やウェブマーケティングでは、人の時間を奪うことを基本的な考えとして持った上で運営しているわけです。
どうやってユーザーが長く滞在してくれるか、あなたの可処分時間の奪い合いなのです。
貴重なあなたの時間の使い方はあなた自身が意思を持って決めるべきで、意思が弱いならこういったツールでどのくらいスマホに時間を奪われているかを客観的に把握するのもいい選択だと思います。
時間の使い方は、意思を持って決めるべきです。
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