WiMAXのギガ放題は超お得なWiFiです。3日間で3GBという速度制限はありますが、ギガ放題の場合は速度制限がかかったとしてもYouTubeをHD画質レベルで見られる速度が保たれていました(暫定対応)。2017年2月2日よりこの3日3GBが3日10GBに変更となります。
15秒でまとめると
- WiMAXの速度制限ルールが変更に3日3GBから3日10GBに緩和
 - 制限時間は翌日の18時から翌2時の8時間に。制限時の速度は1Mbps
 - 全体利用可能量は増加し国内モバイル通信では圧倒的コストパフォーマンス
 
3日で10GBだから1日3.3GBなら速度制限がかからない
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「WiMAX W02レビュー 速度制限でもギガ放題は速い!月に30GB以上使う私が教えます。」で以前にも書いていますが、今までの制限では3日で3GBの場合は1日あたり平均1GB以上(偏って使ってももちろんOK)使うと制限がかかりました。3GBを超えた翌日の13時から翌々日13時頃までの24時間が制限がかかるのですが、制限される速度がYouTube標準画質が視聴可能な速度とされていました。

これが今回の改定により3日10GB制限となるため、3.3GBを毎日平均的に使ったり、4GB→2GB→4GB→4GB→2GB→4GBなど10GBに行かないように使い続ける限り、今よりも快適な利用が可能となります。こうすることで30日で100GBが速度制限なく利用可能ということです。
端末によって利用容量確認バー(写真の3d 2.13GB/3GBの部分)があり、3日10GBで設定すれば利用容量を目安ではありますが、速度制限の呪縛から逃れることが可能です。10GBをひと月でスマートフォンで使い切ろうとする場合、動画ストリーミングや音楽ストリーミングをかなりの頻度で使い続けるような状態となりますから、3日10GBというのは魅力的です。

ちなみに変更後の10GBというのはYouTube5分間の映像はHDで50回(約4時間)見られるものが166回(約13時間)見られるように変更されています。通信制限にかからないデータ容量で通信する分には圧倒的に利便性が向上したといえるでしょう。

ちなみにネットフリックスでiPhoneに動画をダウンロードした場合のデータ容量ですが、圧縮率の問題もありますが、ツーリストが103分で460MB、テラスハウス アロハステイトが1話36分程度240MB、世にも不幸なできごと270MB、SUITSが42分300MB、ハウス・オブ・カード野望の階段が1話50分程度250MBとなっており、1日でも10GB使うのは相当たいへんです。
家庭内で動画ストリーミングを行う場合も同様と考えて良いと思います。ただし、動画サービス側の圧縮率の状況によります。
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WiMAX速度制限時は1Mbpsへ 速度制限対処方法は?
一見、改善されているように見えますが、一番気になるのが、速度制限時の速度1Mbpsです。今までは実際に速度制限の場合にも6〜7Mbps程度の速度が確保されていたため快適だったのですが、実はこの快適さは暫定的対応のものだったとのこと。

今回のルール変更で3日間で10GB以上利用の場合に、翌日18時から翌々日2時までの8時間が1Mbpsに速度制限されます。以前は24時間制限だったものが夕方から深夜までのデータ通信ピーク時に制限をかけることで通信の公平性を保つのが目的です。
この1MbpsはUQがもともと実施しようとしていたYouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度なのですが、暫定的に速度制限時もHD画質レベルで運用されて快適だと思っていた現行の6〜7Mbpsから1Mbpsへ低下することになるため快適性が保てない可能性があり注意が必要です。
1Mbpsはけっこう遅いので大きめデータは計画的に
DTI SIMなどの格安SIMの使い放題プランと同じくらいの速度と考えてよく、TwitterやFacebookをするくらいならちょっと遅いと感じ、YouTubeはロードに時間がかかると感じるレベルになると思われます。通信できるけど快適ではない状態になります。DTI SIM使い放題プランは過去に契約したことがありますが、1Mbps以下にもなることが多く、かなりストレスがかかりましたので3ヶ月で解約しました。
WiMAXは一時的な速度制限で救いは8時間で済むことですが、それでもいままで6Mbpsなど普通に実用可能速度が出ていたことを考えると不満がある速度です。3日で10GBというそれなりの通信容量を使っている結果ですから、この速度制限は受け入れるとして、どう対処すればより快適でしょうか。
そういった不満を解消するためには動画などの大きめなデータについては、3日で10GBに行かないタイミングでダウンロードをしておくなど事前の計画的な使用が望ましいでしょう。(通常利用で3日10GBを使うということ自体が、かなり通信量が集中していますので、実は使う日自体も予め予定されている計画的なものかもしれませんね)
ちなみにWiMAXは私の測る限り通常時で25〜35Mbpsの速度が出ています。格安SIMおよびWiMAX速度調査は格安SIMカテゴリで毎月調査をしていますので参考にしてください。
WiMAX度制限ルール変更に伴っての解約は通常解約
ルール変更によって、契約した前提が変わっていますので、解約可能かを確認したところ「通常の解約」では可能だが、特殊対応はないということで回答をもらっています。契約中のルール変更は規約内で同意済みという契約だったのかな。
UQお客様サポートセンターから下記の公式回答をいただきました。
お問合せいただいた内容につきまして、ご案内いたします。
大変恐れ入りますが、記載いただいた内容がご理由でのご解約につきましては、通常のご解約となります。
ご期待に副えず、大変申し訳ございませんがご理解くださいますようお願い申しあげます。
ということで、このルール変更が不服の場合は「通常」の解約になるため、契約期間などがそのまま適用となります。24ヶ月に満たない場合など、違約金などを払って退会することになります。
WiMAXの選び方 トータスコストで選ぼう
総じて満足なWiMAXですが、ひとつ私が失敗したところがあります。契約するプロバイダです。わが家は何も考えずにUQ WiMAXと直接契約をしてしまいましたが、ちゃんと比較をすればもっとコスト的に有利な選択はありました。同じWiMAXを、プロバイダー各社が各々のブランドでサービス提供をしており、若干月額のコストが違ったり、キャッシュバックがあったりで2年間のランニングコストが異なってくるんです。

キャッシュバックも含め、トータルで安くするのであれば、So-netが月額3,300円まで下がっているので相当なお得感があり、
@niftyでも3,400円となっています。このふたつのプロバイダは会費がかかることから、すでにアットniftyの契約であれば会費部分がダブりませんからお得になります。有線LANもWiMAX端末本体をクレードルにさして使えば利用ができますから、ひとり暮らしにも向きますね。
- とにかく月額を最小限に →BroadWiMAX
 - トータルで安くする → 
So-net
 
いずれにしてもWiMAXのギガ放題、3日10GBの通信速度制限の規定が変わっても、日本のモバイル通信のなかでは圧倒的パフォーマンスを誇り非常によいサービスだと思います。



