SIMフリーiPhoneを手に入れ、キャリアの契約が切れるタイミングになったら、どの格安SIM会社に乗り換えよう?と考えた時「いったい格安SIMはどのくらいの速度が出るのか?」誰もが疑問に思うことを、確かめていきます。今回は2017年の6月の調査になります。この記事の期間(6月中)は随時更新してまいります。
※すべて自腹契約のSIMで調査しています。
2017年6月の格安SIM 速度測定結果
2017年6月の格安SIM購入の目安にしてください!MNPによって、メインの電話回線を格安SIMにしてしまうというのもいいのですが、すっごくおすすめなのは、データSIMの追加契約です。なぜおすすめするかといえば、データSIMであれば気に入らない場合にはすぐに解約が可能で違約金がかからないというメリットがあります。ここらへんを普通の大手キャリアのように2年縛りがあると思い込んでしまうとチャンスを逃してしまいます。
なので、ちょっと欲しい端末があったらデータSIMとあわせて買うことで本体も格安に購入が可能ということです。

二枚目のLINEモバイル SIMでスマホをカーナビ代わりに買う
たとえば、こういうふうにカーナビにしちゃえます。
格安SIM速度 測定場所は①東京駅前〜大手町にて測定、②埼玉県自宅付近にて測定の2ヶ所で基本的には測定しています。たまに旅行先等でも測定します。
都心部と埼玉ということで、大手メディア的な測定速度とは異なる結果となるかと考えますが、実際の利用者が都心に固まっているばかりではないので、地域の方にも実用的なデータになると思っています。
この調査は、わが家の契約のSIMにて速度調査をしていますので、契約していない格安SIM会社さんはここに載っていません。契約していないSIM=過去の速度調査で遅すぎて解約したものも含むため、現在速度が出ているもので上位のものは満足できる水準だといいかえることも可能です。
またテスト時の周囲の状況にも影響を受けるため、目安としてください。2016年10月から調査を介しており、今までのMVNO速度調査結果はこちらにまとまっていますので、相対的な傾向をつかむのに役立つと思います。

※参考値としてご利用ください。場所、時間帯により速度が変わります。
30Mbps以上を赤字にしてあります。
上下 | 6月5日16時 埼玉県 |
6月8日10時台 埼玉県 |
6月16日10時 埼玉県 |
6月21日14時 東京都大手町 |
6月26日20時 埼玉県 |
|
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LINEモバイル | DL | 13.96Mbps | 56.26Mbps | 46.70Mbps | 13.33Mbps | |
UL | 7.20Mbps | 8.73Mbps | 14.05Mbps | 2.51Mbps | ||
mineo(d) ドコモ回線 |
DL | 39.05Mbps | 45,52Mbps | 26.35Mbps | 11.62Mbps | |
UL | 2.51Mbps | 6.26Mbps | 6.48Mbps | 4.12Mbps | ||
mineo(a) au回線 |
DL | 14.65Mbps | 13.00Mbps | 15.23Mbps | 8.53Mbps | |
UL | 7.87Mbps | 7.32.Mbps | 9.30Mbps | 5.09Mbps | ||
IIJmio(d) ドコモ回線 |
DL | 34.01Mbps | 50.36Mbps | 11.94Mbps | 8.89Mbps | |
UL | 2.30Mbps | 7.31Mbps | 10.39Mbps | 2.08Mbps | ||
IIJmio(a) au回線 |
DL | 6.60Mbps | 19.13Mbps | 21.81Mbps | 6.84Mbps | |
UL | 2.29Mbps | 5.89Mbps | 9.42Mbps | 2.00Mbps | ||
楽天モバイル | DL | 32.00Mbps | 16.77Mbps | 19.82Mbps | 12.61Mbps | |
UL | 4.03Mbps | 8.46Mbps | 9.10Mbps | 4.57Mbps | ||
U-mobile | DL | 7.24Mbps | 3.02Mbps | 3.38Mbps | 8.79Mbps | |
UL | 6.25Mbps | 5.66Mbps | 6.02Mbps | 2.00Mbps | ||
nuro mobile 新入荷 | DL | 13.43Mbps | 1.92Mbps | 5.80Mbps | 5.98Mbps | |
UL | 7.94Mbps | 6.90Mbps | 7.26Mbps | 8.30Mbps | ||
WiMAX 詳細はこちら |
DL | 35.20Mbps | 20.70Mbps | 33.87Mbps | 20.35Mbps | |
UL | 1.75Mbps | 17.94Mbps | 14.81Mbps | 4.02Mbps | ||
nuro光-WiFi 詳細はこちら |
DL | 112.25Mbps | – | 113.50Mbps | – | |
UL | 120.78Mbps | – | 120.99Mbps | – |
テストにはiPhone7〜Android端末を複数台使用。LTEの上限スピードにばらつきはありますが、その最大スピードは理論値のため実際にはでないと考えられますので、低速域においては端末にばらつきがあっても問題ないと考えております。Speedtestアプリにて、測定値でほぼ3回測定しその平均値を公開。
LINEモバイルの速度
2016年10月の販売時から非常に好調な速度となっています。引き続き堅調な速度。6月測定で若干低めに出たため経過観察。コミュニケーションフリーはLINEを含めソーシャルメディアTwitter、Facebookなどの通信費をデータ通信にカウントしないプランです。圧倒的に他社より速くオススメできます。
SNSや音楽サービスの通信料が無料というところです。
ユーザー同士でデータ容量をプレゼントすることも可能です。LINEユーザーを考えると高校生〜大学生がメインのプレゼントユーザーとなると思います。友だちと一緒に入れば、おたがいに足りないときは助け合いが可能ですね。
mineo/マイネオの速度
爆速です。アップロードは低めだが、ダウンロード速度が非常に速く、通信満足度が高い。定期的なキャンペーンもあるため、入会のお得感がある。
価格.com満足度1位の格安SIM回線、ドコモのほか、au回線の利用も可能。かなり快適。20Mbps超えで不満が出るとは思えませんし、なによりキャンペーンで安くなるので年間で考えるとかなりお得。データSIMで2台目にもよし! au回線は安定的、ただし利用できる端末が限られる。
IIJmioの速度
安定のIIJmio(IIJミオ)、mineoとならび、安定的。と思いきや、6月爆速でびっくり。大きな変動は毎回少ないが、6月頭のドコモ回線は30Mbps超と珍しく速い水準に。au回線は引き続き安定的ではあるが、6月頭は速度低下となっており、経過観察。
格安SIMが3GB月額900円〜 東京駅前でも時間帯での差も少なく安定的。シェアプランもあって便利、10GB音声付きで3,260円でSIMも2枚追加でつけられてタブレットなんかにシェアできます。
楽天モバイルの速度
引き続き良好な結果。LINEモバイルの出現により、人気が危ぶまれたが、5月末、6月頭とかなり高速だった。IIJmioよりも安定的に速く、もはや老舗プロバイダーは不要なのか??
楽天カード利用では、ポイント1倍追加などの特典があるため、通話SIMの場合は有利です。楽天経済圏の方は使わない手はないSIMとなっています。
U-mobile/ユーモバイルの速度
USEN系列のU-NEXTのサービスです。安定的に実用域を確保、速くもないけど安定的で実用的。ただ価格メリットもあまりないのでLINEモバイル、楽天モバイルでもいいのでは、という感じでしょうか。6月頭は速度低下しており、様子見。
格安SIMをおすすめするけど、WiMAX、光回線もぜひ!
もはや通信回線がない世界など生きていけないのです。なので、格安SIM2枚持ちとかもおすすめですし、自宅などでは通信容量無制限の通信回線を利用するほうが、結果としてストレスフリーな生活を送れると思います。
自宅用に、おすすめしたいのはWiMAXとnuro光です。できれば光のほうがいいけど、持ち歩きも考えるとWiMAXもアリ。
引き続き容量制限がないWiMAXはオススメ
格安SIMにしない選択肢というのもじつはあると思っています

WiMAXをおすすめする理由は30GBなど定額でずっと使えるからです。通常利用ではほぼ通信制限もかかりませんし、au電波網内ではかなり快適に利用が可能です。
データSIMであればいつでも違約金なしにやめられるので、手軽には契約が可能。割引があるMVNOでは実質半年無料などなりますから、お試しにはぴったりです。
通話SIMにしてしまうと半年程度は契約に縛りが出るのと、転出料も付いてきますので、慎重に検討する必要がありますので、速度を参考にしていただければと思います。ダウンロード速度は現代社会においては非常に重要な要素で、速度が通信のスムーズさ、満足度に直結し、タイムイズマネーだと思います。
nuro光でのWiFi測定結果追加しました

こちらの記事を参照いただければと思いますが、モバイルのみでは間に合わない場合、家で利用することが多い場合は、固定回線の「nuro光」はなんかはオススメです。測定結果も圧倒的で100Mbps以上が使い放題となるので、
2017年6月のおすすめ格安SIMランキング
今回の結果から現時点のオススメ格安SIMのランキングは以下になりますよ。圧倒的に今月はLINEモバイルをオススメしますね。速いです。価格は並ですが、速いのは正義だと思います。
今回は4位までオススメ。それ以降は様子見です。
1位 LINEモバイル/LINE MOBILE
2ヶ月3GB増量中!
2位 mineo
3か月マイナス800円キャンペーン中
3位 IIJmio
4位 楽天モバイル
調査場所について 東京都内 埼玉県内で測定実施
東京駅周辺を中心に埼玉県内でも測定。埼玉県は市町村が公開できる場合は公開いたしますが自宅近辺の場合には埼玉県とだけ記載しております。
価格も重要な要素ですが、すでに格安SIMは価格戦争となっており多少の付加価値は各社打ち出していますが、3GBが900円〜1,000円くらいという価格は、どこも一緒です。違うのは、SNSでの通信が無料(カウントされない=カウントフリー)になる独自サービスがあるなどですね。そういう差別化が、価格や通信容量に現れない差になってきます。
そうなるとLINEモバイルが圧倒的に有利になってきます。
お金は時間ですから、安かろう遅かろうでは絶対的な金額では安くはなりますが、速度満足度が極度に落ちるため、乗り換える意味がなくなることすらありますから、速度を重視しつつ、価格髪が必要ですね。10Mbpsあれば通常利用に大きく問題となることはないと思いますよ。

MVNO各社のランニングコストの比較は以前書いていますので、ご参考に。
大手キャリアでは通信環境がいいと100Mbpsとか爆速となりますが、音楽、動画ダウンロードやテザリングによるパソコン通信でもない限り、スマホでの通信にそこまでの速度は不要かと考えています。
SIMフリー、格安スマホに関する記事

