【2016年10月】どこがおすすめ?主要格安SIM MVNO速度調査 東京駅前 楽天モバイル強い

MVNO 格安SIM速度調査

iPhone7が発売され、SIMフリーのiPhoneにも興味がでてきた方も多かったと思います。前回のSIMフリーiPhoneの記事では、SIMフリー端末でも大手キャリア(docomo、SoftBank、au)のSIMは使えるので、iPhoneの残債があったとしても本体だけ乗り換えるのも可能ですよとお伝えしました。今回はSIMフリーiPhoneを手に入れ、キャリアの契約が切れるタイミングになったら、どの格安SIM会社に乗り換えよう?と考えた時「いったい格安SIMはどのくらいの速度が出るのか?」誰もが疑問に思うことを、確かめていきます。

東京駅前でちょくちょく測って更新していきます!


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価格も重要な要素ですが、3GBが900円程度、1,000円切るくらいという価格は、もうどこも同じですから、価格だけではわからない実際の通信速度を公開していきます。通信速度は快適性に影響があるので、数百円ケチったばかりに、後悔するというのは避けたいですよね。基本的には5〜10Mbpsあれば通常利用に大きく問題となることはないと思っています。

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MVNO 格安SIM各社のランニングコストの比較は以前書いていますので、ご参考に。

大手キャリアでは通信環境がいいと100Mbpsとか爆速となりますが、音楽、動画ダウンロードやテザリングによるパソコン通信でもない限り、スマホでの通信にそこまでの速度は不要かと。あと、SoftBankのギガモンスターなど、20GBモバイル(ほとんどの人が5GB以下しか使わない前提だったのでは?)で必要な方、U-mobile、DTI SIMが使い放題プランを出しています。

11月測定分からLINEモバイルを追加しています。


mineo、楽天モバイルが速い! 東京駅夕方測定結果

それでは格安SIM会社がどのくらいの速度が出るのかテストしてみましょう。実際にわが家の自腹契約のSIMにて速度調査をしています。テストにはiPhone7を利用、Speedtestアプリにて、測定値でほぼ3回測定しその平均値を公開しています。mineoのau回線版、WiMAXを追加しました。

※参考値としてご利用ください。時間帯により速度が変わります。

東京駅周辺 上下 10月4日19時台 10月12日19時台 10月14日9時台 10月28日13時台
mineo(d) DL 24.94Mbps 4.88Mbps 15.65Mbps 7.58Mbps 
 ドコモ回線 UL 6.25Mbps 26.32Mbps 5.21Mbps 3.49Mbps 
mineo(a) DL 35.02Mbps – 
 au回線 UL 2.43Mbps – 
U-mobile DL 4.99Mbps 2.23Mbps 11.68Mbps  6.65Mbps
  UL 4.84Mbps 5.73Mbps 1.85Mbps  5.41Mbps
楽天モバイル DL 17.08Mbps  33.65Mbps 12.57Mbps 8.59Mbps 
  UL 4.36Mbps  7.33Mbps 4.43Mbps 3.00Mbps 
DTI SIM DL 2.95Mbps  2.76Mbps 3.65Mbps  2.25Mbps
  UL 8.95Mbps  12.56Mbps 8.97Mbps 7.96Mbps 
IIJmio(d) DL 2.73Mbps  1.96Mbps 11.50Mbps 11.16Mbps 
  UL 6.42Mbps 15.38Mbps 1.15Mbps 7.75Mbps 
DMM DL 1.25Mbps 1.92Mbps  1.55Mbps 6.35Mbps 
  UL 0.48Mbps 1.14Mbps  0.66Mbps 5.60Mbps 
WiMAX DL 27.31Mbps  21.55Mbps 34.89Mbps 
 詳細はこちら UL 6.32Mbps 8.66Mbps 4.48Mbps 

mineo/マイネオ、楽天モバイルがかなり速い結果となっています。U-mobile/ユーモバイルは安定的に5Mbps程度を確保、速くもないけど安定的で実用に十分。
※au回線はテザリングができないようです。ご注意ください。

DTI SIMは最近遅くなっています。以前は10Mbps程度出ていましたが下りが3Mbpsが安定的になっており、使い放題の場合、さらに帯域制限があるのか1Mから1.5Mbps程度しか出ません。DTI SIMの上りは8Mbps超えで時間を問わず安定していますが、上りはいらないので下りを速くしてほしいところです。

IIJmioは昼間の速度は10〜15Mbps出ていますが、夜7時の東京駅前では帰宅ラッシュか、速度低下がかなりある結果となりました。

DMM mobile/DMMモバイルは奮わず。どうした!がんばれといってあげています。下旬はそこそこの速度が出ておりますので、経過観察です。

データSIMであればいつでも違約金なしにやめられますが、通話SIMにしてしまうと半年程度は契約に縛りが出るのと、転出料も付いてきますので、慎重に検討する必要があります。

2016年10月のおすすめ格安SIMランキング

今回の結果から現時点のオススメ格安SIMのランキングは以下になりますよ。

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1位 mineo 6か月-800円キャンペーン中
価格.com満足度1位の格安SIM回線、ドコモのほか、au回線の利用も可能。かなり快適。20Mbps超えで不満が出るとは思えませんし、なによりキャンペーンで安くなるので年間で考えるとかなりお得。データSIMで2台目にもよし!

2位 楽天モバイル
+850円で5分までの通話料が無料 東京駅前で13Mbpsくらいでした。楽天カードを持っていればさらにポイント+1倍! メジャーかつ速いので、満足度も高いでしょう。

3位 IIJmio
格安SIMが3GB月額900円〜 東京駅前で上り下り20〜30Mbps。夜間は遅くなる? シェアプランもあって便利、10GB音声付きで3,260円でSIMも2枚追加でつけられてタブレットなんかにシェアできます。

4位 U-mobile
通話セットのSUPERなら毎月のデータ容量を追加キャンペーン実施中。1GB、5GBに加え、LTE使い放題プランもあります。

5位 DTI SIM 6か月割引キャンペーン継続中!
人気急上昇中!半年ただで3GB使えます。東京駅前で6〜15Mbpsくらいでしたが、最近は3Mbps程度となってます。

6位 DMM mobile
低速状態になっても、はじめの一定量だけ高速通信で読み込みを行くバースト機能がいいです。SIMカードの複数発行にも対応しているので、データシェアするにも向いています。直近の調査では遅い結果となりました。


格安SIM会社のシェアってどうなってるの?

MM総研の調査データによると2016年3月末時点の国内MVNO市場の契約実績調査結果より、格安SIM(MVNO)サービスの総契約数は539.4万回線となっており、かなり市場規模が拡大してきています。音声通話以外にもデータ通信のみでも契約できますから、スマホ+データSIMなど選択の幅選択の幅が広がっています。

個人向けSIMのシェアは1位IIJ(インターネットイニシアティブ)74.7万回、2位位OCNモバイルONE、3位は楽天(楽天モバイル)で7.2%(39.1万回線)、4位はU-NEXT(U-mobileなど)で6.5%(35.3万回線)、5位はビッグローブ(BIGLOBE SIMなど)で5.7%(31万回線)、6位はケイ・オプティコム(mineo)で、4.5%(24.3万回線)となっています。

mineoが最近伸びてきています、速度による優位性をみんな認識しはじめたということなんですかね。

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