北野エースは食のセレクトショップ。全国で70店近くの店舗が運営されています。特筆すべきはほかの店舗にない品揃えとここでしか買えない品物による徹底した付加価値。そしてそれがメジャーではなくニッチなことかなと理解しました。最近近所にあるのを見つけてかなりの衝撃を受けたのです。
訪れたのは埼玉県熊谷市の名門デパート「八木橋」地下一階の店舗です。徹底したこだわりと病的な陳列、レトルトカレーにレトルトパスタソース、インスタント麺。見よ!この本棚レイアウト!
整理整頓は病的なA型潔癖性レベル
店舗に入ってまず驚くのはカレーの本棚設置でしょう。カレー本棚設置店舗はわざわざ店舗紹介ページにアイコン入りで指定してありますから、名物としか思えません。圧倒的な品揃えと病的な整理整頓によって作り出された「本棚」は圧巻です。
どんなマニュアルが本部から配られているのでしょうか。それとも現場で独自ルールなのかな。シリーズで並んでいるのはもちろんですが、レトルトカレーの箱の側面のタイトルを背表紙に見立てて陳列するアイデアは秀逸ですね。
カレーのシリーズはもちろん揃っているのですが、箱の色がグラデーションになるように全体的な配置位置が考えられていると思います。食品なので暖色系の色合いが多いですが、よくカレーの箱に使われている色が緑→赤→橙→黄のような濃度で並んでいるのがわかります。
この徹底ぶりはもはや病的な陳列リーダーの仕業でしょう。A型、潔癖症だと、断言いたしましょう。そしてこれが受けるとわかっている戦略家です。
ちょっと目を引くレトルトカレーもいっぱい。俺のシリーズのカレーに18禁カレー(辛過ぎて18歳未満はダメだって)とか、ちょっと手に取りたくなるパッケージが並びます。それにしても値段がバカ高いです。これ、一食分のレトルトですからね、、
水戸納豆カレーもどこ狙いなのかわかりませんが、とがってますねー。
レトルトカレーだけじゃない整理整頓ぶり
品揃え的には、北野エース同様オリジナル商品開発にこだわる成城石井やバライティー豊かなアイテムセレクトのカルディコーヒーファーム/KALDIに似ていると思いますが、徹底した並べ方は競合には真似できないレベルかと。
カレー本棚んで培われているのか、高さがちが商品の場合には棚の高さ自体がそれぞれに合わせて変更されている徹底ようです。段差があってもあまり目立たないようになっていますね。
これなんかは下二段は高さが違いますが、左側と右側の上端があっています。組み上げには事前準備が必要ですね。商品はこだわりのセレクトになっていますから各地区から品質にこだわった商品が選ばれていますね。以前紹介のヤマト醤油味噌さんの「いしるだし」(上段右から8番目)なんかもしっかり置いてあります。
インスタントラーメンもすごい
レトルトカレーにインスタントラーメン。セレクトの方向性が極端かつニッチ過ぎてはまる人にはハマるんだろうな。不健康そう。
キリンラーメン(小笠原製粉:愛知のご当地ラーメンインスタント麺)も超充実!
ペンギン(サンシャイン水族館とのコラボ:大地の恵み(小麦・大豆・米)と海の恵み(ホタテ、えび、するめ、魚介類)味!)、カピバラ(きりん、ペンギンを見た埼玉県こども動物自然公園から打診があったらしい)、チンアナゴ、イルカ、アザラシ、カレイ(すべて水族館シリーズ)(最近はチームしゃちほこ、ファン専用ラーメンもあるらしい)
本棚使い方マスターがいるのか
パスタのレトルトの箱も上から見たらこうだったのか! って驚きですね。
他にも自社製品開発に力が入っていて、食品レイアウト以外にも驚くことが多い北野エースさんでした。とんでもないどら焼きとか、誰が買うんだよ(ネタ用か!)と思うようなものもいろいろ置いてあってとても楽しめます。
ぜひお近くにある場合には行ってみてはいかがでしょうか。新しい食品との出会いがあるかもしれません。
北野エース 熊谷八木橋店
埼玉県熊谷市仲町74 八木橋百貨店B1
048-501-6671
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