Anker/アンカーのオーディオブランドSoundcore/サウンドコアから左右独立完全ワイヤレスイヤホンのLiberty/リバティーシリーズに新商品、Anker Soundcore Liberty Air/リバティエアーが出ましたよとお伝えしましたが、早速速攻実機レビューをしていきます。今までズングリしていたLibertyシリーズですが、Air 初回6,399円となって、Apple AirPods 18,144円を追撃。これApple AirPods買うなら、Liberty Airが3つ買えてしまいますよ。それでは実機を見てまいりましょう。
本レビューに当たりAnkerさまよりLiberty Airをサンプル提供いただいています。
Liberty Airとは AirPodsに真っ向から挑む意欲作

Libertyシリーズの特徴は、途切れず続く高音質、長時間再生、手の届きやすい価格というのが売りで、多くの製品を当サイトではレビューしています。今回はイヤホン本体もスリムになり、ちょうどApple AirPods/アップルのエアポッズに近い形状。ホワイトモデルはもうAirPodsと間違えそうなレベルです。
小型モデルにありがちだったバッテリーの持ち問題は、利用にまったく支障のない5時間。充電ケースで最大20時間利用が可能となっており、AirPodsの5時間再生、24時間連続利用にかなり近いスペックとなっています。


結構しっかりした化粧箱に入っており、この製品のポイントが箱の裏面に記載されています。最近のAnker製品は、Amazonのみではなく店頭販売も考えたデザインになっています。
グラフェンドライバー採用により正確な振動を生み出し高音質サウンドを実現。透き通った高音域と正確に調律された没入感の溢れるサウンドを体感、ステレオコールが可能(電話がステレオなのかは確認します)、デュアルマイクで通話にノイズリダクションが効く、IPX5の防水性能。5時間再生可能。機能てんこ盛りの製品となっています。
機能を読んでいるだけで、この小ささを考えるとかなり魅力的な製品に思えてきます。


早速開封していきます。化粧箱は右側からマグネットの扉式で手が込んだ作りになっています。透明なプラスチックのフタを開けて本体を取り出すあたりが、なんだかソニー的。本体充電ケースを取り出したはいいのですが、このグレーのパネルの下に説明書などが同梱されていますので、これをこじ開けて中身を取り出して上げる必要があります。
同梱物は充電ケース、イヤーチップ( XS / S / M / L ※最初にMサイズが本体に装着済)、Micro USBケーブル、取扱説明書、保証書です。
Liberty Airは音は素直でよし タッチパッド装備は便利


結構コンパクトな充電ケース。マットな感じに仕上がっておりフタを開くと充電ケースのバッテリー容量をLEDインジケーターが点灯して知らせてくれます。
バッテリー容量を知らせるインジケーターは、5%未満は1つ点滅、5〜30%が1つ点灯、30〜70%が2つ点灯、70%以上で3つ点灯します。イヤホン本体はバッテリーが少なくなると本体上部のインジケーター(かなり小さい)が赤く1分に1回点滅します。
初回利用時は必ず、タッチパッド保護用のシールをはがしましょう。本体側面が平らになっています。この部分がタッチパッドになっているので、再生停止、曲送り、曲戻しが簡単にできます。音量調整だけはデバイス本体で行う必要がありますが、必要十分でしょう。
本体は若干つるつるしたプラスチック素材なので、指紋が残りやすいです。


イヤホン本体はかなりコンパクト。なくさないように注意しましょう。よくAirPodsで片耳なくしている人がいますし、ほんとに注意ですよ。※AirPodsは片耳なくしたり、壊したりすると7,800円です。使ったら横着せずにケースにすぐしまうとか徹底しましょう。
基本的に充電ケースから取り出したタイミングで電源が入ります。左右のイヤホンがペアリングした後、ペアリングモードに入りますので、そのままiPhoneからBluetooth設定からデバイスを選びましょう。簡単に接続できます。
音は非常に素直でこの価格にして必要十分。変な低音強調もありませんが、鳴るときは鳴らしてくれます。結構いい。手軽さコンパクトさ、すべてがこの価格にして高次元で成立しています。
カナル型なのでAirPodsのようなプラスチックむき出しで音漏れひどい!みたいなことはないのが本当にうれしいです。これは電車通勤の方にはかなり気になる問題だと思いますが、音漏れが少ないのはカナル型のメリットですね。
AirPodsの耳からうどんが出ているような感じにはなりづらいと思います。特に黒だとそういう違和感はまったくないですね。
外部の音を排除するマイクを本体上部と下部に2つ搭載されています。さらにノイズリダクション機能により、賑やかな街中を歩いている時でもクリアで高音質な通話が可能ということで、これは通話してみましたが通常のマイクが一つのものと比べると極端に外部音声が強調されることもなく一段良くなっているのがわかります。これは通話が多い人にはポイントが高いのではないでしょうか。カナル型なので、外部の騒音が聞こえづらく、相手方の音声はよく聞こえます。
AirPodsだとビームフォーミング技術なんかを利用し自身の声に絞って音を拾うとかあるんですが、そこまでしなくても十分かなと思いました。
イヤホン本体がフル充電状態で、最大5時間の音楽再生が可能ですから、仕事しながら長時間着用しているとか、ケースに入れられない状況が長く続くような場合を除き5時間再生が持続すれば、通常の利用用途においては問題ないのではないでしょうか。
充電ケースに入れれば、その都度充電が開始されるので、それほど不便さを感じませんし、充電器を持ち歩いていると考えれば、ワイヤレスイヤホンカテゴリで紹介している競合製品よりも充電の手間がなく便利な気さえします。
Liberty Airの操作方法と注意点


イヤホンの側面のタッチパッドを操作するだけで、着信への応答や音楽の再生、停止、曲送りが可能です。※音量は本体で操作します。
右のタッチパッドを長く押すと曲送り、左のタッチパッドを長く押すと曲戻しです。右タッチパッドをダブルタップで音楽、再生停止となります。
左タッチパッドをダブルタップで音声アシスタント(Siri、Googleアシスタント)を起動します。
PUSH AND GO機能がAirPodsにおけるケースから出すと電源が入って、ペアリングが完了するのとほぼ同義です。スマートフォンのBluetooth設定で一度Soundcore Liberty Airを接続すると、充電ケースから取り出すたびに自動で接続し、充電ケースに戻せば接続を解除します。これは便利ですね。当然電源が切れると、再生も止まります。
Bluetooth 5.0対応で、音飛びは少なく比較的安定しています。音楽は問題なかったのですが、LINE通話では、接続当初は若干ノイズが入るようだったのです。程なくして落ち着きましたので、特に問題ないでしょうか。電話はOK、LINEは若干不満、Instagramは問題なしとなると使うアプリ次第、アプリ側の問題でしょうか。Bluetooth接続は、見通し10mでの接続に問題はありませんでした。
これらの機能に加え、本モデルはIPX5の防水構造となっており、小雨や運動時の汗も気にせずに使用できるというのもポイントです。小型ですし、ジョギングなんかにいいですね。AirPodsだと壊れてしまいますからね。
Soundcore Liberty Air製品仕様
Liberty Airは白もあるのでAirPodsは高いけど! って方はこれでいいでしょう。もうこれで十分いい。十分これで満足ができると思います。1/3の価格で満足度が高いですね。これの白を買った日には、、、ねぇ。

BlackHouseオススメ度
★★★★★
ぜひ! 激烈おすすめです。
シックな黒とApple AirPodsの白、どちらを選びましょうかね?
重さ:55g ドライバー:フルレンジ6mm連続再生時間:5時間 充電時間:2時間
Bluetooth:5.0 Bluetooth動作範囲:10m
対応コーデック:AAD、SBC
同梱物:充電ケース、イヤーチップ( XS / S / M / L )、Micro USBケーブル、取扱説明書、18ヶ月保証、カスタマーサポート ※最初にイヤーチップはMサイズが装着されています。
このモデルはAnker/SoundcoreがAppleに殴り込んだなと思う、意欲作。これはヒットの予感がしますよ。
Soundcore Libertyシリーズ総比較
LibertyシリーズはZolo Libertyリリース時から、現在は4種類にまで種類が増えています。どの機種が自分に向いているか今一度チェックしてみましょう。
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機種 | Soundcore Liberty Air | Soundcore Liberty Lite | Zolo Liberty | Zolo Liberty+ |
最大使用時間 | 20時間 | 12時間 | 24時間 | 48時間 |
防水機能 | IPX5 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 5.0 |
ドライバーサイズ | 6mm | 6mm | 5.6mm | 6mm |
周囲音取込み機能 | – | – | – | ○ |
音声アシスタント | ○ | ○ | ○ | ○ |
特徴 | 最大20時間の使用時間 タッチパッドで全て操作可能 一度接続してしまえば2回目 以降充電ケースから取り出 すたびに自動で接続 | 最大12時間の使用時間 PUSH AND GO機能により 一度接続してしまえば2回目 以降充電ケースから取り出す たびに自動で接続 | 最大24時間の使用時間 PUSH AND GO機能により 一度接続してしまえば2回目 以降充電ケースから取り出す たびに自動で接続 | 最大48時間の使用時間 周囲音取込み機能により イヤホン外さずに使用可能 PUSH AND GO機能により 一度接続してしまえば2回目 以降充電ケースから取り出す たびに自動で接続 |
どうですかね、おそらくSoundcore Liberty Airが今ならイチオシですが、入門用ならLiberty Lite、ちょっと頑張るならノイズリダクション機能付きのLiberty+がいいと思います!