【実機レビュー】Anker Zolo Liberty+外音取込が超便利で音がいい完全ワイヤレスイヤホン!

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モバイルバッテリーのAnker/アンカーさんから発売になった完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」。先日の発売後レビューしていましたが、今回はそのプレミアムモデルZolo Liberty+の実機レビューになります。Zolo/ゾロはAnker発のスマートオーディオブランドで、Anker培ってきたバッテリー技術やオーディオ開発のノウハウに、最新テクノロジーを高度に融合させていくブランドで、その第1弾が「Zolo Liberty」、第2弾が「Zolo Liberty+」となっています。今後はAnkerのSoundcoreブランドに統一される見通しです。

Amazon公式Zolo Liberty+詳細情報

完全ワイヤレスイヤホンZolo Liberty+ 開封


Ankerの意欲作、Zolo Liberty+/ゾロリバティプラスの開封です。箱は先行発売したZolo Liberty同様、上下にスライドして開けるタイプのものかと思っていましたが、そうではなく右から左へ開くタイプのものでした。今回の推しとなる機能IPX5の防水/防汗性能を押し出した写真になっています。

スポーツ利用を考えると防水防汗、左右独立は非常に理にかなっていますよ。汗での故障対策、左右をつなぐコードのわずらわしさをなくします!

また装着方法は耳に挿したあとに、後方へ回転させてフィットさせるよう図で示してあります。耳にフィットさせないことにはベストな音質は期待できませんから、装着方法はしっかり確認しましょう。

本体、充電ケース、黄色い鮮やかなUSBケーブル、GripFit™ジャケット、イヤーピース、説明書が入っています。

充電ケースのロゴが出っ張ったヘアライン仕上げのより高級感のあるものになったり、充電ケースの縁取りも金属で装飾されています。台座もプラスティックだったものが、黒のスポンジに変更になっておりパッケージにもお金がかかっています。


GripFitとイヤーピースで好みのフィット感を見つけよう

GripFit™ジャケット(x4)は、1つは本体に装着済みでスタビライザー(でっぱり)がないものに付け替えることも可能です。

前回のZolo Libertyでは実はGripFitのスタビライザーをつけたまま充電はできないと注意書がありました。これは実際には充電器に入るけれど、スタビライザーの長さによっては充電接点からイヤホンが浮かび上がってしまうため、念のための注意書でしょうか。しっかり固定さえすれば充電可能です。

今回のリバティプラスでは充電器の穴の形が形状改良されたのか、GripFitを装着したままでもしっかり収まるので、浮かんで充電ができない心配はありません。

耳のくぼみにしっかりフィットする設計で、イヤピースとあわせて外音をしっかり遮断してくれます。

Zolo Libertyシリーズでは、本体側面がタッチパッドになっていて、通常押し、長押し、連続押しで操作が可能です。

音量は接続デバイス側で行いイヤホン側ではできません。ここは眼をつぶるところでしょうか。

Zolo Liberty+の外音取り込み機能は意外に便利!

ゾロリバティプラスは右、左がゾロリバティです。イヤホン形状は丸みを帯びており、通常のリバティよりも小ぶりな感じで、僕の場合は通常Libertyよりもしっくりしました。

同じモデルなのに充電接点の数が3つと2つで変わるのは不思議です。

ポイントとなるのは外音取り込み機能。イヤホンをしても耳栓のような音がまったく聞こえなくなるレベルではありませんが、iPhoneの音量50%程度を超え音楽を聴きはじめると外音は遠くから聞こえる感じです。

 

60%を音量が超えてくると電車のアナウンス、電車のガタンゴトンも「うっすらと聞こえる」感じになります。

この時、外音取り込み機能が効果を発揮します。左右どちらのタッチパッドでも3秒の長押しにより、イヤホンタッチパッドで下にあるマイクから集音されます。ピロロ(高く上がる)という音が鳴り外音取り込みとなりますが、かなり良く聞こえます。

人の声の帯域が増幅されて聞こえるようなイメージで、少し不思議な感じがしますが、非常に明瞭に聞こえます。

自分が話したり近くの人が話しても当然明瞭に聞こえますが、自分の発している声、咳なんかも普段よりよく聞こえます。

再生される音楽はそのままの音量で、外音が明瞭に聞こえるので、ただの外音取り込み機能というより、さらに一歩前を行っている感じです。これはかなりいいです。

外音取り込みのオフは3秒長押しでオフになります。ピロロ(低く下がる)でオフですが、音が鳴る前に外音が遮断されたとわかるのでそのタイミングで指を話して問題ありません。


Zolo Libertyの音質、接続安定性、使用感レビュー

充電ケースはふっくら丸く少し大きめですが、通常版Zolo Libertyよりも小さいです。イヤホン形状が違うとはいえ、外寸も違いますね。リバティプラスではロゴや外周のヘアライン仕上げがプレミアムモデル感を一応演出してくれています(たぶん両方見ないと気づかないレベル)。

充電ケースの電池容量は1つめ30%、2つめ70%、3つ目が100%で、その間の充電量だと基準となるランプの前後でランプが点滅してお知らせします。この充電ケースの充電も入れると48時間使えるっていうのはかなりすごいです。競合モデルの2〜4倍長い再生時間になっているので、ケース本体をいちいち充電の手間が省けます。さすがアンカーといったところでしょうか。

Zolo Libertyは目指したもの「接続の安定性」「音質」「再生時間」の3つのポイントだということでしたが、実際どうでしょうか。

Zolo Libertyの接続安定性 途切れない!

新設計のBluetooth アンテナ採用で接続の悪さを解消ということなんですが、これは実際ほかの完全ワイヤレスイヤホンと比べても、途切れづらいです。iPhoneをポケットに入れていても途切れません。

今まで利用してきて2週間で1回、一瞬左が切断されたことがありましたが、すぐに復帰しました。ソニーなどに比べると圧倒的に切れずらいです。

Zolo Libertyの音質 グラフェンドライバー採用

ここら辺は通常版のゾロリバティと同じですね。ダイヤモンドより硬いグラフェン(Graphene)を振動板にコーティングすることで歪のない、クリアな音質を提供するそうです。ユーザーからすれば、グラフェンだろうと何だろうといい音ならなんでもいいのですが、結構いいです。

プレミアム版のゾロリバティプラスは、6.0mmのグラフコーティングのドライバーを採用し、通常版よりも大口径になっています。

Zolo Liberty 同様、音はクリアで低音が強めです。ロック、EDM、ハウス、テクノをよく聴くユーザーに特におすすめです。低音周りの解像度が、高くなっているのではないでしょうか。

どちらもオススメできる音質だと考えますが、Zolo Liberty+の方がフィット感も僕の耳にあっているのか好みです。

本モデルも通常版と同じく、初回視聴時は、非常に音がはっきりしていたため、長時間使うと耳が疲れそうな印象でしたが、少し馴らしていると音が落ち着いてくるのか、聴きやすい音になってくるようです。

対応コーデックはAAC、SBCということでiPhoneユーザーにはうれしいAAC対応です。apt-Xに対応していないようなので、AndroidユーザーというよりはAAC対応のiPhone、iOSユーザーに向いています。※気にする方は気にしてください。

動画再生時の遅延は感じられませんが、神経質な方だと気になるでしょうか。

Zolo Libertyの再生時間 充電切れの心配不要

Ankerで培ったバッテリーノウハウを駆使しイヤホン本体のみで連続最大3.5 時間、付属の充電ケースを使えば最大48時間連続再生が可能ということで、付属充電器で何回も充電が可能です。単独再生時間3.5時間というのも、完全ワイヤレスイヤホンでは長い方になります。

通常版の充電ケースが似たようなサイズ感で24時間利用なので、2倍の再生時間を提供します。

完全ワイヤレスイヤホンの場合は充電ケースに入れないで保管することはあまりないので、3.5時間ぶっ続けに音楽を聞くような新幹線や、航空機、長編映画以外では充電切れになるようなことはそうないはずです。

Zolo Liberty+とZolo Libertyはなにが違うのか?

「接続の安定性」「音質」「再生時間」のバランスが、左右独立の完全ワイヤレスイヤホンには本当に重要だと感じさせる、非常に満足度の高い商品です。これらをバランスよく、しかも競合にくらべ圧倒的に低価格で実現しているというところが、おすすめポイントになります。ノイズキャンセリングなど上級機で実装される機能はありませんが、完全ワイヤレスイヤホンのエントリー機種としてオススメできます。

価格と音質、利便性を考えると非常にコストパフォーマンスが高いといえます。

ドライバーのサイズ、再生時間の長時間化、外音取り込み機能などさまざまな違いはありますが、もう一つアプリ対応か、という違いがあります。

製品仕様
Liberty

Liberty+
ドライバ 5.5mm グラフェン
ダイナミックドライバ (×2)
6.0mm グラフェン
ダイナミックドライバ (×2)
周波数特性 20 Hz 〜 20 kHz 20 Hz 〜 20 kHz
対応コーデック AAC、 SBC AAC、 SBC
周辺音取り込み機能 なし あり
Bluetooth 4.2 5.0
マイク
(右側イヤホンのみ対応)
MEMS
(CVCノイズ低減 (通話時のみ) )
MEMS
(EC / NRテクノロジー)
連続再生時間 イヤホン本体:約3.5時間
充電ケース使用時:約24時間
イヤホン本体:約3.5時間
充電ケース使用時:約48時間
防水規格 IPX5 IPX5
電源 Micro USB (5V / 1.5A) Micro USB (5V / 1.5A)
アプリ なし あり (Zolo Life)
音声操作
(右側イヤホンのみ対応)
あり あり

Amazon公式Zolo Liberty詳細情報

ゾロリバティプラスZolo Lifeアプリによる音楽アプリをまたいだ、イコライザ機能がついています。

Zolo Libert+では、ポップ、ジャズ、EDM、クラシック、バランスといったプリセットのイコライザ機能がついていますが、現在は細かな調節はできないようです。アプリなのでそのうち対応するでしょうか。

そのほか、外音取り込み機能のソフトウェアスイッチや、紛失防止リマインダー機能(イヤホンとの距離が離れると通知が来る機能)などがあります。

この機能を利用するためか、イヤホン本体とは別にZ-upというものが、自動的に追加でBluetoothでつながるようです。

シリーズは、シリーズ共通で充電ケースからイヤホンを取り出すだけで自動的に電源が入り、ペアリングも完了するPUSH AND GOやIPX5防水・防汗性能も備え、通勤通学、ジムやジョギングでの利用にも幅広く対応します。

機能や音で見るとプレミアムモデルを選ぶといいと思うのですが、価格差が5,000円あるため、外音取り込み機能にこだわらなければ、通常版が非常にコスパがよくおすすめとなります。

今回レビューのZolo Liberty+はこちらです。

通常のZolo Libertyです。


完全ワイヤレスイヤホン 関連情報

 


完全ワイヤレスイヤホン おすすめ価格帯別ランキング 左右独立で快適!

完全ワイヤレスイヤホンは、トレンドになりそうですね。左右有線のワイヤレスイヤホンよりも接続性に問題がありましたが、各社製品開発が進んでおり切れづらくなってきています。

ケーブルでつながっていない開放感は、体験してみないとよさはなかなかわかりませんが、一度体感すると、もう戻れませんよ。

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Ankerは最近とっても勢いがありますね。

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