Amazonの電子書籍リーダーKindleに新しい仲間、Kindle Oasis/キンドルオアシスが投入されます。2016年4月27日発売。お値段、35,980円!発売日まで買うかどうかは考えるとして、そこまですごいのか考えてみたいと思います。ちなみに以前に、こちらで書いていますが、「ただのKindke」は4,980円で、紙みたいに白いディスプレイの「Kindle Paperwhite」は10,280円(ともにAmazonプライム価格)。「Kindle Voyage」は23,980円で値引きはありません。さあどうする?Amazon Kindle情報はこちらにまとめています。
→2017年10月31日 新型Kindle Oasis登場
最新の記事はこちらです。
そうこうしているうちに、Paperwhiteに新色、ホワイトが出ましたよ。ペーパーホワイトホワイトです。
Kindleモデル総比較
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繰り返しになりますが、Kindle Oasisの他に、現在販売されているモデルは「ただの」Kindle 型番WP63GW 8,980円(プライム会員4,980円)、高解像度かつ、バックライト付きのKindle Paperwhite 型番DP75SDI 第7世代14,280円(プライム会員10,280円)、高解像度かつページ送り用のハードウェアボタンが付いているKindle Voyage 型番NM460GZ 23,980円、そして今回発売となったKindle Oasisの4機種です。
で、この4機種を比較するにあたり、大きく分類する特徴として7つのポイントがあります。
- バックライトの有無
 - 画面解像度
 - ページ送りボタン
 - 重さ
 - ネットワーク
 - 広告表示するかしないか
 - 値段
 
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ざっくり比較すると、こういうこと!
今回のKindleオアシスのポイントは、薄い軽い! そしてバッテリーが持つということでしょう。左右非対称な筐体デザインで、左手で持っても画面が回転して対応できるスグレモノです。たしかに便利だけど、それってこのデザインにしたからこそ、発生してしまった課題解決のための余計な機能なんじゃないかと思ったりしました。全部薄くしつつ、バッテリーは今まで通り数週間もてば、みんなハッピーだっんじゃないかな、と。

たしかに薄いオアシス。3万円を超える価値はどこらへんなのでしょう。重さは圧倒的に軽くなりましたが、他の機種も見てましょう。表が細かくてわかんないーって方もいると思います。
ざっくり言うとこういうことです。

スペックに基づいているので、もちろん正しいですが、オレンジ色の部分がその端末の特に優れているところです。じゃあ、ただのKindleは4,980円だから安いだけなのかよ!? となると思いますが、そうでもありません。
この判断は人それぞれなのです。はじめて電子書籍リーダーを買う人は、ただのKindleで問題ないでしょう。でも夜暗いところで読んだりする人にはバックライトが必要です。小さな字で読みたいという場合には、解像度も必要になってきます。
そういった、希望をかなえる条件を選べば、おのずと端末が決まってくるはずです。
バックライトは必要なのか?

LEDの個数でバックライトのムラがなくなるよう調整されています。個数はKindle Paperwhiteの4個からVoyage 6個で自動明るさ調整、Oasis 10個、自動明るさ調整です。私はPaperwhiteを使っていますが、不満はありませんね、まったく。これはいいものを見たらキリがなくなりますので、LEDはあるほうがいいという結論でよいと思います。昼間も見やすいしなにより画面が白いです。でもね、そもそもただのKindleでも十分に読めるんですよ。
暗いところで読書しない人→ただのKindle
暗いところでも読む、本ぽい質感を大事にする人→上位のKindle
じゃあ解像度はどうでしょう?
主にただのKindleと上位機種の違いは画面解像度。167ppiと300ppiの違いです。印刷物の解像度が300〜350dpi(ppi)を超えてくると人間の目にはわからないといわれていますから、本みたいな活字がいい人は、廉価版のただのKindleではなく、ペーパーホワイト以上の上位機種を買ったほうがよくなります。
大きな文字で表示する場合はそれほどギザギザを感じませんが、小さい文字ほどギザギザを感じます。ふつうのパソコンはまだまだ72ppiですからそれに比べるとただのキンドルでも、きれいな方に入ります。ただ、最近のスマホに慣れている方は、解像度が高いため、ただのkindleでは見劣りがして、結局iPhoneでKindleアプリを入れた方がいいや! とかなるかもしれません。
 
ちなみに、解像度は、Kindle Paperwhite、Kindle Voyage、Kindle Oasisが1440×1080相当、ただのKindleは800×600相当になります。※2014年以前のPaperwhiteは1024×768相当です。
初めて買う人、お試し購入→ただのKindle
読書家、紙みたいじゃないと嫌な人→上位のKindle
ページ送りボタンは必要か?

その差額で本を40冊くらい買ったほうが幸せです。本を読む端末を買うことが目的ではありませんよね。本を気軽に読むことが目的です。
普通に本を読みたい人→ただのKindle、Kindle Paperwhite
ボタンでめくらないとならない理由がある人→Kindle Voyage、Kindle Oasis
重さはどうなの?
数字のマジックでしょうね。Kindle Oasisの革カバーをつけた重さはデータがありません。200g超えてるんじゃないでしょうか。出先でカバーを外して使う人そんなにいるのかな? カバーも持ち歩くとなると、それは下位機種と同じ重さかそれ以上になるということです。
ちなみにKindle Oasisの131gって、もともと他のKindleが200g前後のため一見軽いように思えますが、iPhone 5やiPhone SEが120gを切っているわけですから、さして軽くはありません。ものが大きいのでなんとなく軽く感じるし、Kindle同士の比較だから軽いと思うのです。ちなみにiPhone 6s Plusでも200gはありませんよ。革のカバーの分、安いのかもしれませんが、3万円超えはちょっと。
軽いのを体感したい人→Kindle Oasisをハダカで持ち歩く
ネットワークで3Gは必要か?
普通は、いりません。必要ありません。
つけると10gとか重くなります。出張が多くて、新幹線に乗っていて、すぐに買いたい本があるとか、いつもそうなる人の場合ならいいかもしれませんが、Amazonで買物している時点で家にWi-Fiあると思いますがどうでしょうか。
まして電子書籍リーダーを買うという、まだまだ比較的先端を行っている人なのでWi-Fiが使えないことは稀かと思います。回線代無料とはいえ、5,000円も払います?
Wi-Fiがない人、出先ですぐに読みたい人→3Gつきモデル
Wi-Fiがある人→3Gなしモデル
広告なしを選びたい
これは、バナー広告代金の先払いみたいなもんですね。画像左がペーパーホワイト。右がただのKindle。

読書だけを楽しみたい人→広告なしモデル
とにかく安く買いたい人→広告ありモデル
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価格的に見合うのはどれなんだろ?
価格は総合判断になると思います。最後に端末の質感ですが、さすがに5,000円のただのKindleと10,000円のKindle Paperwhiteでは質感の差があります。若干厚さのあるプラスチッキーなただのKindleとラバーコーティングで手触りがやさしいペーパーホワイト。もってていいものだなと感じるのはペーパーホワイトです。上を見るときりがないですから、上位を見なければただのKindleでも問題ないレベルです。
ベストバイは圧倒的に「ただの」Kindleでしょ。
質感高くて、長く使うならPaperwhiteでしょ!
でも、もう少し質感が高くて暗くても読めるちゃんとしたものがほしい! そんな方には、Kindle Paperwhiteがいいです。1万円で買える電子書籍リーダー。悪くない、いいです。
これ以上の金額、2万、3万になると、なんだか読書が目的だったのから離れてガジェットとしての価値にフォーカスされてしまう気がします。BlackHouseでは、Kindle Oasisは出ましたが、Kindle Paperwhiteをオススメしますよ!
Kindleを4,000円安く買うには
プライム会員にならなとなりません。どのくらいいいのか? すごいのか? はこちらにまとめています。地味にKindleオーナーライブラリーなんかは毎月、電子書籍が一冊無料(7つの習慣など1,700円の本もあります)になりますから、本を買うなら絶対入っていた方がいい会員サービスになります。



