Amazonで激安のデジタルオーディオプレイヤーを発売するAGPTEK。余計な機能を排除したシンプルなiPod nanoなきあとの、ポストiPodのようなもので、MP3、AAC、WMAなどさまざまな形式に対応しながら格安の音楽プレイヤーとなっています。CDをレンタルしたり、購入して自分でリッピングしてiTunesなどから取り込むユーザーにとってはこの価格帯の格安MP3プレイヤーは非常に魅力的なのではないでしょうか。
今回はレビューにあたりAGPTEKさまよりサンプルをいただいています。格安なのに軽量でBluetooth対応の音楽プレイヤー、時代は進んでいますね。
メモリ買っても10,000円以下で済む格安MP3 AAC WMAプレイヤー
 
AGPTEKのROCKER-1は、見た目は四角いiPod nanoといったところでしょうか。金属製フレームの小型のデジタルオーディオプレイヤーです。
箱を開封するといつものように本体と付属品はmicroUSBケーブルと説明書で、とくに何が入っているということはありません。
 
非常に小さくて軽いです。
ポイントとしては、よくある安物イヤホンは付属せず、自前で用意するようになっています。使用用途が外で使う以外にもアンプにつないだり、モバイルスピーカーにBluetoothでつないだりと、用途はさまざまでしょうから、無理に安物イヤホンをつけるくらいなら、本体価格を下げるかより高音質にしてもらった方がユーザーも幸せです。
ユーザーインターフェースはまさにウォークマンのUI
 
使い勝手は過去にiPodやSONYのデジタルWALKMANを使ったことがある方ならわかりやすいですし、ほぼ過去のウォークマンのUIと同じため、初めてでもおおよその操作はすぐに理解できるので、説明書は見る必要はないでしょう。
日本語フォントはなんとなく変な形の中華日本語フォントとなっているため、簡単な表示内容のため、英語にした方がいいかもしれません。
本体向かって左側面に電源ボタン、microSDスロット、右側面に音量調整ボタン、正面に決定ボタンを中心に上下左右選択キーのリングが配置されています。リングは回ることはなく、あくまでも機能イメージとなっています。
ディスプレイ部分もガラスではなくプラスチックとなっており、多少ぺこぺこします。これはガラスにして欲しかったですね。ボタンはストロークが長くペコッと押す感じですね。使っているとなれますが、若干深いのでiPhoneのホームボタンくらいの感覚で押せるとよかったですね。
USB充電は約1.5時間かかり、連続再生時間は約45時間とかなり優秀で、充電を毎日する必要がないのでサブ機として持ち歩くのもオススメです。
AGPTEK ROCKER-1使い勝手 対応音声形式
 早速つなげていきます。Bluetoothのイヤホンであれば、「設定」からいじるのではなく「Bluetooth」メニューがあるのでそこからすぐに設定可能です。2回目以降は使う頻度が薄れるとは思いますが、便利といえば便利。
Bluetooth接続中にワイヤレスイヤホンの接続が切れることは今のところありません。初回設定でつながるまでに少し時間がかかりましたが、問題ないでしょう。少しiPhone、Androidとはここら辺は違います。
本製品は、Cirrus Logic製DAC「CS42L51」を搭載し高音質再生が可能の機種だと謳われています。対応音声形式は、AAC/Aif/Apple lossless/Ape/Flac/Ogg/Wave/Wma lossless/M4a/MP3/WMA/DSDなど音楽形式に対応します。
アップルロスレス、WMAロスレス対応は音質を気にするユーザーにはうれしいですね。AAC、MP3は当然対応しています。アップルロスレス対応だからCDレンタルユーザーはぜひ試してみたいですね。圧縮音源とは一味違う音が出ます。
低音はしっかりと音圧高めで再生されボーカル部分も解像度高めで、これが6,000円なら非常に満足できるでしょう。

ぼく自身、最近はSpotifyやApple Music、Google play musicなどさまざまな音楽配信サービスがはじまっているため、めっきりCDを買う機会は減っていますが、CDレンタルユーザー、過去の膨大なMP3音楽データを持っているユーザーには威力を発揮します。
Bluetooth接続と有線接続でイヤホンを聴き比べると有線接続の方が厚い音が出ますが、Bluetooth接続でも十分満足できます。
メモリは内蔵メモリがないため、格安となっており、自宅で余っているmicroSDなどを見つけていれるか、64GB〜128GBの格安microSDを見つけて利用するのがいいと思います。microSDを追加購入しても10,000円。これはいいですよ。
車載用、通勤用のMP3プレイヤーとして 予備用としても○

Bluetooth対応なので対応機器ならなんでも接続可能です。モバイルアクティブスピーカーやカーステレオなど、イヤホン以外にもちろん使えますよ。
一度ペアリングしてしまえば、次回以降は数秒で接続されます。
一つの本体でなんでもできるのは便利な一方、音楽を聴いている途中にLINEの通知やニュースが届くのも萎えますし、バッテリーも別々の方がiPhoneの電池が切れても音楽は聴けるので、音楽プレイヤーは別持ちにしておくというのが、結構オススメだったりします。
ロスレス音源を聴きたい人にとっても、スマートフォン側のストレージ容量を気にせず使えるのがポイントになりますね。
最近iPhone、Androidスマホでまとめて済まそうとしていたのですが、逆に新鮮です。専用機は専用機で非常に便利!iPhoneのバッテリーを気にせず存分に音楽を聴くことができます。
音楽聴き放題サービスは、Spotify、Apple Music、Google Play Music、AWA、Amazon Musicなど様々なものがありますが、自分の好きなアーティストのCDを買って聴きたいという方には、まだまだiPod nano的な需要は大きいと思います。
AGPTEK ROCKER-1商品仕様
カラー:ブラック 素材:アルミニウム合金
 本体寸法:W40.2×H85.6×D10.1mm
 本体重量:約80g
 充電時間:約3時間 通常再生:10時間 Bluetooth再生:7時間
メモリは内蔵していません。欲を言うと多少の内蔵メモリがあるとうれしいのですが、8GB付いていたところでロスレス音源を入れたらすぐに容量が足りなくなりますので、結局、別に購入する必要があります。
microSDカードは最大256GBまで対応で、15,000曲程度入れることができます。とはいえ256GB、128GBあたりは64GBあたりのコスパを考えると気が引けてきます。
普段使いには圧縮音源の利用で、64GBくらい(なんと今はめちゃ安い!3,000円以下)をmicroSDで挿していれば問題ないでしょう。
AGPTEKのデジタルオーディオプレーヤーランキング
ROCKER Bluetooth4.0 デジタルオーディオプレーヤー 今回レビューした製品はBluetooth、ロスレス音源、microSD256GB対応など、機能盛りだくさんで6,000円台と言うコストパフォーマンスです。
AGPTEK A01Tは、イヤホン付き内蔵8GBメモリ付きの格安モデルBluetoothあり/なしモデルがありますが、ともに3,000円台と言うとんでもない値段で販売されています。なんだか使い捨て感覚に近いですね、おそろしい。
128GBまで対応。今後のスマートスピーカーなどとの接続を考えればBluetooth対応を選ぶべきです。
AGPTEKの高音質低価格デジタルオーディオプレイヤーはここからはじまったと言えるでしょう。AGPTEK M20。microSDは64GBまでの対応となるため時代を考えるとA01Tの方がオススメです。



