もう「よいまち」には行かれましたか? よいまちの記事にも書いていますが、「うかい亭」が仕掛ける新業態、ロティサリーチキン専門店「ルプーレブラッスリーうかい」は地下の横丁、よいまちから離れ、地上階にある大人のレストランです。お昼にふらっと地下に行った場合にはお目にかかれないレストラン、ル・プーレ ブラッスリーうかいは、国内外から厳選した鶏をフランス直輸入のロティサリーオーブンで焼き上げる高級店です。
ランチはビジネス客が中心で比較的ライトな食事で、夜は鶏一匹が丸ごと提供され、盛り上がります。六本木的なテラス席もありますからデートなどでも○です。
内堀通り沿い皇居の森を望む心地よいレストラン

行き方はカンタン。よいまち地下から一階へ上がり、西側(皇居側)へ歩けば外へ出る扉があり、その先です。ビル内には看板などはありませんが、気にせず西側の出口を目指しましょう。ホトリア広場に面したお店で、大手町パークビルでは唯一地上にあるレストランです。広場の先は内堀通りを挟み皇居の森が広がっており、東京駅至近、大手町にして豊かな気分にさせてくれる抜群のロケーションです。皇居側に開けたレストランは今までなかったので新鮮です。

店内は大型のガラス窓から日が差し込み非常に明るく開放的。外資系サラリーマンからビジネスランチ、少しリッチそうな女性が集まり、地下のよいまちとは客層が明らかに違うようでハイソな雰囲気があります。
入口にメニューもありますが、やはり価格の高さから入店を諦める方もいるようです。考え方にもよりますが、ただのランチとしては割高に感じる方もいるかもしれませんが、自分へのご褒美やビジネスランチとしてはリーズナブルなものかと思います。ロケーションが非常に良いため、満足度は高いです。
ルプーレブラッスリーうかいのランチメニュー

ランチは大きく4種類に分かれています。看板メニューのロティサリーチキンセットと、サンドイッチ、サラダ、スープのランチ。サンドイッチ、サラダ、スープはフルとハーフがあり、組み合わせてたのむのがよさそう。
ロティサリーチキンセットランチ 2,500円
ロティサリーチキンのセットで、スープ、サラダ、ロティサリーチキン、ローストポテトガセットになったものです。
サンドイッチランチ フル1,500円/ハーフ1,000円
ロティサリーチキンサンド
オマール海老サンド
本日のサンド
サラダランチ フル1,500円/ハーフ1,000円
チキンシーザーサラダ
オマール海老のサラダ
ニース風サラダ
リヨン風サラダ
スープ パンつき フル1,000円/ハーフ500円
春野菜のコンソメスープ
きのこのクリームスープ
サラミと白いんげんのトマトスープ
オマールエビのスープ・ド・ポワソン
デザートセットは+500円でカスタードプリン、ストロベリータルト、レモンタルト、チョコレートタルトなどから選べ、ドリンクセットは+300円でコーヒー、紅茶、エスプレッソの他、ビール、ハウスワイン、ジンジャーエール、コーラ、ウーロン茶がランチに追加して選べます。
ロティサリーチキンセット2,500円は、実はとてもお得なんじゃないかと感じました。このセットについてくるスープは、ハーフサイズのスープと同じサイズだったため、サラダについてもハーフサイズと思われるので、1,500円はスープとサラダという感じになるので、ロティサリーチキン、ポテトが1,000円相当になるわけです(と思います)。となると、サンドイッチでランチよりは少し奮発してロティサリーチキンセットを選択するのが総じて満足度の高いランチとなるのではないでしょうか。
ということで、実際に食べていますので、実物はどうなのということでサンドイッチ、ロティサリーチキンの順で紹介します。
サンドイッチはスープ付きにするとさらにオシャレに

この日は春野菜のコンソメスープ ハーフサイズとロティサリーチキンサンドイッチをオーダー。合計2,000円です。サラダもハーフ/フルがあり、気分でサンドイッチに付け足していくのがステキ。おそらく男性ではサンドイッチフルの単品では物足りなくなってしまうので、サラダもしくはスープを追加するのがいいでしょう。
春野菜のコンソメスープは、コンソメスープなのにクリーミーな味わいという、斬新な味付けでなんだか得した気分に。野菜も多く入っており500円はお得です。サンドイッチにはフレンチフライが付け合わせに。サクッとあがった軽めのポテトです。

盛り付けは上品。フルサイズのサンドイッチで小ぶりなバゲットが3きれです。ロティサリーチキンとキャロットラペに粒マスタード。ロティサリーチキンは表面がカリッと焼き上がり、中はジューシーでうまい! キャロットラペのにんじんの酸味とのコンビネーションが決まっています。
手軽にこのお店のよさを味わうにはサンドイッチがいいと思いますが、やはり男性には量が少ない。なので、サラダもしくはスープの合わせ技、ダブルでセットをたのむのがいいでしょう。組み合わせはフル+ハーフがいいですね。
ロティサリーチキン専門店のお得チキンセット
一見、2,500円が高いように見えたロティサリーチキンセットですが、たのんでみると最もこのお店のランチの中でコストパフォーマンスが高いことに気づきます。オーダーするまでは、どの程度の量で来るのかがわからなかったので、こちらの写真で参考になるのではないでしょうか。

この日のスープはきのこのクリームスープ。春野菜のコンソメスープのハーフと同じサイズの器で出てきました。濃厚なスープの中にきのこが、思ったより多めに埋まっており、きのこの風味も適度で満足感が高いスープでした。サラダは青い器が印象的で、生ハムサラダで、メニューにあるリヨン風でも、ニース風でもなさそうでした。こちらも見た目も味も満足。ドレッシングはあまり感じられない素材勝負のサラダです。
ロティサリーチキンは、オーダーされてから焼きはじめるので、できあがるまで少し時間がかかりますが、スープとサラダが先に出てくるため、焼きあがり時間までの退屈感はありません。むしろ、ちょうどよい感じでチキンが登場します。

ロティサリーチキンは皮はパリッと中はやわらかでジューシー。ベトッとしてしまうロティサリーチキンのお店も多い中、このお店のチキンの焼き上がりは完成度が高いです。粒マスタード、ローストポテトとも非常に相性がいいですね。ローストポテトは、お店の方の話ではインカのめざめをつかっていて、チキンから出た油をかけながらローストしているというこだわりのチキン風味のローストポテトです。
思っていたよりは小ぶりですが、スープ、パン、サラダの流れの中で、ほどよい満腹感となります。

コーヒーはセットで+300円になります。セットで2,800円となりますが総合的にアリだと感じます。おそらく他のセットをたのんだ場合でも、この空間を満喫したいと感じる方は多いでしょう。それに+300円はこの立地にしては非常に良心的な価格設定で、ドリンクセットはマストでしょう。
お店の雰囲気がとてもいいから、ずっとゆっくりしていたくなる。こういうお店は大手町近辺では貴重なお店です。このレベルのお店を求めることになると、大手町では、以前紹介した「AMAN CAFE/アマンカフェ」レベルのお店ということになります。都心、しかも東京駅至近でゆったりとしたランチの時間をすごしたい人、デート、ビジネスランチ、ご褒美ランチにはもってこいのお店ですね。
お店のキッチンはブルーのタイルが一面に貼られています。これに合わせて、お皿のフチやポテトのお皿ナプキン、サラダ皿に至るまで、ブルーの差し色が随所に効いており、お店全体の統一感が味と合わせて視覚的にもこの店の価値を高めていると感じました。ちょっと褒め過ぎたかな。また機会があればお邪魔したいと思ったお店でした。
ホトリア よいまち ル プーレ ブラッスリーうかい詳細情報
Le Poulet Brasserie Ukai
東京都千代田区大手町1-1 大手町パークビルディング1F
03-3217-5252 禁煙 80席 たまり場非対応
11:00~15:00 L.O. / DINNER 17:00~21:30 L.O.
CLOSED 日曜日 ディナーはWEB予約可
アクセス 駐車場は?
電車 東京メトロ「大手町駅」C6a 出口直結 千代田線・半蔵門線・東西線・丸ノ内線・都営三田線
車 駐駐車場は付近にはなく、丸の内パークインを利用するように案内されていますが、iiyo!に入れて移動してくるのがいいのではないでしょうか。また大手町フィナンシャルシティグランキューブ脇に比較的大きなコインパーキングがあるのでそこを利用すると良いかもしれません。
