本日は通常の食べ歩きカテゴリとは違う、お呼ばれしないと食べることができない場所でのお昼です。なんと「はてなブックマーク」「はてなブログ」を運営する 株式会社はてな/Hatenaさんの社食にお邪魔してまいりました! いやー、ありがとうございます。シゴトの関係で、はてなさんにお邪魔することになったのがきっかけで、特にこのブログのおかげで行けたわけではありません。でわでわ行ってみましょう。
はてなブックマークとは 株式会社はてな とは
はてなブックマークなどを運営する「株式会社はてな」は、京都の本社、東京に本店を構えるテクノロジー企業(IT企業とも言う)で東証マザーズにも上場しています。
本社と本店の違いはなにかというと、京都本社は開発メンバーが集う開発中心の機能があり、東京本店は、BtoBとなるクライアントが東京に多いことから、営業中心の機能となり営業メンバー中心の構成となっているのだそう。
はてなさん 東京本店のオフィスは、おしゃれな南青山の閑静な住宅街方面にあります。根津美術館、岡本太郎記念館などアートなエリア、東京メトロの表参道駅を東側へ歩いていきます。
南青山は大手町とは毛色の違うおしゃれな女性がたくさん歩いていますね。マフラーに髪の毛が巻き込まれてふわっとしている女性がたくさん歩いています。あのマフラー+フワ感は男性にしかわからないかわいいポイントなわけです。
メゾンドキツネやキルフェボンの入る裏通りをよそに、コムデギャルソンを右に見て、根津美術館を目指します。
はてなブックマークとは、ってみんな知っていると思いますが、みんなが見たことがある「B!」のマーク。このサイトにもついています。ブックマークの共有型のソーシャルメディア「はてなブックマーク」は、オンラインにブックマークを保存し、公開するソーシャルメディアです。
みんなが保存した=話題になっている、盛り上がっているということ。人気のブックマークは、はてなブックマークの「ホットエントリー(通称:ホッテントリ)」に掲載され更に流入が見込めるというはてなユーザーは、新しい人気の記事を発見できるんですね。
ひし形の窓が美しいプラダブティック青山店。ここは夜もすっごくきれいなんですよね。さすが表参道。すごいなぁ。こんなところにオフィスがあるのか心配になってきました。
最近では「ブックマーク」から派生して「はてなブログ」というサービスも運営していて、はてなブックマークの機能とブログが融合して、よりアクセスが集まりやすい環境を提供して快適らしい。BlackHouseも、はてなブログPROでやればよかったかと、たまに思います。
とかいろいろ思いながら歩いていくと、少し大きめな根津美術館前の交差点に到着。根津美術館のすぐ隣のビルが、はてな東京本店の入るビルです。このビルの1階はハイストリートファッションブランド「リックオウエンス」が入っており、水嶋ヒロさんが愛用していることで有名ですが、この場所にあったとは知りませんでした。
社員にやさしいホワイト企業 はてな に到着
ということで、営業さんをお呼びします。打ち合わせに、お昼もごちそうになりに来てしまいましてすみません。お邪魔します。
今回は、お昼を食べに行ったのが目的ではなく、はてなさんの企業向けCMSサービス(ブログみたいなやつです)である「はてなブログMedia」の打ち合わせです。
おー、なんか会社なのに会社っぽくない。居心地がよさそう。なんか畳が見える。畳の向こうは根津美術館の庭園が見える。庭園の中にあるNEZUCAFE(ねづかふぇ)の緑を借景にして打ち合わせができるなんて幸せ。すばらしい環境にオフィスがあるなぁと思います。
「はてなブログMedia」っていうのは、一般ユーザー向けの「はてなブログ」を企業向けにアレンジしたもので、当然独自ドメインは使えるのですが、企業サイト内(ディレクトリ)への設置も可能なB向けサービスです。サーバーは、はてなさん側にあるため、企業がオウンドメディアを作る際にサーバー導入やサーバー保守に手間がかからないサービス。リクルートさんやアイデムさんも導入されています。
ということで、営業さんもいらっしゃり打ち合わせかと思いきや、先程の和室に荷物をおいてまずはお昼ごはんからです。
はてな まかないランチのはじまりは社長奥さんから
なんでも、このまかない的な社食は、社長の奥さん作り始めたのがはじまりだそう。
エンジニアさんが夜遅くまでシゴトをし、昼も夜もカップラーメンで済ませたり、食べなかったりしているのを見かねて、社員の健康を気遣い、手料理で毎食作って提供したんだそうです。現在は会社も大きくなり、拠点も2つになり社長の奥さんが作る規模ではなくなったため、夜は飲食店を営む方が、はてな社員のために向かいのマンションの一室で、ランチを作り運んでくるんだそうです。
南青山のランチ価格は1,500円〜と都内でも屈指の高額ランチですから、これは助かりますね。営業さんに聞いたところ「外回りの営業でお昼に出るとき以外は、ランチに出る必要がない、そもそもコンビニに行かなくなった 」と高評価。「前職がXXXでブラックだったんですが、ここはホワイトです」とかなり働く環境には満足されていたようでした。
社員が自社を外部へ「いい会社」だと自発的に言ってくれる会社は、本当にいい会社だと思います。さてさて、芝生の社食?打ち合わせスペースに通されまして、本日のはてなランチを頂きます。はてなランチ楽しみですね。
はてなランチ 毎日違う やさしいお母さんの味
コールマンのタープとリラックマの特大ぬいぐるみが気になりますが、さっそくご飯とお惣菜を盛り付けていきましょう。
基本的にはワンプレートランチになるようで、ご飯を盛り付け主菜と副菜(野菜)を盛り付ける形です。あわせてスープも付いてきます。
この日のメニューは、豚肉と大根の煮付け ゆず風味と、ブロッコリーとキノコのサラダ、ネギと小松菜、玉子のスープでした。
打ち合わせの前にいただきます。なんか安心する。外食よりも家庭的なランチはうれしいですね。畳の打ち合わせスペースはモニターも完備。IT的ですが和との組み合わせで、なんだか会社の業務内容とはかけ離れていて、そのギャップがすてきです。
和室の奥には、斜めの格子窓が見えます。しょうじのようなこの窓には武田菱(たけだびし)のような模様が。そうです「?」です。
はてな さんのロゴの「?」はてなマークが和風な感じに! いいセンスですねぇ。
話がそれてますが、このランチ、最高です。なにがいいかというと、外食の味じゃない優しい味付なところ。毎日食べるものだから、外食にありがちな濃い味じゃなく、何回でも食べられる自然な味付。お母さんの味付に近い!
すごく丁寧に削られたゆず。小さめにカットされた葉っぱ。きのこ。丁寧です。
毎日、外食にもコンビニにもいかなくなりました。お金も使わなくなりました。ITの派手なイメージとは異なり、すごく自然体な営業さんを見ていると、なんだか業界の競争とは無縁な気すらしてきます(実際いはそんなことはないんだろうけど)。
毎日一食、はじまって以来、一度も同じメニューが出たことがないと言われる社食。規模としては「まかない」に近い。このまかないランチはおいしかった。お母さんの味だった。
社員を大切にする社長の奥さんの気遣いからはじまった「はてなランチ」すばらしい!
近くに菱形のいい物件がありますよ 社長
営業さんがおもしろいことを言っていました。入社するきっかけになったんだそうです。
「社長の本を読んで衝撃を受けたんですよ」
「いつかは?のロゴマークの形の社屋を作りたいって、書いてあったんです。すっごくおもしろいじゃないですか!」
おもしろい!変わってる!そういうことを言う経営者はおもしろい。経営者が「旗」となり会社の先導をする会社は意思がある。そんな会社は今の時代に必要だと思う。経営者がおもしろいほうが、事業もエキサイティングなはずだ。いっちょ、一肌脱いでやるぜって気分にもなるってもんですね。
まじめにそう思っていて、連続的なPDCAによる事業の改善というよりは、非連続な突発の起案や、事業化が今の時代には必要で、そういう意味でもちょっと変わってるくらいの方が、世の中を変えられると思うんですよ。正攻法ではスピードが遅く、勝てない時代が来ているんだと思います。
いつもの「食べ歩き」とは違ったテイストになってしまいましたが、お金を出しても食べに行けない、お金を出さなくても食べられる 株式会社はてな さんの食べ歩きでした。
ああ、さっき菱形で構成された「?」の形のビルを建てたいって言っていたよね。はてなさんとの真面目な打ち合わせを終えて、帰りがけに思い出した。
プラダさんがもし移転することになったら、まずはあのビルに移転して、こうした方がいいんじゃないかな。
※写真は合成によるものです
※ブログ掲載については営業さんの許可を得ています
もしかしたら「はてな」さんの案件もあるかもしれない!