丸の内を歩いていたら、バーバリー跡地になにやら伊勢丹の中小型店舗の新業態、ISETAN SALONE MEN’Sというものができていましたよ。
伊勢丹の編集力がすごい
キャッチフレーズは「メンズ維新はじまる」って、ことになっています。

イセタンの「編集力」っていうのは、キュレーションですよね。どんなブランドの、どんなアイテムを提案するのかとか、独自の目線でセレクトするアイテムのセンスは日本の100巻店の中でトップのものだと思うんですよね。そのセレクトショップ版、期待できます。店名の看板をコンコンと叩いたら、軽い音がしたのはご愛嬌。
テナントの入る新東京ビルというのは、丸の内といえば丸の内ですが、丸の内から銀座方向に抜ける通りで、三菱ブリックスクエアの南のブロック、ティファニーのはす向かいにあるちょっと古めかしいビル。通り的には新丸ビル、丸ビルの通りを歩いて南に向かう感じです。
場所はここですね。東京駅の一本前の通りではなく、その裏通り側です。

入っているビル自体は古いけど、この界隈自体は、ブリックスクエアはロブションあるし、三菱一号館美術館などここらへんはかなりハイソな感じになっています。丸ビル裏より落ち着いた通りなので大人な立地ですね。
中は和モダンでハイセンス
東京ミッドタウンのイセタンサローネが白を基調としたスタイリッシュな印象に対して、こちらの店舗は、「和魂洋才」をテーマに、日本古来の自然素材を現代的に用い、日本家屋を連想させる空間構成をしているらしい。温かい印象を受ける店内になるようですね。
インテリアデザインは辻村久信さん。江戸時代の美意識として確立された「粋」をテーマにデザイン。

テレビ東京のWBSでやってましたけどかなりおちついた、大人のセレクトショップになりますね。実際に行ってみた感じだと、和を取り入れたスタイリッシュな温かい空間でした。
扱うブランドもかなりいい

ねらうのはハイクラスビジネスマンと、男性へのギフトニーズのある丸の内界隈の女性。
丸の内エリア最大級のメガネ・帽子コーナー。高級スーツから、バッグ類。主な展開ブランドは、メゾン マルジェラ/Maison Margiela、トム ブラウン ニューヨーク/THOM BROWNE. NEW YORK、マーク ジェイコブス/MARC JACOBS、ビズビム/visvim)などなど。
フロアマップこうなってます。
北側入口から入ると右にメガネコーナー 999.9がかなりの占有率があり、圧巻です。向かいにプロモーションスペースはニコライバーグマンのディスプレイが美しいです。メンズスキンケア、フレグランスからかなりの品揃えの帽子コーナー、ステイショナリーはモンブランを中心に展開。
雑貨編集?というコーナーはシガーやウィスキーがあるなどかなり凝った内容となっています。
ジャンポールエヴァンのココアがうまい

ジャンポールエヴァン/JEAN-PAUL HÉVIN PARISの日本初のカフェ「CHOCOLATE BAR(RE)」は、チョコレートバーができるらしいですが、そこで提供されるショコラ ショ(ホットチョコレート)が気になり飲んでみました。ココアというのはおこがましいです。このホットチョコレートですが、しっかりとジャンポールエヴァンのショコラの味を引き継いでいます。ミルクを入れるもの、入れないもの、定番のもの期間限定のものの組み合わせが基本のよう。ミルク入りのショコラショ 定番のパリ?だったかなをいただきました。540円でかなりのリッチ感が味わえる美味しさ。
丁寧にカウンター内の鍋で溶かして作っているようなので、すぐには出てきませんが、それがまたいいのかもいれませんね。ショコラブティックとドリンクの組み合わせで土日は混みあいそうですから、平日の夕方あたりに立ち寄ってはいかがでしょう。ゆったりとした優雅な時間が流れています。
金箔が貼ってあるような壁紙なのか本物なのか、金色の壁とおちついた雰囲気の店内。なんとも贅沢です。外から見るとショーケースが見えないのでチョコレートが置いてあるか見えませんが、店内に入るとびっしりと並んでおりました。
フラワーショップはニコライバーグマンがはいる。気合い入ってるなー。
三越伊勢丹ホールディングスの大西社長はWBSの取材に対し「丸の内で商売をして成功を収めるということが目標で、次の伊勢丹メンズを作る際の検証の材料としたい」と言っていますね。良い立地に、良い顧客。これはいけるんじゃないですかね。
イセタンメンズサローネ 丸の内
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル 1F
03-6206-3190 11:00~20:00
今後、伊勢丹は名古屋にイセタンハウスなどオープンしていくようなので、大規模デパートからセレクトショップ業へ進出していくのですね。ちょっと楽しみです。
