Anker/アンカーといえばモバイルバッテリーで有名な信頼のあるメーカーです。今回Anker PowerCoreシリーズの超大容量 26,800mAhのモバイルバッテリーの提供をいただきましたので、さっそくレビューしていきたいと思います。PowerCore+は従来のPowerCoreのプラスチッキーな外観ではなく、洗練されたアルミニウム合金の表面と人間工学に基づいたデザイン従来機と差別化されています。またポイントとなるのが「PowerDelivery対応」PDで、モバイルバッテリーにしてMacBook ProやNintendo Switchの充電も可能なスゴいやつなのです。
10秒でまとめると
- Switch、MacBook、MacBook Proの充電にも対応の大型モバイルバッテリー
- 26,800mAhの大容量で充電器を持ち歩く必要なし!旅行にも!
- 30WのUSB-C充電器も付属しているから別売り充電器購入不要
iPhone、AndroidのほかMacBook ProやNintendo Switchも充電可能
iPhoneやAndroidスマートフォンの充電には欠かせないモバイルバッテリーですが、容量はどのくらいのものを使っていますか? 本製品は現時点で持ち歩けるハンドサイズのモバイルバッテリーのなかでも大容量な26,800mAhを誇る超大容量バッテリーです。
AnkerモバイルバッテリーPowerCore+ 26,800mAhの開封
モバイルバッテリー本体以外に、USB-Cの小型充電器が付属、USB-Cケーブル、MicroUSBケーブルとキャリングポーチ、説明書が付属します。セットとして必要十分。これ以上のものは必要ありません。
超大容量の26800mAhで、iPhone 7を10回以上、タブレット端末を2回以上、MacBookおよびMacBook Pro(13インチ)を1回以上充電できるという脅威のモバイルバッテリー。
充電器を別に持ち歩く必要がないレベルです。
PowerCore+ 26800 PDの主な仕様
Power Delivery対応 重量:約580g 大きさ:約180 x 80 x 24 mm 容量:26800mAh
なんといってもPower Delivery対応というのがポイントで、スマホ充電器どまりだったモバイルバッテリーをMacBookやNintendo Switchの充電も可能という、一段レベルの高いものに押し上げています。
ボディーはアルミ合金で高級感があり、ひんやりしています。実測は584gでずっしり感あり。
モバイルバッテリーの比較指標があまりないのですが、BlackHouseでは1gあたりのバッテリー容量で比較しようかと考えていますが、その数値でいうと46.2mAh/gです。
普段の持ち歩きにはスマホヘビーユーザーでも10,000mAhを携帯していれば十分かと思いますが、このモデルががモノを言うのは、パワーデリバリー対応のということです。
MacBookなどの大型機器が充電できるとなるとそれなりの容量と出力が必要になってきます。スマホ関連製品の充電とパソコンの充電ができれば充電器ひとつ持ち出さなくてすむようになります。
USB-Cパワーデリバリーだとどうなるの?
今までのモバイルバッテリーでは5V/MAX2.4A(12W)程度までの出力しかでず、任天堂スイッチ/SwitchやMacBook、MacBook Proなどの20Wを超える電力での充電が必要な機器は充電できない場合も多かったと思います。できた場合でも、10W充電とか遅すぎでした、、。
Type-C PD(Power Delivery)に対応したモバイルバッテリーや充電器では、接続する機器に応じて電力供給がなされ、従来のスマホなどの小電力デバイスしか扱えなかったモバイルバッテリーが、パソコン、Nintendo Switchの充電やパワーデリバリーに対応したiPhone(iPhone8,iPhone Xで対応!)、Androidの従来の倍近い速さで急速受電が可能となるわけです。
Anker PowerCore+26800で充電してみる
パソコンやNintendo Switchを持ち歩くなら小型のモバイルバッテリーよりもこちらの方が確実によい選択になるでしょう。
このPowerCore+モバイルバッテリーは①USB Type-Cの出力は DC 5V/3A、9V/2A、15V/2A、20V/1.5A)で、 ②通常のUSB端子の出力は最大 5V/3Aを同時に2台急速充電できるという強力なバッテリー仕様です。
充電量はインジケーターで、どのくらいの容量まで充電できているかわかるので便利です。半分くらいの充電でも13,000mAhは充電されていることになりますから、日常利用ではフル充電でない場合でも一日心配はありません。
USB-Cの方も30Wの出力にくわえ、通常のUSB端子で5V/3Aってのは結構すごくて、強力なやつでも2.4A程度がいいほうでしたが、3Aとなるとかなりすごいですね。
同時充電でもパワーが落ちないのはいいですね。1枚目の写真は14.6V/1.94Aで27WくらいでMacBook Proを充電しながら、通常のUSBポートからiPhone7を5V/1.9Aで9.5Wくらいで充電できているのが確認できます。
ワットチェッカーを挿したままではUSBポートにケーブルを2つ挿せなかったのですが、2つのUSBポートを使いながらMacBookの充電をしても、そちらの電力変化はなかったので非常に力強いバッテリーだといえます。
2枚目の写真は「バッテリー充電中」にUSB端子にiPhoneを接続して充電しようとした写真ですが、充電中に他のデバイスへの給電はカットされます。充電しながら給電すると電池に負担がかかり、膨張や破裂の原因になりますから、そういった事故防止への配慮がなされているようです。
サージプロテクターやショート防止などの保護技術も搭載していますから安心安全ですね。Ankerはそういった安全面への配慮があるからこそ、モバイルバッテリー分野でブランドを確立できてきているのではないでしょうか。ここら辺の技術は語られずに、大容量だけで製品を選んでしまいがちですが、こういった万が一への備えは重要です。
Anker PowerCore+26800には付属充電器もよし
モバイルバッテリーに充電器が付属するとは、新しい時代になったなぁと感じますね。充電池の大容量化に伴い、バッテリー本体の充電時間もかなり長くなっていますから、充電器自体も進化しなくてはなりません。本バッテリーの充電はUSB Type-CのみでMicroUSB経由の従来の充電はポートがなくなっていますが、付属の充電器からの高速充電が可能となっています。
1枚目の写真は付属充電器からバッテリー本体への充電。出力は30W弱です。バッテリーを高出力で充電します。ちなみにUSB-Cの充電器として、当然のことながら単体利用も可能です。
2枚目の写真は直接MacBookProに充電しているところですが、こちらも30W弱で充電しています。MacBook、任天堂Switch/スイッチの充電なんかにも使えるわけで、モバイルバッテリー本体の他に充電器が付いてくるのはお得感がありますね。
Anker PowerCore+26800 非対応機種
HTC 10、HP Spectre、Mi Notebook Air 13、Dell XPS laptop
これらの機種は充電が安定しないようで、非対応です。
メーカー注意書き
- HTC 10、HP Spectre、Dell XPS 13、Lenovo ThinkPad 470sおよびThinkPad X1には対応しておりません。
- MacBook Pro、Samsung W700、Lumia 950およびMotorola Z Force Droid Editionへはフルスピードでの充電ができません。
- USB-Cポートでの出力を実施する場合は、機器を接続する前にLED Power Wheelボタンを押す。
- Nintendo SwitchがHDMI接続されている場合は、充電できません。
旅行用のバッテリーとしても重宝します。26800mAhのバッテリー容量なので、出張や旅行用にもおすすめです。航空機の持ち込みも問題なく対応しています。

持ち込み可能な容量についてはこちらをご覧ください。
これからますます増えていくUSB-C機器。パソコン、Switchなどを持ち歩く人には今後相当ニーズが増えていくことと思います。モバイルバッテリーは、スマホだけを充電できた時代は終わり、パソコンにも利用可能な時代がもう来ています。
Anker/アンカーモバイルバッテリーのラインナップ
AnkerのプレミアムモバイルバッテリーシリーズPowerCore+
Qualcomm Quick Charge 3.0に加え、Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostを搭載し、し充電が速い。Quick Chargeに対応しているのでバッテリー本体の充電も高速。最高の耐久性を誇る航空機用アルミニウム合金を使ったプレミアムモバイルバッテリーです。
Qualcomm Quick Charge 3.0に加え、Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostを搭載し、あらゆるUSB機器にフルスピード充電。iPhone 7/6sに約4回、Galaxy S6に2回以上、iPad Air 2に約1回の充電が可能。入力もQuick Chargeに対応しているので、約3.5時間で本体を満充電可能。
286g(35.0mAh/g)
Qualcomm Quick Charge 3.0を搭載、Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostによりQuick Charge非対応製品フルスピードで充電が可能。1回の充電でiPhone 7を4回以上、Galaxy S6を3回以上、またiPad Air 2を1回以上充電できる。
308g(43.5mAh/g)
20100mAhの大容量でiPhone 6に7回以上充電可能、1回の充電で新しいMacBook、 iPhone、iPad Air 2を同時に満充電可能(※3台同時充電可能)。元来の機能に加え5V/3Aで充電可能なUSB-Cポートを搭載し、MacBookにも対応(15Wなので少し充電には時間がかかりそう)。
454g(44.3mAh/g)
Ankerの通常のモバイルバッテリーシリーズPowerCore
PowerCoreシリーズにはPowerCore IIがラインナップ追加。プレミアムシリーズ譲りの丸型充電容量確認ランプが採用されました。
Qualcomm Quick Charge 3.0に加え、Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostを搭載し、あらゆるUSB機器にフルスピード充電。iPhone 7/6sに約4回、Galaxy S6に2回以上、iPad Air 2に約1回の充電が可能。入力もQuick Chargeに対応しているので、約3.5時間で本体を満充電可能。
286g(35.0mAh/g)
通常のAnker モバイルバッテリーシリーズ。プラスチックの標準的なやつです。
10,000mAhの大容量にして世界最小級のモバイルバッテリー。価格も2,999円で手に取りやすい価格。QCを搭載した10000mAh以上のモバイルバッテリーでは、世界最小サイズ(※2017年10月時点)。Qualcomm Quick Charge 3.0 (最大出力24W) に加え、Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostを搭載。ポケットにも入るほどコンパクトながら、iPhone 7を3回以上、Galaxy s6を2回以上充電できます。
204g(49.0mAh/g)
13,000mAhのパワーアップ版、このサイズからUSB端子が2端子搭載。iPhone 8に約5回、Galaxy S8に3回、iPad Air 2に1回の充電が可能。Apple MacBook (12インチ, 2015)も約4~5時間で満充電可能です(PowerIQ非対応)。Switchも充電できるらしいけれどPDには非対応。
259g(50.2mAh/g)
超大容量 iPhone 8に約7回、Galaxy S8に約5回、iPad mini 4に約2回の充電が可能。Apple MacBook (12インチ, 2015)も約4~5時間で満充電可能です(PowerIQ非対応)。20000mAh以上のモバイルバッテリーでは、最もコンパクトで世界最軽量(2017年10月時点)。缶ジュース1個分(350g)ほどの重さ。
354g(56.8mAh/g)
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