ポケモンゴーのリリースから航空機に持ち込めるモバイルバッテリーは? や車で踏んでも大丈夫なモバイルバッテリーなどオススメのポータブル電源を自腹レビューで紹介してきましたが、モバイルバッテリーの新興勢力、RAVPower/ラブパワーさんよりパワーステーション20100mAh モバイルバッテリーを提供いただきました。このモバイルバッテリーは500mlペットボトルよりも太めかつ585gですが、通常のUSB出力にくわえ、AC出力(コンセント電源タップ)が使えるのが特徴です。MacBook充電などいろいろ試してみました。ニンテンドースイッチの充電にももちろん利用可能です!
RAVPOWER RP-PB054開封 付属品、利用可能容量
本体が届きさっそく開封となります。非常に丁寧にパッキングされています。収納ケースの質感が高く全体に満足感が高いです。バッテリー本体、本体充電用アダプター、MicroUSBケーブル2本(30cm、60cmを各1本)、カラビナ付き収納ポーチ、収納ケース、説明書が入っています。
持ち歩き時には収納ポーチで持ち歩き、保管時はケースで保管するというかたちで、至れり尽くせりのセット内容。出先へ持ち歩く際には充電は自宅で済ませれば、充電器は持っていかなくても20,100mAhの容量は一日十分持つ容量、外出の多い旅行でも二泊三日はこなせます。(iPhone7バッテリー容量は1,960mAh、MacBookは5,000〜6,000mAh)。モバイルバッテリーは構造上、変換ロスが発生するため、数値の6割程度の容量が使える容量になりますので、12,000mAhが使えるとして、iPhoneなら6回程度の充電が可能となります。MacBookでも2回程度充電が可能そうですが、メーカー公称値としては12インチのMacBookで1.3回の充電が可能となっています。
質感が高い本体 水筒感覚で持ち歩ける
ラバーコーティングされたプラスチック本体は触り心地もよく、持ち歩くとしたら重さ、大きさは水筒のような感覚でしょうか。必要十分な大容量とコンセント製品も使えるのに持ち歩きに違和感がない!という絶妙なバランスです。モバイルワーカー、ノマドワーカーには電源を常に持ち歩けるという安心感はうけるのではないでしょうか。また非常用のコンセント電源としても役立つ安心感は一家に一台あったら非常に心強いですね。
20,100mAhと考えると、USB出力だけのモバイルバッテリーにくらべ少し大きめとなっています。充電はACアダプターで行います(19V 1.6A)。よくあるモバイルバッテリーがマイクロUSB充電ですが、こちらは家で充電が基本です。1日程度の外出のでは使い切ることはないので、ACアダプターによる充電でより早く充電が完了するのは魅力的です。フル充電時間は4時間となっています。
USBポートは、通常のUSBポート+Type-Cポートの2機を備えます。iSmart出力自動判別機能というものを搭載しており、最大5V/2.4Aの高出力を提供でき、フルスピードで接続デバイスを2台を同時に充電可能となっています。
Type-Cポートは5V/3Aまでの出力に対応しており、15Wとはなりますが、USB Type-Cケーブルで直接12インチの新しいMacBook、13インチをMacBook Proを充電可能です。15インチは試してないので、充電できるかは不明です。USB Type-C対応の次世代Androidデバイスももちろん充電可能です。任天堂スイッチ/SWITCHもUSB Type-C対応なのでスイッチの充電にも最適でしょう。
使い方として安全を意識してか、AC出力、コンセント電源の出力には、パワーボタンを長押しし出力をオンにしなくてはなりませんので、慣れればすぐにわかりますが、初回利用時に戸惑いがあるかもしれません。
AC出力とDC出力を、同時に出力可能なのはとても便利で、利用用途がかなり高いと思われます。AC出力は65Wまで対応しドライヤーなどの製品には使えませんが、20インチクラスの小型テレビの電源投入が可能なレベルになっています。
非常用の電源を日常的に利用できる=コンセントがないところで活躍
AC出力対応、要するにコンセント電源として利用が可能なのがこの製品のすばらしさです。消費電量65W(電圧110V)以下の電気機器の充電や利用が可能です。旅行にも使えますし、停電時や緊急時のバックアップ電源として活用できます。
充電しながらのバッテリー利用が可能な製品で、この特徴は他のモバイルバッテリーにない可能になります。常時充電しながらのAC電源で使うとUPSの代替製品となると思われますが、このようには今回のレビューでは利用していないため、後日メーカーに確認してみます。
クリスマスのイルミネーション用の電源を出力しながらのiPhoneを充電しています。コンセントがないところでも電源が確保できるため、屋外での利用はもちろんですが、この部屋はここに電源があればなぁといった場合にも威力を発揮します。延長コードがない!というような場合にもいいかも。
iPhone7をAnkerのiPhoneケーブルにて充電。出力チェックは目安とはなりますが1.6Aで充電が続くので、iPhone付属の充電器よりも高速充電されています。出力する機器側もそうですが、ケーブルも高アンペア対応のものがもちろん必要です。
コンセントを使いながらUSB側も出力が保たれているのはすばらしいですね。
アダプターもバッチリ刺さります。この刺し方では本体を立て使う場合も安定しますが、USBポートが使えないのでUSBポートを利用する場合には反対向きにアダプター本体をせり出す形で挿しこみ、倒して使うのが安全です。
MacBookをUSB Type-C直差しから充電しながら、PS4のコントローラーデュアルショックも充電器しています。
なんでこんな組み合わせかというと、なんと去年の4月からMacやWindowsでもPS4のリモートプレイが可能になっていたんですね! 当たり前なのかと思ったんですが、みなさん知らぬうちにアップデートされていたということで、PS VITAなしにリモートプレイが可能って最高ですね。これは後日試してみたいと思います。
保証はなんと30ヶ月、2年半!
Amazon購入の場合、満点プラスという店舗が発送しますが、このお店はRAVPowerの販売権がある正規販売店で、購入日から18ヶ月+12ヶ月の保証が提供されるので、安心して購入が可能です。
型番 RP-PB054
容量 20100mAh/74.37Wh
出力 65W
使用上の注意
※ラッキング防止仕様のコネクタは、AC出力ポートに挿すことはできない
※使用できる機器の消費電力は65W以下です。65Wを超える機器は使用しないこと
※消費電力が65W以下でもご利用になる機器の仕樣や構造による、利用できない場合がある
※使用できない機器
・医療機器またはそれに類する機器 ・起動電力の大きな機器 ・正確な電圧、周波数、正弦波が必要な機器等
なお「USB PD」には対応していません。USB PDとは、最大100Wの電力を送れるUSBを使った電源供給規格のことです。USB PDとは「USB Power Delivery」の略で、パワーをデリバリーする、つまり電源供給仕様に対応していることを示す規格になります。