超便利 Eufy RoboVac G10 Hybrid購入レビュー 水拭きができるロボット掃除機はものぐさ太郎向け

実機レビュー

Eufy RoboVac G10 Hybridを買いました。発売してすぐに買ったんですが、なぜ即買いできたのかというと上位機種のRoboVac L70を試していたからです。L70の高機能な部分、AIマッピングによる部屋のマップを作りその中をくまなく掃除する機能やBoostIQテクノロジによる床状況に応じた吸引力の調整機能はなくとも、この価格で通常のロボット掃除に加えて床にモップできるモッピング機能がついて20,000円台という価格は驚異的と言わざるを得ません。水拭きロボットで有名なブラーバ/iRobot Braavaを買うのであれば最も安いモデルでも、RoboVac G10が買えてしまうのでお得なのです。

Eufy RoboVac G10 Hybrid

RoboVac G10 Hybrid だれでも水拭きを手に入れられる手軽なロボット掃除機


Eufy/ユーフィーはモバイルバッテリーなどで有名なAnker/アンカーの家電ブランドで、バッテリーから、スピーカー、ロボット掃除機まで幅広く良質な製品をかなり安価で提供しています。今回のEufy RoboVac G10 Hybridは、2万円台という手軽さで吸引と⽔拭きの2つの掃除方法を同時に行うモデルです。

早速開封していきましょう。最⼤2000Paのパワフルな吸引と⽔拭きの2通りの掃除が1台で⾏えるロボット掃除機、Eufy RoboVac G10 Hybridは、RoboVac 11Sの筐体デザインを活かしながら水拭き可能なハイブリッドバージョンに仕上げたモデルです。11Sの吸引力が1300Paだったことを考えると、吸引力アップ、水拭き対応、WiFiアプリ対応となって、これが20,000円台で購入可能とはとは驚きです。※お得に購入したい場合は、Amazonタイムセール祭りなどを使うとより安く買えるかもしれませんね。

本体、充電ユニットの他、水拭きモップ2枚、ブラシ4つ、説明書等となっており、モップの換えやブラシの予備があるのは助かります。この他水拭き用のタンクや充電時の床への水漏れを防ぐ防水パッド(特に水が漏れるということもないのですが念のための装備だと思われます)が付属します。※留守のときにはモッピング機能は使わないように説明書には書いてあるのは、何らかのエクスキューズでしょう。。


iRobot Braavaに興味があるけどロボット掃除機も欲しい欲張りな方へ

ロボット掃除機は持っているけど、追加で水拭きもしたいという方、初めてロボット掃除機を買うけれど、ブラーバにも興味があるという方にぜひ試してもらいたい機種です。

わが家はEufy RoboVac 11、RoboVac 11Sと使ってきました。Eufyの初期のロボット掃除機はバウンス型。壁にあたって跳ね返ってジグザグに部屋を掃除するのがメインだったのですが、G10などエントリーモデル以上の機種はナビゲーションシステムはジャイロセンサーと加速度センサーを搭載することで、従来のバウンス型に比べて効率的に動き短時間で掃除を完了させることが可能となっています。従来は掃除してもいつ掃除が終わるかも目処が立たない動き方でしたが、効率的な動きができるようになっています。

単機能の集塵のみのロボット掃除機を使っていると、どうしても水拭きに興味がでてきてアイロボットのブラーバには興味がわきがちですが、集塵と同時の水拭き機能のメリットは大きいでしょう。これは集塵した後に拭くという一連の流れを一つのマシンですることに意味があると思い、単なる水拭きをいきなりやるのではないハイブリッドモデルだからこそできる合わせ技だと感じています。

iRobot Braava 371や380の場合、単体で3万円程度するので、RoboVac G10 Hybridはそれ以下の価格で両方こなすためかなりお得なことがわかると思います。

Eufy RoboVac G10 Hybrid

稼働音は従来よりも静かに改善 水拭きも同時で掃除時間も短縮

筐体はRoboVac 11Sの筐体デザインが活かされており、それに水拭きと最新機能が追加されているイメージです。11Sのデザインは薄く洗練されていたものとなっていたのでこの筐体デザインを活かすのは当然の流れでしょう。33.5cmの円形で高さも7.2mmと薄く、スッキリきれいなデザインになっています。

ブラシは交換式で傷んできたらワンタッチで交換が可能です。電源ボタンは従来なかったカバーも付いて本体内部へのホコリの侵入を防ぐなど細かな改良がなされています。

お金に余裕があれば、部屋のマッピングが可能なRoboVac L70 Hybridが圧倒的におすすめできるのですが、いかんせん価格が54,800円ですので万人におすすめできるものではありません。一方、このG10 Hybridはその半額程度で購入できるわけで、吸引と水拭きのハイブリッドがみんなのものになった感が強いです。


Eufy RoboVac G10 Hybrid


バウンス型ではなくなり正確な掃除が可能になった

バウンス型はなんとてきとうな掃除方式だったのだろう。そう思います。しっかり掃除してちゃんと充電場所へ戻ってくる。これ重要です。水拭き機能もいいけれど、基本機能がナビゲーション改善により圧倒的にマシになったのはかなり満足しています。

モノは同じように見えますが、11SとG10では雲泥の差が出るナビゲーション改善。バウンス型は何だったのかと思うのと、確実に掃除している時間が減っていると実感でき、省エネとかそういうものは期待していませんが、機械であってもながながダラダラ掃除していたのが、ちゃんと効率よく終わるのは気持ちがいいです。

集塵は11Sは回転ブラシでの掻き込みもありましたが、G10ではツインブラシのみとなっています。これでも集塵されるゴミは、髪の毛やホコリが多いのですが、砂塵などもしっかり取れるので吸引力アップにより回転ブラシがなくなった欠点を補っているようです。

掃除の音量は従来よりもかなり静かになりました。電子レンジの稼働音のようだと説明されていますが、最近の電子レンジも静かというかいくらか音は抑えられています。うるさ目な電子レンジの音がしている感じでしょうか。掃除してるなくらいな感じで、従来の手持ちの掃除機のうるささから比べると圧倒的に静かです。

テレビを見たり音楽を聴いているときの使用はおすすめしません。以前より静かになったことは確かですが、動作中は音がしますので静かではありません。

水タンクの都合でダスト容器の容量は11Sに比べても小さめです。毎回掃除が終わったら捨てる、こまめにゴミを捨てれば問題なく利用が可能です。2回に1回捨てれば問題ないでしょう。

大きめのホコリ、ゴミは上部のフィルター側にくっつきやすいようです。チリはケースの下側に落ちるので、上下にゴミが付くため、捨てづらいため、ティッシュ等で拭き落とす感じがよいでしょう。ちょっとゴミが捨てづらいですが、まあよしとしましょう。

G10の清掃動画は後ほど追加する予定です。

Eufy RoboVac G10 Hybrid

EufyHomeアプリでRoboVacをコントロール

EufyHomeアプリで従来のリモコン操作、掃除の開始/停止、タイマー設定、モッピングモード設定などが可能です。メンテナンスでは、使用時間に応じて消耗品を取り替えるように促す機能も実装。上位機種L70のようなルームマッピング機能、動作履歴などはないですが、リモコン機能をアプリで実現しタイマー設定も物理的なリモコンよりも簡単なのはらくちんでよいです。

吸引力は自動では上位機種と違い自動では変わりませんからアプリで変更する必要があります。通常は標準で問題ないでしょう。マニュアルで、ラジコンのように操作することも可能です。

普段から充電しておけば問題ありませんが、オートリターンクリーニングはバッテリーがなくなっても、充電に戻った位置を記憶し、充電後に再度そこからクリーニングが再開できます。これは今までのバウンス型のロボット掃除機ではできない芸当。かなり進化していますね。


RoboVac G10 Hybrid製品仕様

Eufy RoboVac G10 Hybridは、タイルやラミネート地、フローリング等の硬い床⾯の掃除に適しています。水拭きができる床材の部屋をお持ちの方にはおすすめですね。水拭きの雑巾がけっていうのは最近の掃除ではなかなかやらないと思うので、集塵と水拭きを同時にできる本機は、ものぐさ太郎にぴったり。ただ掃除機をかけるだけでは満足しない、もう一歩進んだニーズに応えます。

水拭きは手が濡れるとか、冷たいとか、床に這いつくばらないとならないとか、こういった雑巾がけをしたくない、後回しにしていた理由が、もうなくなります。

吸引⼒ 最⼤2000Pa ダスト容器の容量 0.45 L
掃除時間 最⼤80 分 充電時間 約300-360 分
サイズ 約33.5 x 33.5 x 7.2cm バッテリータイプ DC 14.4V / Li-ion 2600mAh
パッケージ内容 Eufy RoboVac G10 Hybrid、充電ステーション、電源アダプタ、清掃ブラシ、交換⽤フィルター、防⽔パッド、サイドブラシ(×4)、モッピングクロス(×2)、フィルターエレメント(×4)、ケーブル結束バンド(×5)、取扱説明書、クイックスタートガイド

通常の吸引と、水拭きを低価格で両立。おすすめできます。

ちなみに上位モデルL70 Hybridはこちらです。こちらもレビュー予定ですが、お金に余裕がある場合にはL70がおすすめです。ラグなどの乗り上げもそれなりにこなすのと、圧倒的にレーザーによるルームマッピングが秀逸でかなり効率よく部屋の掃除が可能です。ただ、お値段高め、、、。