不眠に悩む人や寝付きが悪い人というのは、言葉に出さないだけで、それなりに多くの方が困っている現代病です。これを解消するには、日中太陽をよく浴びたり、カフェイン摂取を抑えたりと方法がありますが、薬を摂取しないでいかに眠れるかというのは結構むずかしいことのようです。以前紹介したPEGASIのライトセラピーメガネは、太陽をよく浴びる、日光浴をするというものをメガネ型デバイスで対応する画期的な商品でした。今回、Pegasi第2世代が、クラウドファンディングサービスのMakuake/マクアケにて先行予約となっており、緑色の光に変更となり、第1世代では実現できていなかった折りたたみ機能で携行性が格段に上がっています。果たしてどんな製品になっているのでしょうか。本レビューにあたり、Pegasiさまより製品提供をいただいています。
2018年11月30日までMakuakeにて先行予約
以前紹介したPegasi第1世代モデルについてはこちらをご覧ください。

睡眠をしっかり取るにはメラトニン分泌をコントロール
メガネ型のPEGASI/ペガシーライトセラピー第2世代は、緑色の光を眼に当てることで、メラトニンの分泌をコントロールする製品です。第1世代はブルーライトではない青色の光を当てていたのですが、第2世代からは緑色の光に変更となっています。
PEGASIはよりよい睡眠に効果があるとされる緑色の光を発し、この光を受けることで体内時計とメラトニン分泌の調整をサポートします。
第1世代は黒のみ、フレームも可動式ではなかっため、持ち歩きには不便な形でした。第2世代は折りたたみも可能になった上に、ブラックに加えホワイトバージョンも販売を開始します。価格も安くなって2万円程度となり、かなり買いやすくなったのではないでしょうか。
そもそもメラトニンってなに?
ってことになるわけですが、ウィキペディアのメラトニンの「催眠・生体リズムの調節作用」という項目を見ると以下のように書いてあります。
日中、強い光を浴びるとメラトニンの分泌は減少し、夜、暗くなってくると分泌量が増える。メラトニンが脈拍・体温・血圧などを低下させることで睡眠の準備が出来たと体が認識し、睡眠に向かわせる作用がある。また朝日を浴びて規則正しく生活することで、メラトニンの分泌する時間や量が調整され、人の持つ体内時計の機能、生体リズムが調整される。そのため不規則な生活や昼間、太陽光を浴びないような生活を続けるとメラトニンがうまく分泌されず、不眠症などの睡眠障害の原因となる。またメラトニンは幼児期(1~5歳)に一番多く分泌され、歳を重ねる毎に分泌量が減っていく。そして歳を取るとメラトニンの分泌量が減るため、眠る時間が短くなる傾向になる。
要点としてはこれです。
- メラトニンがたくさん分泌される=眠くなる
- 昼間強い光にさらされると、夜にメラトニンの分泌量が多くなる
- 日光浴をするとメラトニン分泌の量、時間が調整されて体内時計が正常になる
- 歳をとるとメラトニン分泌量が減るので眠りが浅くなる傾向がある
ということなので、メラトニンの出るタイミングを調整できれば、そのタイミングが眠りにつきやすくなるという理解です。ちょっと身体の仕組みに作用するので不思議ですが、仕組みとしては理解できるものなので試してみたいと思います。
PEGASI第2世代ライトセラピーの製品内容と機能
製品開発元のPEGASI/ペガシーは、アメリカ食品医薬品局に登録しており、アメリカ国立睡眠財団(NSF)のメンバーとなっています。またヨーロッパのRoHS&CE、米国のFCCによって認証され、7件の特許を取得済だそうです。
かなりコンパクトとなった第2世代PEGASI。箱を開封すると、折りたたみ式となった本体と説明書、USBケーブルが入っています。非常にコンパクトになり、持ち歩きが非常に楽になりました。自宅から職場とか前のような形状だと運べませんでしたし、結構高額だったんですが、第2世代は2万円程度とかなり安くなっています。
この製品は有害な青色光の波長は出さずに、100%UVフリー有益な波長のみの緑色の光が出る製品。メラトニンの分泌をコントロールできる本製品の機能は3つです。
- 体内時計のリセット
- 時差ボケ解消
- 眠気覚まし
体内時計リセット、快眠ができるのか、試していきます。
2018年11月30日までMakuakeにて先行予約
PEGASIを実際につけてみて 眠れるようになったのか?
PEGASI 2.0の基本的な使い方
1.眼鏡を正しく装着する。鼻パッドの幅を調整しサイズを合わせる
2.右側のボタンをクリックし、電源を入れる
3.そのまま30分間使用する
4.7日間連続使用すると効果が期待できる
キモは7日間連続使用することですね。これで解決するなら安いもんです。ただちゃんと継続して試す必要があります。
世界最軽量の光線療法用メガネというPEGASIライトセラピーめがね。重さはたったの48gで軽量です。ヘルメットやアイマスクなど様々な形状を試した結果、目に均一に光を照射でき、日常生活の妨げにならない装着感を両立するにはメガネ型がよいということになり、現在ん眼鏡型になっているようです。
発光部内側はこんな感じになっていて、このくぼみ部分に緑色の光が照射されます。
写真は水色に写っていますが、実際に出ているのは緑色の光です。
※安全のため運転中や眼鏡の充電中は使用しないこと、直近に目の手術を受けているユーザーは本製品を使用する前に眼科医に相談してください。
昼間はメラトニン分泌を抑制、就寝前のメラトニン分泌が多くなるタイミングでは、青色光を浴びることを抑制することで、メラトニンの損失を減らせば、快眠できるという仕組みです。
メラトニンの分泌を寝たいタイミングに合わせると眠りやすくなるということなので、あわせてスマホの「おやすみモード」で画面を茶褐色にしブルーライトを削減したりすれば、よりよい質の高い睡眠を得られるのではないでしょうか。
朝7時~9時の時間帯で1日1回約30分間かけるという使用を試しました。7日くらいかければ効果がだんだんに感じられるというものなのですが、5日くらいから、寝付きが非常に良くなり、目覚めもよくパッと起きられるようになりました。これはPegasi第1世代とも同じ効果です。
※ぼくは比較的寝入りはいいので、不眠症の方と比較にならないこともあると思いますが、起きるのが非常に楽になっています。定期的な利用がオススメとのことですね。
PEGASI 2.0は得たい効果により利用タイミング3つある
こんなもので効果が出るのかと半信半疑になるのはわかるのですが、以前紹介したPegasi第1世代モデルで一定睡眠不足が解消、時差ボケも緩和された経緯があるので、どちらかというとこの製品についてはポジティブに受け止めています。でもひとによっては効果が出ないかもしれないようなものですので、過剰な期待は禁物です。

朝7時~9時の時間帯で1日1回約30分間かける
体内時計リセット可能。7日目ぐらいからリセットの効果があり、眠りにつきやすくなるようです。
眠りが浅い人、夜中に目が覚める人は19時〜21時
眠たいと感じた時に30分間装置すると眠気が抑えられます。メラトニンを抑制するので眠気が引くということですね。
時差ボケ防止の場合
時差ボケが気になる場合のサポートにもおすすめです。その場合は昼間眠気を感じた時に使用することでリフレッシュ効果が期待できます。
2018年11月30日までMakuakeにて先行予約
PEGASIライトセラピーメガネ利用の結果と今後のレビュー
本製品は薬に頼らずノンレム睡眠が可能など、睡眠の「質」を改善する製品ですが、実際の利用は個人差が非常に大きいものだと考えています。だれもが同じ効果を得られるとは考えていません。そのため、確実に睡眠ができるようになるとか、そういうことを断定はこのページでは控えています。一方でぼくが感じた効果についてはお伝えしていきます。
PEGASI 2.0はPEGASI SLEEPというアプリに対応しています。「睡眠指数」はピッツバーグ睡眠品質指数/Pittsburgh Sleep Quality Index PSQIという米国ピッツバーグ大学医学センターの睡眠専門家Buysse氏らが作成した指標だそうです。これにより一ヶ月の睡眠データを収集し、睡眠の質の変化を確認できます。
アプリでは物理的なボタン操作ではなく、タイマー表示でどのくらい照射が続くのかなどを確認できるので便利ですね。
また照射時間が変更できるようになっており標準、速攻、柔和(日本語の訳し方の問題ですかね)、要するにスタンダードの30分、すぐに効く強め照射の20分、ソフトに長めに照射する40分を選択可能です。
PEGASI 2.0製品仕様
製品名「 PEGASI2.0」 重量 48グラム
大きさ 185x162x32mm
バッテリー リチウムイオンポリマー電池 300mAh
稼働時間 フル充電状態で3回使用可能。
ライト LED(UV、赤外線ゼロ)
同梱品 PEGASI2.0本体、充電用マイクロUSBケーブル、取扱説明書
対応モデル iOS 8.0、Android 4.0以降Bluetooth SMARTに対応するAndroid 4.0以降のスマートフォン・タブレット端末
その他 鼻パッドを調節することでサイズの微調整が可能です。眼鏡やコンタクトを装着したまま使用できます(カラーコンタクトは不可)
2018年11月30日までMakuakeにて先行予約