ハルヤマシタ東京(HAL YAMASHITA 東京)の姉妹店が「最高の音楽と新和食」を標榜するHAL YAMASHITA大手町loungeだ。大手町タワーはホテル アマン東京が入るビルということもあり地下の飲食店街はかなり気合の入った内容になっていてこのレストラン街(オオテモリ/OOTEMORI)の入り口にあるのが春ヤマシタ大手町ラウンジになる。

最近始めた丼ランチで息を吹き返す
前回のローストビーフ丼の記事にも書いたように、ローストビーフ丼ブームにのっかりかなり閑散としていたランチが突如混雑してきた印象がある。和ランチの提灯が突然つき、以前はもうちょっとシックだったのに、外国人目当てなのか、ちょっと印象が変わったようだ。

ラウンジスタイルにこだわりながら寿司カウンター、ダイニング、ラウンジで構成した店内は夜はちょっと高めの設定となっている。ランチはかなり庶民的でお試しにはちょうど良い。

看板メニューのローストビーフ丼は、並盛り880円(飯240g+肉100g)、ご飯大盛り980円(飯300g+肉100g)、特盛り1,480円(飯260g+肉200g)の構成。そもそもローストビーフ丼で肉100gなんて物足りないだろうと思うけど、店がそういう方向性じゃないんだからしかたないと思っていたら200gの特盛が追加されたのだった。
他メニューは女子にやさしいご飯なしのレタス丼なんかもある。ローストビーフ丼じゃ足りないぜという場合はてんこ盛り(最大)1,780円という、ご飯大盛り260gに肉が300gの「最大」メニューもあるようだ。サラリーマン的には1,480円が限界だろう。
上質のローストビーフが乗っている!
これはいい。いいぞいいぞいいぞー。

セロリとローストビーフ、半熟卵、タレの組み合わせがよく、かなり良くできたローストビーフ丼になっている。赤身の具合もかなりいい。そしてしっとりとした切ったばかりの肉感がたまらない。安いローストビーフはへんなテカリが出て、玉虫色にへんな色になるけれど、アレがない! すばらしい!

かなり肉肉しく、ローストビーフ特有のシズル感がかなり迫ってくる。いっしょに乗っている卵の半熟具合がまた良くご飯とローストビーフにうまく絡み合い、またこれも上質感が漂う仕上がりだ。
まさに、究極に近いローストビーフ丼。だけど丼ぶり以外は水しか出てこない。店の前に並んだ列を見ると、さっと食べて出ていかなければならない感が満点になっている。どうだ、ローストビーフは100gだと大人男子には足りないし、200gだと1,480円と高額、高額のわりには店の滞在時間は20分にも満たないのではないか。コスト度外視で究極に近い満足感は得られるけど、普段使いには少々腰がひける。
HAL YAMASHITA 大手町LOUNGE
ハル ヤマシタ オオテマチラウンジ
東京都千代田区大手町1-5-5 大手町タワー B2F
03-5220-5886
