強力な除湿機・衣類乾燥機は、梅雨から夏場のムシムシ、ジメジメを解消したい人には一家に一台以上あったほうがよい強力な生活クオリティアップ製品です。Hysure X3は本製品は軽くコンパクトなので、一人暮らしの場合にも適していますし、デシカント式のため一年を通して使えること、2.5L文の水タンクを装備するなど充実の装備です。強力除湿が必要な梅雨から夏、秋口にはHysure X3は重宝します。そして、本領を発揮するのは衣類乾燥で、夏場はもちろん冬の乾燥した時期でも衣類乾燥の補助として最適な相棒になるのも忘れてはなりません。なお、製品の紹介にあたりHysureさんよりサンプルをいただいています。
デシカントとコンプレッサー方式を比較してもおすすめしたいHysure X3除湿機
この製品は実売価格が20,000円台でかつデシカント方式でコンパクトというのが売りの製品です。本体重量も5kg台と軽く、ハンドルが付いているため部屋から部屋への移動もかんたんです。そういった機能面の充実は当然ですが、なによりも見た目がきれいでスッキリしているという点がこの製品を推す理由の一つになると思います。
1日の除湿能力が10Lと高額な除湿機に比べて多少劣るもののも、2万円のコスパ重視機でかつ、コンプレッサー方式の除湿機がのきなみ10kg以上の重量級なのに対して5kg台と圧倒的に軽いため、除湿性能、使い勝手を総合的に判断し、おすすめ度はかなり高いと考えます。
除湿機のコンプレッサー方式とデシカント方式、ハイブリッド方式とは
まず除湿機は梅雨・夏に強いといわれているコンプレッサー方式と、秋・冬にも強いデシカント方式がありますが、どちらがよいのでしょうか。ぼくは断然デシカント方式を選びたいと思います。その理由は以下です。メリットデメリットをわかった上で購入するのが一番なので、デメリットもしっかり書いておきます。
コンプレッサー方式特徴:空気を冷却し発生する結露を使い、部屋の水分を取り除く方式。高温時(梅雨〜夏)の除湿能力が大きいが冬場の除湿は不向き。デシカント方式よりも消費電力が少ないが、運転音が大きい。コンプレッサー内蔵により車輪が必要なレベルに重い。
デシカント方式特徴:ゼオライトという乾燥剤に水分を吸着させることで除湿し、ヒーターより乾燥した空気を送る方式。暖かくなるので衣類乾燥に向いています。低温時の除湿能力がいいので、冬でも除湿がパワフルなのが特徴です。軽量コンパクト、音も静かです。ただしヒーターを使うのでランニングコストがコンプレッサー方式よりも高くなります。
ハイブリッド方式は最近パナソニックなどが開発しており、両方の方式をミックスしたものですが、値段はかなり高めになります。
全体コスパのよいデシカント方式が年中使えるのでよい!
おそらくこれが現時点での結論だと考えています。少し前までデシカント方式も高かったのですが、値段がかなりてごろになったことや、軽量で持ち運びがかんたんなことに加え、バスルーム、脱衣場の乾燥、衣類乾燥など実は除湿が必要なシーンは梅雨、夏に限らず冬場でもありますね。見て見ぬ振りをしていた脱衣場の乾燥には本当に効果を発揮します。
Hysure X3除湿機レビューでおすすめ度をチェック
と結論、おすすめなのですが、レビューをしっかりしていきましょう。
内容物ですが、本体、説明書しか入っておらずシンプルです。梱包も過剰ではなくこの時代ですので交換が持てます。特に説明書として気にするような部分はありません。唯一、気にすべき部分は水タンクの中に排水用ホースが入っている(収納されて納品されている)ため、これを出しておかないと、初回の排水時にホースが水に濡れて出てくることになります。
排水用ホースは長時間留守にする場合や連続運用に最適
このホースは本体右側にある、ホース用の排水穴から内部の排水バルブに接続し水タンクを使わずに常に排水し続けるような、連続乾燥を行う場合に使うものです。長期留守にする場合でも運転したい、常に乾燥し続ける環境などがある方には重宝する機能で、こういった使い方をする方にはポイント高いかも。
操作パネルは機能別に並んでおり迷いようがない
説明書は不要なレベルでシンプルに運転が可能です。
基本的に電源をオンにする、満水もしくはタイマーの時間になったら止まるので水を捨てるだけです。除湿機能は強、中、弱の3強度です。タイマーは2、4、8時間の切タイマー設定が可能です。時間になったら除湿機を自動的に動かすことで部屋をカラッとさせた状態で帰宅するというようなことも可能になります。
強力な除湿で衣類の生乾きを抑え乾燥させる
除湿は自動調節と50%と60%で設定できます。自動調整は連続運転になります。指定湿度の場合は、指定湿度になったら停止、湿度が高くなった場合には除湿運転が再開します。
衣類乾燥には衣類乾燥ボタンを押しておきましょう。これも何が衣類乾燥に適しているのかは、ぼくらにはわかりませんが、どうやら強風除湿により除湿スピードがアップされ、湿度を急激に下げられる機能があるようです。急速・強力除湿によって衣類除湿乾燥機として部屋干しの洗濯物などに使えます。衣類のイヤな生乾きのニオイを防ぐのには最適ですね。
持ち運びは先にも上げましたが、5kg台で取っ手がついているので比較的ラクに持ち運びができます。
コンプレッサー方式、ハイブリッド方式の除湿機の重量は2Lタンクでも10kg〜、大型のもので20kgもあり、キャスターがついているわけですが、それでも重量級であることは変わらずとにかく移動が大変です。ですので、夏に使う冬に使う、納戸から出したり入れたり、部屋の移動がいちいち面倒なのはさけたいので、これは絶対的に軽いほうがいいのです。
水タンクは2.5Lで、1日の除湿能力は最大10L。説明では約6.2時間連続運転しても水捨てが不要となっていますので、おおよそ1時間に400mlくらいの乾燥ができる計算です。除湿、衣類乾燥機能を使うと自然乾燥のと比べ、衣類乾燥時間が約4分の1になるようです。
実際に衣類乾燥をしてみるとかなり早く乾燥できることがわかりました。衣類乾燥はかなりはやく乾くので生乾きやニオイの発生がなく乾燥できます。コンプレッサー方式と比べるとデシカント方式はヒーターを使うので部屋が暖まりやすいので夏場は多少熱くなるのは我慢でしょうか。
また風呂場の脱衣場での利用では、お風呂に入ったあとの強烈な湿気も2時間ほどでカラッとしてきます。湿気が多い場所、衣類の乾燥にオールシーズン利用できるデシカント方式のHysure X3は、低価格高性能でコスパが高く、かなりおすすめできます。
Hysure X3除湿機・衣類乾燥機 詳細情報
梅雨のジメジメ、夏のむし暑さ、冬の結露、実は除湿機の活躍シーズンはオールシーズです。カビ・湿気・結露対策など、生活を快適にするおすすめのアイテムとしてぜひ除湿、衣類乾燥にお使いください。
定格除湿能力:最大約10L/日
衣類乾燥時間2kg:約80分
排水タンク容量:約2.5L
外形寸法:L300×W200×H455mm 重量:5.75kg
電源コード:約1.7M
騒音レベル:≤45dB(運転時間や運転モードによって異なる場合があります。)
除湿可能面積の目安:木造住宅は24畳(39㎡)、コンクリート住宅は48畳(80㎡)