Eufy RoboVac11はAnker/アンカーの手がける家電ブランドEufyのロボット掃除機です。ロボット掃除機というと10万円近かった時代はもう終わり、最近はかなり低価格2万円台になってきているんです。ロボット掃除機のパイオニア、ルンバは891とか900シリーズとか型番も上がってきましたが、わが家のロボット掃除機利用歴は案外長く2010年のiRobot Roomba/ルンバ 577からでした。ルンバ故障によりついにルンバ以外のロボット掃除機に乗り換えることにしました。果たしてルンバと比べて使えるのでしょうか。動画レビューは改めて掲載する予定です。
本記事はAnkerさまより、Eufy RoboVac11の実機を提供していただきレビューしています。
静音、1300Paの強力吸引の前モデルRoboVac11sもでています!
RoboVac11は1万円台の低価格と基本機能網羅 Eufy(ユーフィ)
実はAmazonのタイムセールなどでは1万円台で買える時がある。超低価格ロボット掃除機が、モバイルバッテリーのAnker/アンカーがリリースする家電ブランドEufy(ユーフィ)からリリース。モバイルバッテリブランドからの家電ブランド展開で、得意のバッテリー技術は活かされており、Eufy RoboVac11で2600mAh 1.5時間稼働、上位機種のEufy RoboVac 20で6700mAh 3時間稼働を実現します。
パッケージはカラーではなく簡素ですが、もうこの辺はお金をかける必要がないのは消費者の方がわかっていると思います。化粧箱よりも中身が大事。到着しときにしか見ないただの箱です。いいんです。二色刷りで充分です。そんなことよりもいい製品を安く消費者に届けるほうが、この時代には必要でしょう。
梱包物は、Anker RoboVac11本体、リモコン(単4型乾電池は別売)、充電ステーション、ACアダプタ、清掃ツール、HEPA式フィルター、サイドブラシ(x4)、取扱説明書です。保証は18ヶ月保証、カスタマーサポートつきとなっています。
本体はメインのブラシの他に、ルンバにも当然ついているサイドブラシですが、1つではなく2つのサイドブラシを装備し、ツインサイドブラシ仕様となっています。RoboVacが通過する両側からメインブラシ部へゴミを取り込む方式です。
ルンバで装備されるような、最新機能「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」とか「AeroForceクリーニングシステム+カーペットブースト」など難しい機能はありませんが、通常必要となりそうな掃除機能は備えています。ダストボックス容量は0.6Lと前モデルから30%大きくなり集塵量も期待できます。
ちなみに、主電源が本体上部の電源ボタンの他についていますので、こちらをオンにしないと電源は入りませんのでご注意を。
Eufy RoboVac11のサイズ感 ルンバとほぼ同じ大きさ
ルンバと同じです。ほぼ同じと考えていいと思います。これだけサイズ感や高さが同じだと、ブランド力のほかは機能で差別化していくしかないわけですが、Eufyはどこまでルンバに迫っていけるでしょうか。
上部は、傷が付きにくい強化ガラスカバーを採用しているということで、結構きれいです。側面のプラスチック部分は写真でもわかるように、若干紫色がかって見えることがあります。
ひっくり返すとほぼ構成は同じだとわかると思います。ルンバ577の時代から7年経っていますが、最新モデルでも基本構成は同じですから当時からロボット掃除機としての完成度がルンバが高かったということです。Eufy RoboVac11はツインブラシ、メインブラシはひとつでルンバ側の2つのメインブラシの機能を補います。タイヤはルンバのほうが大きいですね。※ルンバが汚くてすみません。
Eufy RoboVac かなり静かな稼働音 テレビの音も聞ける
まず稼働して感じるのは、清掃時の稼働音が静かだということです。人により感じ方は異なると思いますが、昔のルンバと比べると明らかに静かになったなと感じるレベル。当然音はしますが、掃除機をかけられるよりはよっぽど静かです。テレビの音も聞こえますよ。会話にも問題ありません。
メインの回転ブラシは、ブラシとヘラの両方を備えており、吸引とブラシによるかき取りで集塵します。ダストボックスは大きめ0.6Lで、HEPA式フィルターというものがついており、ダニやカビや小さなアレルギー物質を取り除きつつ、排気をきれいに保つようです。
ゴミを撮った写真も後半に載せてありますが、結構な量が取れましたよ。
RoboVac11を実際に稼働してみたらかなり気に入った
高さ78mmの車高?のRoboVac11は、基本的にオートモードで掃除をしていきます。バッテリーは1.5時間フルに使って掃除するもよう。充電池がなくなると青のパワーボタンが赤に変わり、充電ステーションを探して戻ってくるようになっています。
この手のロボット掃除機がなにがいいかというと、狭いところにも入っていけることですね。わが家の場合はイスの下やベッドの下です。ソファーが床から上がっていればその間にも入っていけますね。普通の掃除機だとそれぞれどけてやらないと、掃除できないのですが、狭い隙間にも入っていけるのが便利なところです。
リモコンはデザインは普通。エアコンのリモコンのような感覚のもので、タイマー設定とマニュアル清掃、マニュアル操作ができる機能がついています。
掃除予約機能は1日につき1回の設定が可能。予約は使用する日毎に設定が必要なので、朝セットするなど、必要に応じてセットしましょう。
基本的には「AUTO」モードで自動清掃で問題ないです。「AUTO」モードは「スポットモード」「ジグザグモード」「エッジモード」を自動で組み合わせて清掃するモードで、円を描きながらスポット掃除をしたと思えば、壁沿いをエッジモードで掃除していたり、しっかりとはたらいてくれています。
狭い袋小路のようなところに入ってしまうと、ごくたまに抜け出すのに時間がかかるようなので、そのときはリモコンの矢印で操作してマニュアルで抜け出せるようにしてあげるといいと思います。基本的には自動ですべておまかせです。
RoboVac11は階段からは落ちない 絨毯清掃 注意点など
床面にある段差などはRoboVacが判断して落下することはありませんし、すこしの程度の段差は乗り越えられます。薄手のカーペットや部屋の敷居をまたいで掃除ができるということです。障害物が目の前にあると2,3cm手前でぶつからずに回避することも可能です。たまにぶつかりますが、側面センサー周辺はバンパーになっており、本体が家具などに当たってしまっても衝撃を抑えることが可能。ソフトにぶつかるので障害物側、RoboVac側にもダメージは少ないです。
エッジモードで棚や壁の側面を通過する際には本体からブラシが出っ張っている範囲しか掃除できないので、下が開いているような建具の下は掃除できません。これは致し方ないです。
じゅうたんの上も問題なく、すいすい掃除が可能です。毛足が長い絨毯では絡む可能性があるので使用しないほうがいいですね。通常のじゅうたん、カーペットは問題ありません。
RoboVac11の集塵能力に満足 こんなゴミあったの?
これはだいぶゴミがとれましたよ。ちょっと汚い、、、。
2、3日掃除をしたところこのくらいのゴミが取れています。基本的に掃除機はかけずに、ロボット掃除機だけで十分綺麗になると思いますが、大きめのゴミは事前に掃除機で仮掃除しておくとよりきれいになります。
掃除機だと飛んでしまうような細かなゴミが集塵されるのが、ロボット掃除機の魅力ですね。
こんなにゴミあったっけ?って思うほどとれます。小さな塵のようなものをたくさん集めるので、掃除機との併用が効果が高いと思います。
掃除の基本として、大きなものはほうきや掃除機で事前に掃除しておく方がより良いでしょう。
今回レビューしたEufy RoboVac11 製品仕様
製品サイズ:約 330x326x78mm
ダスト容器の容量:0.6L 掃除時間:最大100分
同梱物:専用リモコン(単4型乾電池必須 ※別売り)、充電ステーション、ACアダプタ、清掃ツール、HEPA式フィルター、サイドブラシ(x 4)、取扱説明書、18か月保証、カスタマーサポート
上位機種のEufy RovoVac20も出ていましたが、現在は販売しておりません。ソニックウォールと呼ばれる付属品で進入禁止エリアなどをつくったり、バッテリー容量が多いこといよる連続稼働時間が3時間長であったりといろいろ上位機種ならではの機能がありますが、価格を考えるとエントリー機のEufy RoboVac11は必要十分の機能を備え実用的です。
まずはロボット掃除機を使いはじめてみたい人にもいいですし、価格的にルンバは高いと思っている人には1/3の価格ですし、ぼくみたいなアイロボットのルンバを使っていたんだけど、電池が劣化した、あるいは電池交換したけどそろそろ寿命だと感じている方とかにも、かなりロボット掃除機としておすすめできる製品です。
さらにRoboVac11にみがきのかかった、静音、1300Paの強力吸引の前モデルRoboVac11sも出ていますよ! Ankerという名の安心材料があるのもポイントですね。