まったく存在感のなくなっていたiPod。iPod touch 第6世代が2015年7月16日にアップデートされて1年が過ぎ、2016年9月10日に価格改定が行われ、最大20%値下げとなりました。前回もそうでしたが、まったくノーマーク。A8プロセッサー搭載でiPhone6並となりますので、WiFi運用端末としては優秀な方だと思いますが影が薄すぎる存在となっています。
最大10,000円引きながらひっそりと価格改定
5世代目がiPhone5と同時期のアップデートでしたから、2015年の第6世代へモデルチェンジは3年刻みとなってしまっています。当初は1年刻みだったものが2年になり、いまは3年に。モデルチェンジサイクルが圧倒的に他の製品より遅れており「iPod」というものの存在が薄れてきています。
iPod touch 16GB 16%引
24,800円 → 20,800円
iPod touch 32GB 13%引
29,800円 → 25,800円(差分16GB 5,000円)
iPod touch 64GB 16%引
36,800円 → 30,800円(差分32GB 5,000円)
iPod touch 128GB 20%引
48,800円 → 38,800円(差分64GB 8,000円)
改定価格はマイナス4,000円、6,000円、10,000円引きで、結構お得になったものの新しいものではないため盛り上がりに欠けてますね。確かに安くはなったのですが、64GBで3万円です。
1年前の6世代 iPod touch改定のポイントは、CPU、メモリが大幅にアップグレード、Apple A5 800MHzからApple A8の1.12GHz、メモリーは512MBから1GBに倍増でしたが、もはやA8プロセッサは過去のものでそれほどのインパクトもありません。
サイトの価格は放置というお粗末さも
2016年9月15日現在、Apple Storeの価格は当然変更となっていますが、仕様に記載されている価格は前回のままです。ここら辺を見てしまうともはやAppleのやる気のなさを感じざるをえません。

↑旧価格のママというお粗末さ
重さが88gとiPhone SEの2/3に迫る軽さ。軽さは正義な一方で、今やiPhone6、iPhone7の4.7〜5インチディスプレイが普通サイズということを考えると、手の小さい人やiPhone 5の今までのサイズ感のほうがよかったよーという人くらいしか振り向かないのかな。子ども用としては高いですし。
AppleスペシャルイベントのSiaのライブに釘付け
そんなiPod、iPhoneの3GSくらいまでは「ミュージック」ではなく「iPod」でした。私が初めてiPodを買ったのは、2001年10月の初代iPod発売日。いまはクリックホイールすらないけれど、ソニーのジョグダイヤル的な使い勝手が平面で実現されていて感動したのと、5GBの持ち運べるハードディスクとしても重宝していたのを思い出しました。
モデルサイクルとAppleのサイト価格放置に、もうiPodという名称もデバイスも過去のものだと感じます。15年間、おつかれさまです。よくがんばった。
iPodの価格改定情報なんて、AppleのSpecial Eventのなかで告知してたかな?と改めて見直してみたんですが、どうも価格改定なんて言ってなかったもよう。言ってたの?
そんなことより最後のSia(シーア)× Maddie Ziegler(マディ・ジーグラー)のライブがよかったですね。

↑イベントの最後、1時間51分あたりから登場です。
↑Sia – The Greatest 新曲
↑Sia – Chandelier (Official Video) 2億回ですごいといっていたところから、すでにYouTube 13億回!再生ですね。
Siaのきゃりーぱみゅぱみゅ的な頭の上のデカいリボンにびっくりしつつ、天才少女ダンサー、マディ・ジーグラー 現在13歳のライブパフォーマンスもすごくよかった。まだ観ていない方はぜひ。
新しい才能の登場に時代の流れを感じるとともに、iPodのひっそりとした終焉感もあわせて感じました。もう初代から15年経っていたとは。